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ある意味「転職に失敗はない」と言えるこれだけの理由

「転職」は、一昔前に比べると、あまり珍しいものではなくなったとはいえ、まだ転職というと、日本では、一大事、一大イベントという感覚が消えないようです。その理由として多いのは、「転職失敗したら、どうしようか」という不安です('_')

しかしながら、ある意味、私は「転職に失敗はない」といえると考えています。

まず、何をもって「失敗」というかです。転職してみたら「人間関係が悪かった」「給与が減ってしまった」または、「希望の仕事をやらせてもらえなかった」などがあるかもしれません。

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しかしながら、それは人生という長い目で見たら、果たして「失敗」なのか、と捉えなおす必要もあります。もし、人生全体で見たら、失敗というよりは、判断ミス、つまづきといったレベルにとどまるものではないでしょうか?今は人生100年時代、70歳以降も働く時代です。その1回の転職が人生を台無しにするのでしょうか。

逆に転職をしたことで、外の世界で新しい発見・経験の獲得もあるでしょうし、「人間関係が悪いのは、どこの会社も同じなのだ」という反面教師的に学びを得ることはできるでしょう。その学びをもって、新しい行動を起こすこと(再度転職)ができて、自身のキャリア実現につながるのであれば、一旦つまづきはしたものの、長い目で見ればその転職という選択は、正しかったといえるでしょう。

今や仮に40歳以上で転職をする方は、1社しか経験していないよりも、数社経験している人の方が市場価値が高いといわれています。

また、私は、キャリアアドバイザーとして、様々なクライアント様とお話する機会がありますが、「転職して大失敗だ」という声よりは、「転職自体はつまづきはしたけど、後悔はしていない」という声の方が圧倒的に多いと感じております。20年間こういった仕事をしてますが、未だに、「転職して毎日後悔で苦しんでいる」という人にはお目にかかったことはありません。

私は逆に、「転職せずに後悔した」という話の方がよく聴きます。昨今、有名メディアの記事でも同じような話の掲載がありました。

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転職せずに後悔した例

要約すると、65歳まで、1社一筋で勤め上げて、会社のためには何でもやってきたAさんの話です。

最後は盛大に送り出してもらえると思っていたそうです。しかしながら、最後は事務仕事を担当していたAさんは、60歳からの5年間は目立つこともなく、最終日には、面識もない部署の若手社員に事務的な手続きの支援だけいただき、会社を後にしたとのこと。

最後の最後、ゲートを退出するときに警備員の方だけに「長い間お疲れさまでした」といわれ、涙したというストーリーです。

もちろん、盛大に送りだしてもらえる企業もあると思います。

しかしながら、聴くところによると、今はバブル期ではないし、昔のように華やかに花束をもって、皆に惜しまれながら、会社を出ていくということも多くないようです。そうならば、「本当に自分のやりたかったことをやればよかった」「やりたいことを、やらずに65年間過ごしてしまった」という後悔は残るのでしょう。

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お金の面でいうと

特に大企業に勤務している人は、お金の面を気にします。特に退職金です。定年までいれば、退職金がたくさん入るというものです。だから、下手に辞めたら損だという理由です。これは、正でもありますが、現実に即していない場合もあります。

まず、多くの企業がDB(確定給付年金)から、DC年金(確定拠出型)に移行しています。退職金は、長く在籍したら、たくさんもらえるという制度は、どの企業でも改め始めているはずです(確かめた方が良いでしょう)

また、今の時代は、いつ何が起こって、会社が傾くかわかりません。その際に高齢(40歳以上など)で、早期退職のお声がかかった場合、結局退職金の受け取りは、その年齢終わってしまいます。

転職を勧めているわけではない

もちろん、私は一様に転職を進めているわけではありません。しかし、まだまだ日本では、「転職は本当に慎重にしましょう」という声が大きいのが実態です。慎重になるのは大事です。しかし、だからといって、せっかくの機会を逃しても良いのかという疑問は残ります。もちろん、逃げの転職の姿勢は好ましいものではありません。(逃げも時には必要です)

自律的キャリアは、失敗を生まない

もし、ワクワクするような仕事、本当にやりたい仕事を見つけたのなら、勇気をもって飛び込むことも大事でしょう。

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自律的にキャリアさえ、歩んでいれば転職に、ある意味「失敗」はないのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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