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江戸の「天下祭」人気を競った町娘 その理由は一夜にして大スター

秋という場、お祭りの季節でもあります。
その昔、江戸っ子が大好きだったものの一つがお祭りです。


江戸落語にも、祭りの話がたくさん出てきますが、中でも幕府から支援金が出た「天下祭」と呼ばれる大きな祭りがあり、それは今も続いています。それは、神田明神の神田祭と、日枝神社の山王祭です。
当時は、1年ごとに交互に行われていたそうですが、その時、すでに仮装行列もあったようなんです。

この天下祭では、町娘がお披露目されていました。
親たちが借金をしてでも着飾らせたというほどのお披露目は、ここで人気になると浮世絵の題材にされるという名誉で、一夜にして大スターという夢があったそうです。

今で言えば、秋元康さんを雇って、素人の娘をプロデュースしてもらうようなことが行われていたようです。

いつの時代も、こういう世界があったなんて驚きです。
その時の親も、必死で自分の娘をオーディションに送り出すような気持だったのかもしれませんね。


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