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日本の計画経済的人材マネジメントの限界?これからの在り方とは?

日本の人材マネジメントは計画経済?

世界の人事・人財業従事者から見ると、日本の企業・組織の人事管理は、計画経済的なアプローチに見えます。要は、社員を何らかの方法で定量的にランク付けをして、それを、権限がある上部層が計画的に動かすというものです。「これで、人財が育つだろう」という計画型です。しかし、あまりうまく行っているという話は聞きませんし、計画経済がうまく行かないことは歴史が証明している通りです。

組織があらゆる手段で人材を見極めようと、計画経済は限界ではないでしょうか。

計画経済的人材マネジメントがうまく行かない理由

まず、同人材の育成を計画しようと、VUCA(先の見えない時代)は限界があるということです。未来は読めません。

また、どのXX月XX日時点の人材の見極め(ランク・資質)がそうだったとしても、その時点の情報であり、人間は多少なり環境で変化します。

例えば、異動して上司が変わったとたんに、急にハイパフォーマーになったり、仕事が少し変わると、業績が落ちたり、特には、プライベートな事情などでも元気がなくなったりします。人間のモチベーションやアウトプットは、誰かが勝手に定められるもの、未来永劫不変ではありません。

これからは自律経済をつくる時代

これからは、計画経済ではなく、自律経済の時代です。ある程度、組織が計画するのではなく、自由にふるまわせて、その自律パワーと組織のベクトルを合わせることが必要でしょう。もちろん、自由には、権限と責任が伴います。この自律型人材をどう、押しつぶさず、活かしていくのかが、組織としての生き残りの道ではないでしょうか。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。

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