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なぜ、決められない?日本人はなぜキャリアの意思決定ができないか?('_')

結論が出ないまま見送り

先が見えない時代、転職すべきか、副業すべきか、資格を取ろうか取るまいか、なかなか悩んで、結論が出ないまま、決められないまま見送り、意思決定できない。。なんてことはありませんか。

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これからの時代、あらゆるものが、すごいスピードで動いていく時代のキャリア形成は、素早く意思決定して、すぐに行動することが求められます。うかうかしていると、あっという間に世界の前提が変わってしまう時代です。100%の精度を待ってキャリアの意思決定なんかしていたら間に合わないのです。

日本人は、どうも、キャリアを自分で決めるが非常に苦手だと思います。決められない。。

なぜ、日本人は、キャリアを「決める」技術がないのか?

決められない理由❶終身雇用という恵まれた環境

理由はいくつかあります。

まず、日本の雇用形態が、「終身雇用」というエスカレーター式でキャリアが決まっていく時代が長かったことはあるでしょう。

バブルの時代、人口増の時代は、組織に所属するだけで、勝手にキャリアを積んでいけたからです。自身のキャリアの分岐点に立つこと自体が少なかったことは挙げられますね。

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決められない理由❷キャリアについて考えない学校時代

欧米では、ほとんど小学校のレベルからキャリアのアドバイザー、カウンセラーなどの専門家が専属しています。小学校時代から、将来のキャリアを考えたりする機会に恵まれているわけです。

しかし、日本の場合、キャリアカウンセラーが常駐するのは大学ぐらいからでしょう。それも大学3年生など、就職活動が始まったら、ちょっと門戸をたたくぐらいの感じでしょう。小学校でも一応キャリア指導要領はありますが、担任の先生がその役割を兼任しているような形であり、とても普段の業務で手が回らないでしょう。

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決められない理由❸合意主義という文化

日本は極度の合意主義の国です。村社会、農耕民族であるDNAからか、集団で合意しないと意思決定とはみなされません。よって、自身のキャリアについても、誰かに相談しないと不安だ、誰かに認めてもらわないと不安だという感情がつきまとうのは、不思議ではありません。

異文化理論で有名なエリン・メイヤー教授(INSEAD)は、日本の意思決定方式を大文字のD(Decision)と名付け、その他の小文字の意思決定dと区別しました。

つまり日本は、大勢で合意して大きな意思決定Dとなってから始めて動き出すのに対して、グローバルでは、小文字のdで動き出すことも多いです。あるいは、これをしっかり区別できます。

日本では大文字のDの決定まで動き出さない(キャリアでいうと、多くの方の意見やコンセンサスを得たい、それまで動かない)ということがあるのではないでしょうか。

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ではどうすれば、「決める技術」がつくのか?

まずは、しっかり情報収集して、選択肢AなのかBなのかという判断を合理的にする訓練を日頃すべきです。

双方のメリットとデメリットを可能な限り、点数化し、点数の上で、まずは判断してみるのも手です。例えば、A社への転職のメリットは30点、B社への転職のメリットは25点、だからA社が候補という具合です。

しかし、合理的意思決定は、その前提を推測で置いてしまったり、そもそも未来の前提は変わってしまうので、これだけでは不安です。

よって、直観も大事にして、小さな意思決定(先ほどのdの意思決定)で動いてみることも必要でしょう。

また、キャリア観を持ち、将来の目指すべき北極星(いわゆる目標)に向かっていれば、しっかり軸のある意思決定ができるはずです。

時代はVUCAの時代です。質の高い意思決定を素早く発揮し、まずは行動してみてはどうでしょうか。

会社(組織)の意思決定とは違う!

会社員の方は、「意思決定なら、いつもやってますよ」というかもしれません。

確かに投資の意思決定、意思決定会計、戦略の意思決定など多々ありますよね。しかし、それは、貴方ではなく、「法人」という主体での意思決定です。「法人」の意思決定は、あくまでいかに合理的な意思決定をするか(100%に近づける)スタイルを取るのみですが、「個人」は違います。

「個人」は、直観も大事にします。真に自己実現するためには、合理的意思決定では限界があるからです。「法人」での意思決定は「直観です」といったら怒られますよね?また、キャリア観的な意思決定(中長期的な自分)も「個人」ならではのものです。個人は、こういった「意思決定」はまだまだ慣れてないのではないでしょうか。

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アドラー心理学では、物事が「できない」のは、真に「決めてないから」

アドラー心理学では、何かが「できない」というのは、貴方が真に「したくない」「すると決めていないから」という見方を示しています。

そんなわけはない。。と思うかもしれません。しかし、これは一つの見方としては、あるのではないでしょうか。

真に「決める」という単純なことが、ライフスタイルを変えていくかもしれません。

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