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キャリアコンサルタント実技試験オールAで合格できるのか?採点基準は?

2022年8月現在、合格率が6割を下回るとされる国家資格キャリアコンサルタント試験実技試験ー。採点基準は、ざっくりとしたものしか存在しませんが、オールAで受かる方はいるのか?実情、対策は?

まず、キャリアコンサルタント実技試験の合格基準を確認しましょう。試験には、2団体あり、どちらから受験してもOKとなっています。

<引用:試験団体:CC協議会>

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<引用:試験団体:JCDA>

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上記見てわかる通り、ロールプレイで求められていることは同じ。かつ、試験の評価区分に違いがありますが、本質的なところはさほど変わりません。

まず、両団体ともオールA取得のスキルはさほど変わらないとみていいでしょう。

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オールAの実情

次にオールAの実情です。私個人的には、2022年から過去3年間9回分の試験の受験生を見ていますと、

合格者の半数以上がオールAとみられます(あくまで個人的な統計です)

つまり、「B」があると落ちる危険な要素であり、オールBで受かる方は見たことがありません。つまり、オールAはさほど珍しい現象ではなく、面接官が認めた基準が大体超えていればオールAになるという理解でもいいでしょう。

よって、オールAを目指すのは、さほど難関ではなく、逆に全ての採点項目でAを目指すぐらいでないといけないのでしょう。

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オールAを取る対策は?

態度・傾聴

「態度」で間違えやすいのは、面接官の前で、ぶっきらぼうな態度を取るとか、不適切な態度を取ることだと思っていることです。

面接官は、そこを見ているのではなく、CLに向かい合う態度を見ていると考えられます。カウンセリングの中核3条件でも言われている「純粋性・自己一致」の意識も必要です。決して、専門家として気取らず、上から目線にならず、素直にCLに向き合うということです。

傾聴は、JCDAの項目ですが、上記の態度を持ちながら、しっかり真摯にCLの話を聴こうとしていたかが評価されそうです。当然ですが、自分が聞きたい質問などを連発するのは避けましょう。

展開(具体的展開)

この試験は、関係構築ファーストである点は、変わりません。しかし、受験者の関係構築のスキルも日々上がっており、関係構築ができただけでは、受かりにくくなっていると考えます。具体的展開とは、CLに少しでも「気づき」「内省」が促せたかというポイントです。無理する必要はありません。しかし、ずっと聴き手に回るのではなく、少し掘り下げたり、具体化したりして、CLの想いや背景を具体化、言語化するスキルは必要でしょう。

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自己評価

CC協議会の項目になりますが、口頭試問で聞かれる出来た点、出来なかった点が評価項目になるでしょう。

Aを取得するには、単に「私は関係構築できました。CLがいっぱい話してくれましたから」だけでは、ちょっと厳しいでしょう。なぜ、関係構築が出来たのか?貴方はどういった意図を持ったやり取りをしたのか?共感・受容はどのようにしてできたのか?結果CLの反応はどうだったのか?そこまでしっかり、詳細述べられることが必須でしょう。

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主訴・問題の把握

主訴とは、「CLが訴えている問題」です。これとCC視点の問題はしっかり区別しなくてはなりません。

Aを目指すなら、単に「自己理解不足」です。だけでは厳しいでしょう。なぜ、自己理解不足なのか?CLの口から出た言葉から、類推できる仮説なのか?自己理解と言っても、価値観のこだわりか、能力の把握か、興味か?こういった深い洞察力も必要となるでしょう。

また、主訴と問題の区別もしっかりつけなければなりません。問題(CC視点)は、あくまで、CLの口から出た言葉に結び付けるものです。話にも出ていないことを勝手にCC視点の問題にしてはなりません。

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