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この時代にそもそも、なぜ面接するのでしたっけ?(新時代の面接の原点を考える)

昨今の感染症問題から、端を発しリモートワークが主流となった今、「面接試験」のその意味自体が再定義され、新しい形態に生まれ変わろうとしています。

面接には、2種類あります。人を見極める「採用試験的な面接」、人を成長させるための「育成的面談(キャリア面談)」です。

まず、ここでは、前者から考えていきます。

そもそも、なぜ採用試験で面接をするのか?

考えてもみますと、すでにレジュメに必要情報(志望理由、保有資格などの能力、キャリア志向)が記載されており、読めばわかるところ、なぜ、わざわざ面接をするのか?もし、さらにAIが判断する時代が来たら、面接など不要では?そんな原点から考えてみます。

結論としては、まだまだ企業では「会う」ことのメリット(オンラインであれ)は存分にあるということです。会ってわかる3要素とは何でしょうか。

❶話し方でスマートさ(ロジカル思考)がわかる

これは実は、重要な要素です。聞かれた質問に対して、どう答えられるかは、頭の回転の速さや、ロジカル能力を見ることができます。なんとなく、答えが鈍い人、聞かれた質問に答えてない人は、ここで分別できるのです。これは、書面を見ただけではわかりません。

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❷人となりがわかる

どういった性格なのかという「人となり」は、やはり会わないとわかりません。ある程度、面接官の直感的な感覚も入りますがしっかりしてそう、気が弱そう、押しが強そうなど、ここは人間の直感が働くところです。決して、直観を信じてはいけませんが、波長があるということは実際にあることです。意思決定的には、会ってみて、決めたことであれば、採用担当者側も納得がいくでしょう。

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❸キャリア志向がわかる

大事なポイントです。履歴書に具体的なキャリア志向を書くわけではありません。ですので、ここはやはり会って聞いてみることが大事です。キャリア志向を書かせることも可能ですが、本音と建て前があります。やはり会ってみて、ある程度関係構築ができて、ざっくばらんに、将来のキャリア志向をお互い確認する必要があるでしょう。

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逆説的に言うと、上記❶~❸をAIが代替できたなら、本当の意味で「面接」が終焉するかもしれません。しかし、人間の直感と、関係構築に関する部分は、まだまだAIが学習するには時間がかかるのではないでしょうか。当面面接(オンライン含め)は継続されることでしょう。

新時代には、「転機」も多くなります。面接も必然的に多くなるでしょう。その際に、戦略的な面接力を身に着けておくことは引き続き、重要になりそうです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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