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プロティアンキャリアの意味は?変幻自在な個人と資本が有利な理由。

プロティアンキャリアの意味とは?

プロティアン・キャリアの意味とは、米の心理学者ダグラス・ホールが提唱した環境の変化に応じて自分自身も変化させていく、柔軟なキャリア形成のことを指します。

「プロティアン」の意味はギリシア神話に登場する思いのままに姿を変えられる神プロテウスが語源のようです。

重要なのは、組織内での昇進、地位や給与ではなく、変幻自在な個人の自己成長や気付きといった心理的成功を目指すものです。

激変する環境に合わせるアイデンティティとキャリアアダプタビリティ(適合性)が必要といわれています。

更にキャリアアダプタビリティは、適応コンピテンス×適応モチベーション の掛け算になるようです。どちらかが0であれば、アダプタビリティも0になります。

新しいようでアメリカでは古い理論

実際に提唱されたのは1976年であり、アメリカでは、比較的新しい理論とは言えません。このような個人主導のキャリアの考え方は、2020年現在では、いわば欧米では当たり前であり、キャリア教育では致命的に遅れている日本だからこそ、30年以上遅れて、反響をしているという状況のようです。(Job型、タレントマネジメント、キャリア理論などは、アメリカで発展してきたものであり、30年以上遅れて、日本に輸入されているという現状があります)

「変幻自在」がキーワード

VUCA(先の見えない)時代には、いかにアジャイルに素早く環境に適応していくかがカギになります。この点、フリーランスや、小規模なチームが非常に有利になります。いつでも、柔軟に意思決定ができ、軌道修正できるからです。

これからは組織は古い

これからの時代は、大企業の運営は古いといわざるを得ません。トップばかりが多い大企業における意思決定の遅さ、鈍い機動力、リスク回避主義は、真っ向からプロティアンの考え方に反しています。

重い資産を持ち、人員をたくさん抱え、像のように動く組織は、これからのグローバル競争に置いて行かれるでしょう。

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これからは変幻自在な個人とプロジェクト!

これからの時代は、変幻自在なプロジェクトベースでの働き方が増えるといわれています。すでに40%がフリーランスになっているアメリカでは、クリック&ドロップ方式で、オンライン上からオンラインレジュメを検索し、最適人材をAIで選び、プロジェクトを組む。そういったプロジェクト単位で人を集め、企画・運営し、収益が出たら、解散というプロジェクトをアジャイルに回すやり方が増えています。

日本でも遠い将来の話ではないかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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