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行動心理を理解した実用面接術7選!彼はなぜ、瞬きが多い?鼻をさわる?

行動心理学とは?

一般には、人間の行動を観察・研究することで、その心理を分析し、読み取るという心理学的アプローチのことを指します。

狭義には,J.B.ワトソンの行動主義的心理学。一般的には意識を対象とする心理学に対立する諸心理学の総称(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

つまり、平たく言うと、人間の行動・言語・非言語(仕草)と、心の状態に何らかの法則があると仮定し、その関係を知ろうとする事

そして、実用的には、それを面接やコミュニケーションに活かすことが可能だと理解されます。但し、あくまで人それぞれなので、100%この法則を理解し、コミュニケーションをするのは危険ですので、注意しましょう。

※[参考]行動心理士とは・・行動心理士とは、「相手の本音」を読み解くスキルと「相手の心をつかむコミュニケーション術」を併せ持つ対人スキルのプロ。相手のしぐさから隠れた本音を読み解き、瞬時に問題を解決する能力を持つ、それが行動心理士です。(キャリカレより)

行動心理学の実用面接3選

Ⅰ.仕草(非言語)から理解する~目と鼻と手

Ⅱ.言葉から理解する

Ⅲ.行動から理解する

上記3つから、心の状態を理解することができますが、特に仕草(非言語)から理解できることをいくつか挙げてみましょう。

Ⅰ仕草(非言語)から理解する

まず、仕草(非言語)から予想される心の状態で有名なものを取り上げましょう!

①鼻(周辺)を触る仕草

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人は不安な感情が生まれると、自分の体の一部を触ることにより平静を保とうとします隠し事がある場合、ウソがある場合は、鼻やその周辺を触る可能性が高いという結果が出ています。

※面接での理解➡ウソを言っているなら、より「深堀り」をしましょう。ウソであれば、ますます、しどろもどろになり、鼻周辺を触る可能性があります。

②目が泳ぐ

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上記と同じ現象です。不安や隠し事があると、正面を見ません。目が泳いだ状態になるのは、ウソや隠し事がある可能性があります。

③斜め上を見上げる

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人間、何かを思い出そうとしている時、斜め上を見上げます。

※面接での理解➡あまり、斜め上を見上げることが多いようなら、自分自身のことや、価値観、興味が整理されていない可能性もあります。

④瞬きが多い

一般に、心が落ち着いていない状態です。強い緊張感がある場合が多いです。ウソをついている場合もあるかもしれません。いずれにせよ、比較的ナーバスな方に多いです。

※面接での理解➡ストレス耐性を確認した方がいいでしょう。ストレス解消法や、ストレスがたまった際にはどうするかなど聞いてみましょう。

⑤手を隠す

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手を相手の見える位置に置いて、ジェスチャーを多めにとる方は「自信家」である可能性が高いですし、心を開いている可能性が高いです。逆に、手を机の下に隠す、出さないなどの方は、心を開いていない可能性があります。

※面接での理解➡手をあまり出さない人は、「警戒心」が強い慎重家である可能性があります。くだけた会話にしてみても、相手がくだけなければ、かなり固い、警戒心が高い人物である可能性があります。

⑥尖塔(手で)の仕草

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頻繁にこの仕草をする方は、自信家です。机に呼ばれて話す際に、部長、課長などがこの仕草を見せることが多いです。

自信があり、尊厳意識、プライドが高い方の可能性があります。承認欲求が強い人である可能性があります。

※面接での理解➡面接でこの仕草をするのは、あまり多くはありませんが、くだけだ面談などでは、多いかもしれません。このような方は、一定以上の地位に興味がある可能性が高いです。状況によっては、地位で人を動かすリスクもありますので、マネジメント実績を確認しましょう。

⑦手を組む

手を組む仕草は、拒絶、不安な状態である可能性があります。面接では、このような仕草は稀ですが、思わず、癖で手を組んでしまう瞬間もありますので見逃さないようにしましょう。

※面接での理解➡面接官との会話に退屈を感じている可能性があります。相手にもう少し話させることを試みましょう。

Ⅱ言葉から理解する

基本、比較的、心理状態が類推しやすいのは、「言葉」でもあります。

例えば、

~すべき、べきだと思う➡本人の価値観です。合理的なものから、不合理な思い込みや捕らわれの事もあります。

~わからない➡自分や周囲の環境理解が不足している可能性があります。

~できない➡自信を無くしている可能性があります。

Ⅲ行動から理解する

行動から、類推する心理状態です。一番、目に見える事(行動)なので、前者よりは、類推しやすいともいえるでしょう。怒る、泣く、その場から立ち去る、転職する など。ここは、面接には関係ありませんので、参考情報です。

一方で、心理学的には、防衛機制反応の「昇華」「反動形成」など、欲求を他の事で置き換えたり、反対の事をしたりすることがあります。これらの理解がないと、その行動の理解ができなかったりしますので注意は必要です。

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