「働く」も「遊ぶ」も心理欲求的には同じ。ラーケーションを始めよう。
★この記事の執筆者:りお('▽')|国家資格キャリアコンサルタント|海外にてラーケーション型プログラムを体験し、その面白さから2020年よりラーケーションについてマガジン執筆創始|ラーケーション・ラボ(Since2020)にて、イベント開催中|Wikipediaで参照先1位 ラーケーション - Wik
日本ではよく「働く」と「遊ぶ」(「勉強する」)は対局なことで語られませんか?
「働く」と「遊ぶ」は反対の意味なのか?
「働かないで、遊んでばかりいる」
「勉強しないで、遊んでばかりいる」
「遊ばないで、仕事ばかりして、真面目な人だ」などなど。
これで、全く反対の意味なんでしょうか・・
心理欲求から解説してみると
人間の行動には大体理由があります。(無意識の領域や意識の領域がありますが、ある程度意識できる領域で言いますと)米国の心理学者、マズロー氏の欲求5段階説が有名ですね。人間の欲求は下位から順番に
生理的欲求
安全欲求
所属欲求(社会欲求)
承認欲求
自己実現欲求
になるとのことですが、最近では6つ目の欲求「自己超越=貢献」の欲求も加えられることもあります。
[ご参考引用]
人間、この5段階+1 の欲求のどこかを満たすためにほぼ行動をしているわけです。
それで、日本でいう「遊ぶ」というのはどれでしょう?
実は非常に多彩ですが、
「友人と飲み会に行く」=社会的や承認欲求かもしれません。
「一人でゲームをする」=ゲーム内での仮想の自分が自己実現欲求を目指しているかもしれません。
「スポーツをする」=リアルな世界で自己実現を目指しているかもしれません。仲間を集めてのスポーツ大会なら、「所属」「承認」の欲求かもしれません。
こういった形で、空いた欲求部分を、自分らしく、埋めていくのが「遊び」ともいえるでしょう。
なら仕事はどの、欲求?
仕事であっても、人間社会で人間として生きていくには、先ほどの欲求5段階+1を埋めるという行為は同じなんです('ω')
例えば、会議を定期的にするのは、情報共有の目的もあるかもしれませんが、お互いに所属欲求を満たしているかもしれません。
特に、「リモート勤務が嫌で、オフィスで仲間に会いたい」!って人は承認欲求が欠乏がちな方では。
そこで、業績を褒めるというのは、相手の承認欲求、そして褒めた側の貢献欲求を満たしているでしょう。
そして、何らかの業務目標があってそれを達成したいと思うのは自己実現欲求ですね!
こういってみると、「仕事」も「遊び」も、自由度が違うだけで、根本は同じということが言えるのではないでしょうか?
よく「仕事」に我を忘れて集中していても、別につらいわけではなく、自分としては「遊び」と同じなわけです(自己実現欲求という意味では同じ)
Note書いてて辛くない人たち
このNoteを書いていらっしゃる個人でビジネスをされている方も、別につらくてやっているわけでなく、「遊び」のような感覚も少なからずあるのでは?
知人から、土日も仕事して大変ですね。。と言われますが、別に私的に大変ではなく、何時間やっていても苦ではありません。自由故に、「遊び」と大して変わらないからです。
ポケモンゴーやっている時間と、大して、心理的な満たされ方は同じです。('ω')
唯一の違いは「自由か」だけ。
こういう角度で見ると「遊び」と「仕事」の違いは、自由か、そうじゃないかだけです。
会社員は、目指す方向、指示される仕事、時にはやり方まで基本は、指示されます。そして、ミスしたら、怒られるというリスクも時にあります。
ですから、これはいくら頑張っても「自己実現」欲求を満たす行動にはなりにくいのです。
どちらかというと、ミスして怒られないように「安全欲求」を満たす行動に出るでしょう。
だから、仕事に我を忘れて取り組む方は少ないのでは。
よって、「仕事」をもっと自由にしたら、我を忘れて取り組む人も出始める可能性はありますよね。
それが、最近研究でもわかってきたため、「副業」解禁や「15%ルール」など、自分の裁量でできる部分を企業が慌てて、取り組み始めているのでしょうか。(まだ、少数派ですが)
いずれにせよ、日本の労働生産性は、先進国最下位です。
仕事を「遊び」にするともっと良いのではないでしょうか。最近話題の「ラーケーション」!も楽しいかもしれません。