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知っておきたい!「同調」と「共感」の違いとは?

キャリアコンサルティング、キャリア相談などの技法、悩み相談で、よく話題になるのが「共感」ですが、「同調」はいけないと言われます。何が違うのでしょう?また、実は、「同調」よりも「共感」ができる人の方が好感が持たれ、深い関係になると言われています。


「同調」と「共感」の違い

「同調」とは、

相手の「意見」や「態度」を合わせること

だと言われています。

「共感的理解」とは、

相手の感情をできる限り正確にわかろうとすること、そして、言葉で伝えること

とされています。

この二つは全く違うんです!

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例えばの事例

例えば、相談者が

CL「私の上司がいつも細かいチェックばかりしかしない最悪な上司なんです。もう出社が嫌で不安になりました。」('ω')・・

と言ってきた場合、あなたならどこに焦点を当てるでしょうか?

同調なら「そうそう、そういう上司って最悪ですよね」となります。意見を合わせているんです。

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共感なら「そうなんですね。そういう時って、不安になっちゃいますよね」相手の感情を捉えようとして、返しているんです。

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となります。

会社員では、多い「同調」

同調圧力社会に暮らしている会社員の方は、どちらかというと「同調」をしていることが多いのではないでしょうか。会社の上司や、お偉方、お客様に言われて

「そうそう、おっしゃる通り。私もそう思いますよ」 と。

もちろん、本心から言っているならいいですが、そうでない場合も、無理やり、意見を合わせて生活しているわけです。よって、日本人は特に同調に慣れています。「同調」ではなく「共感」をしたいと思っても、やり方がわからず、ぎこちない演技になってしまうのも事実なんです。

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「同調」では気づきは生まれにくい

しかし、「同調」はその場限りではいいですが、相談者が、自分に気づき、成長するためには同調ばかりしていては為になりません。

「ああ、話を聴いてもらった。良かった。」

で終わってしまい、その後の行動変容まで生まれないのです。

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カウンセリング技法的には「共感」をする方が、関係構築には有効なのです。「同調」ばかりの浅い関係構築よりも、「共感」から生まれる深い関係構築をして、しっかり、気づきを促していくことが何よりも大事です。

さあ、「同調」ばかりではなく、明日から「共感」にしませんか?きっと日常も、こちらの方が深い関係ができることは間違いありません。

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