「貴方の仕事がないので」という退職勧奨はおかしいという理由!
45歳早期退職時代ともいわれます。企業の雇用体力もなくなり、比較的早期年齢で退職勧奨されることも多いと聞きます。
そもそも、退職勧奨自体、違法の可能性もありますが、よく「貴方の仕事がないので」という理由を聞きます。しかし、これは、ある意味おかしな理由を挙げたいです。
「貴方の仕事がないので」という退職勧奨はおかしいという理由
日本企業の多くは、職務の範囲や勤務を限定するジョブ型契約ではなく、メンバーシップ型契約であると言われています。
一部外資系などは、ジョブ型で契約しているなら、ジョブがなくなった=解雇の対象はあり得ます。
しかし、日本企業の場合、敢えて、それを明確にせず、極端に言えば、助け合いの精神で仕事をしているメンバーシップ型です。雇用契約を確認し、雇用契約上に「XXの仕事」に限定されていることは少ないのではないでしょうか。
よって、「仕事がなくなる」というのは、企業が存続している限り、おかしいはずなんです。
他の部署に行けば、残業しても終わらない仕事があるはずでは・・そもそも、後輩のAさんは、一人で抱えきれない仕事をしているのに「仕事がないの?」これは、メンバーシップ型人事である限り、変な話なんです。
「著しい能力、勤怠態度の不良」ならわかる
「貴方の仕事がない」のではなく、「著しく能力が劣る、勤怠態度が劣る」の方がまだ現実味があります。しかし、この場合も、一度正社員として登用したならば、この理由でも解雇は簡単ではありません。長きにわたって、能力が劣る事実、勤怠態度が悪い事実を記録し続ける必要があります。
「あなたの仕事がないと言われたら」
雇用契約を確認し、特に仕事は明記されていない旨を確認し、対抗することはできると思われます。
しかしながら・・
企業側もそれを知っている場合、「仕事はあるが、倉庫の整理業務になる。廃棄物処理などの閑職になる。地方に転勤してくれ。」などで対応するかもしれません。
そこからはご自身の判断になるでしょう。閑職でも雇用身分を全うするか、それとも、有利な条件で、退職してやりがいを求めるか。ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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