キャリコン実技。共感はどうやる?感情はオウム返しで返すのがいいのか?
キャリアコンサルタント試験の実技試験。よく共感はどうやるのか?オウム返しでいいのか?というご質問もあります。日常生活、ほとんど共感しながら話さない。こんなのは意味あるの?とおっしゃる方もいます。
確かに、日常生活ではあまり使いませんが、これはカウンセリング技法の試験です。CLと関係構築ができないと先に進めません。では、共感とはどうやるの?
共感はどうやる?
まず、定義を確認しましょう。
③ 共感的理解 話し手がどのように感じているか、考えているかを、できる限り正確に知ろうとするこ と。カウンセラーが理解したことを相手に伝えること、表面的に同調や同感するのではな く、話し手の「ものの見方・考え方」にそって理解しようとすること(出典:木村周『キャリア・コンサルティング 理論と実際』雇用問題研究会2010年39頁以下、209頁)
この定義がとても大事です。大事な点は3点です。
・「できる限り」正確に知ろうとする事
・相手に伝える事
・表面的な同調、同感ではない
・「できる限り」正確に知ろうとする事
このできる限りというのがポイントです。よく受験者様で
「不安と言ってないから、不安じゃないと思いました。だから共感する必要はないですよね?」('ω')
しかし、不安という言葉がないから、不安ではないんでしょうか?他に出た言葉はありませんか?
CL「どうしたらいいんでしょう。。」
CL「わからなくなっちゃって、誰にも話す人がいなくて・・」
こんな話が出たら、不安か心配だということは人間的にはわかりますよね。このときに「出来る限り正確に」知ろうとするなら、
不安や、心配、または焦りという単語がでてくるはずです。まずは、自分なりに捉えた感情をしっかり持ちましょう!
相手に伝える事
次に相手に伝える事と書いてあります。そうです。共感は「伝えないと」いけないのです。単に「ふんふん」と言っているだけでは、相槌にすぎません。(これも大事ですが)
例えば
CC「お話を聴いていると、とっても急な事ですし、不安にもなられたのではないでしょうか」
このように、しっかり相手に伝えることが大事です。
「感情が外れたらどうするんだ!・・」
という心配される方もいます。
しかし、最初の事例のように明らかに迷っていたり、心配しているなら、「出来る限り知ろうとしたという努力と伝える努力」はしっかり評価されるはずです。もし、ちょっと外れてしまったら、真摯に言い直せば問題はありません。
外したからと言って、CLが「心配じゃなくて、不安なんです!!(怒)」と怒り出すCLが現実いるでしょうか。
気持ちをわかろうとしている態度は決して、マイナス評価ではないはずなんです。
・表面的な同調、同感ではない
これも大事な態度です。
CLが「不安なんです。。」といったのに
CC「はい、不安ね。理由は?」 と切り返されたら、本当に共感してくれているんかな?と思ってしまいます。
「出来る限り、感情や考えを知ろうとする態度、伝える事」が大事なんです。
共感的理解は、大事な評価ポイントです。特に冒頭にこれができる、できないで大きく評価が異なります。
冒頭は「共感」「共感」と呪文を唱えるように望んでも良いぐらいでしょう。頑張りましょう!
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