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ポートフォリオキャリアという選択肢~複数の収入源、キャリアを組み合わせませんか?

会社、職を選ぶのではなく、キャリアを選ぶ、収入源を複数持つという選択肢が大事な時代ですよね。いくら会社や職を変えても、満足感がないのは、キャリアという軸を変えていないからかもしれません。

ポートフォリオキャリアって何?

ポートフォリオとは、「組み合わせ」の意味です。自分なりの最適な職、キャリアの組み合わせを考えて、実行していくのがポートフォリオキャリアです。

それって副業のこと?と思われるかもしれません。副業は基本的に、「主」「本業」があり、+1の簡易な仕事を、収入源の補足として実施するのが一般的です。

ポートフォリオキャリアは、何が「主」という考え方はありません。複数あるのが前提であり、それをうまく組み合わせていくのです。

アメリカでは主流

アメリカでは、この考え方は非常に主流です。もともと、副業という概念自体が新しいのは日本ぐらいで、世界では、2つ、3つの様々な職やキャリアを組み合わせるのは比較的当たり前です。

What is your job portfolio? という聞かれ方さえします。

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複業とも違うの?

複業は、副業とも多少違い、確かに複数の職を掛け持つイメージですが、(もちろん明確な定義はありませんが)、うまくどのように「組み合わせる」という考え方は基本ありません。

どのようにポートフォリオキャリアを組むのか

一番大事なのは、自身のキャリアテーマです。何に価値を感じるのか、何を目指すのかという軸です。それを達成するために、どのような職、働き方を組み合わせるのか、焦点を合わせる必要があるでしょう。

収入面も大事です。例えば、ベンチャー起業1本だと収入はリスク変動が高いですよね。それに、安定したギグワーク(安定収入が見込める専門業務)あるいは、契約社員として雇用契約も持っておくなどの組み合わせが考えられます。

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上記の例だとポートフォリオキャリア的には

ベンチャー起業家(個人事業主)+ギグワーカー(個人)+契約社員(雇用)

というわけです。比較的安定した収入基盤を持ちながら、冒険もできるという組み合わせです。


投資戦略のCAPMと似ている

投資戦略に詳しい方は、よくポートフォリオを組みますよね。例えば

CAPMという数式をご存じでしょうか。

分散投資のリスク低減効果を反映した資産のリスクと期待リターンの関係式を表す均衡モデルですよね。

(Ri)=Rf+βi[E(RM)-Rf]

例えば安全資産的には、正社員の雇用が挙げられるでしょう。リスクプレミアム的には、ベンチャー起業や、スタートアップ企業への参画などでしょうか。いずれにせよ、上記のイメージで、キャリアも分散投資(取り組み)を考えてみてはどうでしょうか?

リスク愛好家、リスク回避はそれぞれ、自分なりのキャリアポートフォリオを持ってもいいのではないでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございます!



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