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人事におけるDX活用の良い3事例、育成方法とは?

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略称です。

総務省によれば、デジタルトランスフォーメーションは”ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること”としています。

参考引用:総務省 令和元年版「情報通信白書」

デジタル化でビジネスのイノベーションを起こそうというものです。2022年現在、DXブームとなっています。人事部門においても、DX活用を取り入れ、良い事例を探っている最中ではないでしょうか?DX教育の好事例はあるのでしょうか?悪い事例とともに比較してみましょう。

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人事のDX教育の良い事例

事例1:従業員管理をシステム化し、見える化するのと同時に、保有の能力、資格、異動歴などから個別のキャリアを支援する

事例2:パルスサーベイを実施し、瞬間風速的な組織診断、個人診断を行い、即時の個別対応が打てるようにする

事例3:AIを活用し、市場の有望タレントを自社に誘導できる仕組みを整える(採用ブランディング)を行う

例えば、A社では、従業員管理をシステム化し、AIを活用することで、従業員の特性を科学的に分析しています。個別の情報をしっかり把握し、従業員にここに適したキャリアプランを一緒に話す機会を作っています。

B社では、自社が求める人材を、人財エージェントに頼るのではなく、自社で、世界の市場から抽出する仕組みを整えています。ヒットする人材を自社からSNSなどを通じて、直接アプローチするPull型システムです。こういったSNSマッチング、リファーラルのような仕組みをAIも活用して整えています。

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人事のDX活用の悪い事例

事例1:単に会議をZoomにする、紙ベースを電子承認にするだけでDXだと満足する

事例2:システム化された従業員サーベイは行うが、報告だけで活用されない

事例3:採用システムは導入して効率化はしたが、人選は、シニアな役職者の人の目で行われている

例えば、A社では、会議をZoomに切り替え、対面の会議を減らした!とDX成功事例を訴求しています。しかし、これは、本質的なDXではありません。単なるシステム利用でしょう。これにより、何か付加価値がうまれたかというと移動時間の削減ぐらいではないでしょうか。

B社では、採用効率化のために、システムを導入して、作業は多少なり効率化したことをDXと掲げています。しかし、これも本質的なDXとは違うのではないでしょうか?システム化することで、

・より良い人が採用できる、識別できる

・世界規模で人選ができる

などが達成されれればDXかもしれません。

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そもそもDXとは何か?

そもそもDXは「手段」であり「目的」ではない点を理解する必要があるでしょう。多くの企業では、単なるシステム化=DXと勘違いされています。

システム化して効率すればDXではありません。ただ、DXは広義であり、そういった捉え方も間違ってはいませんが、少なくともグローバル企業が取り組むDXとは

・単なるアナログ作業のデジタル化ではない

・付加価値(イノベーション)がないと意味がない

ことになります。

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改めてDXの定義を振り返り、良い事例を取り入れていくことが必要でしょう。

DX人材を育成する3つのコツ

コツ1:IT学習ではなく、目的学習

良く勘違いされるのは、まずはITの学習を促してしまう事です。とりあえず「ITパスポート」を取りましょう!と社員に促しても、「目的」が何かをはっきりさせないといけません。

また、ITパスポートも基礎知識習得には有効です!!浅く広く学んでもリスキリングであれば、ほとんど、お勉強で終わってしまいます。

◆まずは、ITパスポートからという方は👇


例えば、WEB領域、深層学習領域、仮想通貨 テーマを絞って、目的に沿って学習させることが大事です。そのために、一人一人の話をしっかり聴き、個々の意向で学習を促すのがコツです。

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コツ2:プログラミングではなく、概念

DXだ!プログラミングだ!といっても、ちょっと待ってください!

必ずしもプログラミング=DXではありません。あくまで、今あるビジネス課題を解決したり、更なるイノベーションを促すのに、DXで何ができるか=それに近い、概念のIT領域の概念をざっくり学べばいいのです。

企業であれば、プログラミングなどは、外注すればいいわけであって、一から学ぶのは(好きなら別ですが)あまり意味はありません。

コツ3:先端事例を研究する

DXを活用した先端事例を研究することは有効です。

それも、可能なら、日本国内の企業ではない、グローバル規模で検索すべきでしょう(日本はDX後進国と言われていますので、参考事例は少ないでしょう)。もっとも、好事例ほどネット検索では出てきませんので、専門のコンサルタントに多少のお金を払ってノウハウをもらうのも手でしょう。

DX=ITのお勉強ではない

そろそろ本質を求めてDXを学んでいきましょう!

突然ですが・・・!

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