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なぜ日本人は結論から言わないのかの理由。起承転結はいいのか?

よく欧米社会や、ビジネス社会では、結論から言うのが基本です。しかし、何故か、日本人の方は、結論を後回し、先に経緯から話す方が多いと感じます。それは、なぜでしょうか?

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理由1・起承転結を学んでいる

理由2・結論より、結論に至る行動の人となりを伝えたい

理由3・ロジカル脳より、関係性

理由1・起承転結を学んでいる

日本は、学生時代に、起承転結を習います。これによれば、結論は一番最後です。日常生活、起承転結が良いとされ、今まで生きてきているはずです。

起承転結とは、4行から成る漢詩の絶句の構成を。1行目から順に起句、承句、転句、結句と呼ぶ。もとの中国語では、起承轉合 である。 日本の初等・中等教育においては、本来の意味から転じて、文章の構成として一般的に教授されている(Wikipedia)

しかし、この話し方、展開は、ビジネスや、面接においては、非常にわかりにくいです。例えば、学生Aさんが、就職面接で「強みは?」と聞かれた際、

・それは、学生時代の事でした➡私は、野球部に入ったのです➡いろいろ苦労はありました➡しかし、乗り越え強靭なタフネスが私の強みです。

このように話の最後まで結論がわかりません。正直、外資系だと、まどろっこしくて何が言いたいんだ?となるかもしれません。

この場合、結論から言えば

・私の強みは、タフネスです➡その理由は、学生時代の野球部の部活で培った経験です➡経験をもっと言えば・・・

上記の方がスマートだし、ビジネスにおいては最適でしょう。

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理由2・結論より、結論に至る行動の人となりを伝えたい

しかし、起承転結が好きな人もいます。起承転結世代で育った特にレガシー大企業のシニアの方々です。結論から言うのを、ドライすぎるを感じてしまい、上記で言えば、学生時代の昔話から入る人を好みます。

ストーリーに重みを感じる方々です。よって、状況により使い分ける必要はありそうです。結論に至るまでのストーリーを壮大に語り、人となりを見せたい場合は、この順番は悪くないでしょう。

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理由3・ロジカルより、関係性

最後の理由として、ロジカル脳より関係性が重視されるという日本社会の特性があります。

商談は、価格や性能だけで100%決まりますでしょうか?日本では、昔からの取引さん、関係取引先を重視します。結論から導く合理性よりも、そこに至る関係性も重視します。

関係性重視の場合は、起承転結的な話し方が好まれる傾向があるでしょう。

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グローバル社会で生きるには

しかし、少なくともグローバル社会で生きるには、「結論から」の話し方が基本です。起承転結は、場合に応じては、役に立ちますが、原理原則は、結論からのロジックな話し方が良いでしょう。

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