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国家試験キャリコン実技ロープレ試験直でも点数をあげる16の心構えとスキル【まとめ】

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キャリコン受験者の講師も3年間努めており(実技講師としては、のべ200名を超える方々とセッション済み)、主に「キャリア理論・カウンセリング理論から導く実技ロープレスキルの向上」を強みとしております。

こちらは、短期間でも実技試験の心構え・スキルが向上できるものをまとめたものです。直前期のお役に立てれば幸いです。

(両試験団体に、共通する内容で、8523文字となります)

【1】何のために15分のロープレをするのか?~全体の流れと自身の振り返り

ここで、基本的なことに立ち返りますが、何のために15分のカウンセリングをするのでしょうか?

話を聴くため?

クライアントを勇気づけるため?

当たり前ですが、実技の「目的」がはっきりしない、しっかり理解していないと、実技のそもそもの対応も曖昧になります。そもそも、自分の対応が目的に向けて、正しい対応なのか、間違った対応なのかもわからず、混乱するでしょう。試験団体の定義を確かめましょう(両団体共通)

ロールプレイ:
・ロールプレイは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分間という設定で行う。 ロールプレイでは、キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がける

そうです。「相談者の関係を築き」、「問題を捉え」、「相談者が自分に気づき」「成長するような応答・プロセス」 ここが目的なのです。

この目的は捉えられていますでしょうか?この目的がとらえられたなら、

ロープレを目的に沿って、進められないでしょうか?

口頭試問で、自身の振り返り(自己評価)「出来たこと・できなかったこと」について、正しい応対ができるのではないでしょうか?

受験者の中には

良かったこと=こういう話が聴けました
出来なかったこと=もっといろいろとお聞きしたかったのですが、話が聴けませんでした

と答える方もいます。これは、目的に沿ってるでしょうか?

「話が聴けて」、それがどう目的に寄与したのでしょうか?それをすることで、クライアントと良い「関係が築けた」のではないでしょうか?

また、「話が聴けなくて」何が問題だったのでしょう。「気づきを促せなかった」、あるいは「成長につなげることができなかった」のではないでしょうか?

しっかり、目的を再認識したうえで、面接試験(ロープレ)もそうですし、口頭試問も答えられるようにしましょう。


【2】「15分では解決しない」というマインド

国家資格キャリアコンサルタントの実技試験(ロープレ)は、たった15分です。

常識的に考えても、多くの部分が15分では解決しません。人生の悩みを抱えて、来られるクライアントに、たった15分で全て解決してしまったら、もう魔法ですよね。そんなことは、ほぼ不可能だと思います。

しかしながら、一部の受験生の方は、いきなり解決モードで入ります。もう開始5分もたたないうちに、「どうすれば、解決すると思いますか」「こうしてみては、どうでしょう」といった類の質問をしてしまったり、「JOB CARDって知ってますか?」などとアドバイスに入ってしまったりします。

これは明らかに15分でほぼ解決をしたい態度があからさまです。

早期に解決したいのはよくわかります。今生きているビジネス社会では、課題を即座に解決するスキルが求められているからです。しかし、これは、ビジネスではありません。カウンセリングです。ここを、何度も意識しても解決モードに走ってしまうのは、体にこびり付いた感覚を何度も練習して、消去するほかありません。

では、15分で解決しないなら、何をするのか?

【1】にも書いた通り、試験要綱では、「相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がける」とあります。少なくとも、関係構築、あわよくば、気づき、成長するように内省していただくのが15分での目標です。解決に向けた行動をとる意思決定までは、求められていません。

解決モードの受験生の方は、しっかりここをマインドチェンジください。

【3】傾聴とは何かの理解~(知・情・意)というヒント

「傾聴」ってつまり何でしょうか?

改めて言われると何でしょう? と考え込む方がいます。「傾聴」とはその名のごとく「聴く」ことです。ただし、ただ聴くだけなら、こちらは黙っているだけですが、クライアントが自由に、本音をたくさん話して頂けるように、こちらもそれなりの態度・スキルが必要です。

ここは、様々なスキルがありますが、知・情・意というスキルを知っておきましょう。

【知】は知識です。相手が話したことを要約して返すことです。
【情】は感情です。相手の感情を理解し、それを返すことです。共感的理解の位置づけです。
【意】は意志・意向です。相手の意向を理解し、否定はせず、受容することです。受容的態度にあたるでしょうか。

この3つを意識し、相手の言った言葉を丁寧に返していくことが大事です。もちろん、この3つの全てが入っていない言葉であったり、感情の言葉がなかったりはした場合は、臨機応変に返していきます。

これにより、ある程度、傾聴というもの、ふわっととらえるのではなく、型をもって、対応でき、スキルが安定するわけです。

以下一例です。

「先日急に、管理職昇進の推薦を受けたんです。一瞬は嬉しかったんですが、すぐに不安になりました。管理職には向いてないし、育児両立もできないので、断ろうと思うんです。」

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