なぜ、今1オン1力(EQ力)が必要なのか?IQではなくEQを高める方法。
企業では、1オン1(1対1の定期ミーティング)を行うことが多くなってきました。なぜでしょうか?
これは、マスで管理する管理型では、人はモチベーションがわかず、一人一人のポテンシャルとやる気を引き出すことが重要だと認識され始めたからでしょう。一般に1オン1が根付いている企業は、活気があるともいわれています。
今1オン1を行う企業が増えています。これに伴い、1オン1をするリーダーのスキルも重視されていますが、まだそれに追いついていないかもしれません。
また、1オン1は「IQではなく、EQ力が必要」となります。IQは「知能の指数」ですが、EQは「心の指数」とされています。1オン1を成功に導くには、このEQ力が必要になるのです。EQ力が高いのか?
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EQが高い人の特徴と方法
1.自己理解力がある(メタ認知)
メタ認知力があり、自己理解がしっかりできています。自分自身の価値観、強み、興味領域が明確であり、客観的な見方と一致しています。
2.対人能力がある
相手の感情、考えを理解する能力に長けています。感情的に接するのではなく、相手の感情を理解し、その背景を突き止めることで、冷静に、合理的な対応が可能なのです。よって、対人関係が良好な方が多いです。
3.バランス感覚がある
極端な思考が少なく、軸がぶれません。相手の見方、自分の見方をしっかり区別でき、冷静にバランス感を持って対応できます。
1オン1で活かせるEQ力
1オン1では、このEQ力を生かすことが可能です。
例えば、
1)自己理解力を生かす
しっかり自己理解をすることで、軸を持った1オン1を行うことができます。1オン1では、ふらふらと自分の考え方や価値観が変わるのは好ましくありません。しっかり「自分の軸を持っている人」。こういう方との1オン1は、部下の方も頼りがいをもって接することができるでしょう。
2)相手の感情を察知する能力
このスキルに長けているため、部下のちょっとした変化を見逃しません。「今日は、ちょっと疲れちゃった感じかな?」など、共感的理解力、受容的態度でしっかり対応することができるのです。これは、部下との対人関係を良好に持って行くことが可能です。
3)バランス感覚
に優れているため、極端な思考や、発想をしません。安定しているので、「むちゃぶり」「一方的な発言」などはほぼないのが、EQが高い人の特徴です。
EQを高める方法とは
「EQってどうすれば高まるの?」と思うでしょう。
EQはトレーニングによって、高めることが可能です。EQは主に以下のトレーニングをすることが有効です。
1)共感的理解力
相手の気持ちを察して(なるべく正確に)、言葉で返す訓練です。例えば、「今焦っていますか?」「先行きが見えず、不安ですか?」など。もちろん、相手は違う人間なので、100%当たるわけはありません。しかし、表情や、仕草、会話の内容から推察することは可能です。
当たっていればいいですが、外すこともあります。これは、何度も繰り替えれば精度が上がっていくのです。
2)受容力
相手の考え方を否定せず、励まし、承認していくトレーニングです。受容するとは、相手のあるがままを受け入れていくスキルです。誰しも自分の価値観はありますが、その価値観に基づいて、否定的な態度や助言をするのではなく、「相手はそう思う」という事実をしっかり前向きに受け止めることです。
「しっかり働いてきたんですね」「頑張ってきたんですね」こういった言葉を普段かけているでしょうか?
3)内省する力
1オン1では、自身の癖や、考え方、価値観に縛られていて、思うように共感的理解や受容が出来ないかもしれません。しかし、その会話を録音して、聞き直したり、相手からのフィードバックを得ることで、そのスキルを内省し、修正していく態度、心構えが必要です。
EQ力を強化することで、貴方の1オン1スキルは、格段に進歩するかもしれません。これにより、メンバーが、前向きになる、自分から主体的に課題に取り組むことが出来れば、大きな貢献でしょう。
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