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組織、職を変えるだけでは何も変わらない!~就「職」ではなく、就「キャリア」という時代~

キャリアの違和感を感じると、「組織」「職」を変えようとすることを考えるかもしれません。いわゆる「転職」です。

しかし、昨今転職をしたことがある方は感じるかもしれません。特に似たような職種への転職であればあるほど、転職してもさほど、満足度が劇的に向上するわけではないです。

私自身、キャリアコンサルタントとして、数百名以上の方とお話してきましたし、私自身も4回の転職を繰り返す中で実感していることです。

なぜなのか?

それは

キャリアを変えているわけではないからです。

職を変えただけだからです。


なぜ職を変えても、キャリアの充実感は得られないのか?

キャリアは多様化しています。

しかし、多くの方は安全面を優先し、同じようなカテゴリーのキャリアを選択しがちです。例えば、メーカーの営業課長から、商社の営業課長など。即戦力を重視する転職市場では、そのような方法の方が移動しやすいのもあるでしょう。

しかし、例えば、この方のキャリア象限でいうと、移動していないと捉えることができます。

企業勤めでなくても、たとえば、専門的職能の方で、社労士の方が弁護士に職種変更してもさほど、その方のキャリアの景色は変わりません。

専門的職能をもって、何か影響を与える、目的を達成するという価値観は変わらなく、労働法が全体の法律に変わっただけだからです。

キャリアの選択肢とは(キャリアキューブ125)

多様化時代のキャリア選択肢(キャリアCube125©Lead Career)についてご説明します。横軸は、キャリアテーマ(働く意味)、縦軸は、ステータス(働く立場)、奥行でロケーション(働く場所)を取ります。

例えば、企業の営業課長というステータスは、おそらくキャリアテーマ的には管理的職能であり、本業1本であり、国内での勤務という観点では、全く象限が移動してません。

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よって、転職はしたけども、キャリア的には多様化していない、さほど変わっていないとも捉えられると思います。

会社が変われど、取り巻く人間関係、課題、環境がそこまで変わることはありません。

もし違和感を感じて、キャリアを変えているつもりでも、さほど変わらないという結果になっていまうのです。

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125通りのキャリアの象限を移動するという事

今までの職業キャリアに違和感を感じ、何かを変えたい、キャリアを変えたいというのは、他の象限に異動してみる、あるいは、移動しなくても、並行してトライしてみることが挙げられます。

例えば、より奉仕的なテーマが自分のテーマかもしれません。その場合は、奉仕的な活動を「取り巻く社会」の中で実現できると満足感が増すかもしれませんね。


Leadキャリアでは、125通りのキャリアから自身のキャリアを見つける活動「就キャリア」を応援しております。













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