キャリア相談の仕事はボランティアでも得にくい理由!?

キャリア相談の仕事はボランティアでもない理由?

まず、コンサルタント自身、ボランティアでもキャリア相談が来ないこんな3つの問いに答えてみる必要がありそうです。

(1)そもそものキャリア相談のメリットは何?

(2)自分自身が有料でキャリア相談を受けましたか?

(3)どんな専門家なら1万円払って、相談を受けたいですか?


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理由❶そもそも目に見えにくいサービス

こんにちわ。世界の多様な働き方を研究・実践しているYACCOです('ω')

キャリアコンサルタントという仕事があります。キャリア相談をする専門化です。('ω')

しかし実態のところ、個人で募集をしても

「キャリア相談の仕事が来すぎて、困っちゃうんです。。」('ω')

という人はほとんど聞きません(公共機関、民間のマッチングが目的のエージェントなどを除きます)。うーん、残念!

仕事柄、色々な方とお話ししますが、やはり「キャリア相談のサービス」はなかなか需要が上がりません。欧米では、もう少し需要のあるキャリアコンサルティングがなぜ、日本では馴染まないのか?

色々と、お聞きした知見をまとめたいと思います。

まず、キャリアや教育という領域は、そもそも目に見えにくいサービスです。対局にあるのが、「集客」「セールス」「コスト低減」という定量的な領域ですね。ここは、さすがにお金払ってでも、頼みたいところというのが、個人や企業の想いでしょう。

しかし「キャリア」というぼやっとしたものに、お金を使うのは、よほど余裕があるか、熱い思いを持った経営者に限定されます。熱い経営者に、採用されるとしても、キャリア技法などよくわからないので、ベテランよりも、若くてエネルギッシュな若手を採用するかもしれません。

個人に至っても、ハローワークや、公共機関で「無料」で話を聴いてもらえるので、お金を払ってまで。。とはいかないのが現状でしょう。

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理由❷キャリア=個人で考えるものではないという文化

元々、日本は大企業で終身雇用の文化で生きてきています。キャリア=会社にお任せという構図の中、個人が「お金払ってまで、なぜ外部の人と話す?」というメンタリティになりがちです。残念ながら。

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理由❸キャリア相談=仕事相談?

キャリア相談=仕事探しという思いこみがあり、仕事探しなら、直接エージェントに仕事を出してもらう方が手っ取り早いということで、特に、メリットを感じにくい、Plainなキャリア相談には来ないということになります。

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理由❹自律的な人=キャリア相談不要?

キャリアの専門家である方は、おそらくキャリア自律的なキャリアアンカーをお持ちだと思います。

ところで、ご自身はキャリア相談を個人的に誰かに受けましたでしょうか?おそらくご自身受けられてない方も多いのでは?

「自律的な人」=キャリア相談は不要と思っている のです。

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欧米では、自律的でも、自分を客観的に見つめたいという方も多く、キャリア相談はもう少し、頻繁に行われています。

さて、ではどうするか?

とはいうものの、キャリア相談を多少なり、サービスとして展開するにはどうするのか?色々、お聞きした知見をまとめますと

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❶法人に一括導入

これは、一個人の話ではありません。資金面で余裕のある大手の法人に、一括して、システマチックに導入する。千人単位の法人なら、ここに需要が生まれます。法人なら、目に見えにくいサービスもある程度、長期的な視野で余裕をもって、受け入れてくれます。このサービスを展開する団体に登録する方法はあるでしょう。

しかし、まだまだ法人側も、予算を引き締めてますし、登録しても仕事が自分に来るかどうかは未知数です。

❷目に見えるサービス、戦略サービスにする

要は目に見えるサービスにしてしまうのです。

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「キャリア相談」というふわっとした見せ方から、転職を成功させるツールを作成したり、副業のプラットフォームを支援したり、実際に目に見える成果を支援するという方法です。

ん?キャリア相談ではないのでは? ('_')

という指摘はその通りですが。ただ、このサービスをきっかけとし、キャリア相談がのちの成立することが多いようです。

純粋なキャリア相談(感情アプローチ)などをされたい方は、このような戦略的アプローチは好まないかもしれません。

❸社会団体で無料相談に応じる

無料相談が苦でなく、余裕がある方は、無料相談なら、おそらく案件があるでしょう。それも、個人ではなく、社会団体でボランティアで働くなら、おそらく相応の規模のコンサルティングをうけられると思います。

社会貢献意欲の高い方は、そういう方法もあるでしょう。

何はともあれ、キャリア相談の需要が増えることを祈るばかりです。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

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