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あらしが過ぎた後の心のケア

台風19号は日本各地、特に信越エリアから関東エリアにかけて堤防決壊など水害を引き起こしています。

長野市近辺の祖母宅は無事でした。
長野県の南の叔母宅も無事でした。

氾濫した千曲川流域は、過去にも氾濫をしていたので、治水され堤防を築いていたから、上流のある家はなんとか持ちこたえただけど、下流は決壊した

と、長野の叔父は言いました。

家人がつけたテレビを見ていたら、いつもは穏やかな千曲川が溢れて濁流で、朝から打ちのめされそうになったので、即、消しました。

土地勘があるだけに、リアルに感じて恐怖がわたしに押し寄せて心を暫く支配しました。

怖くて怖くて仕方がない。

だって、2階からタオル降って救助を待っている人たちがいるんだよ。

311時と同様、映像という視覚情報からうけるわたしたちの精神的ショックはバカにできません。

これらの映像を常時みせることは、子どもたち、そして、わたしたち大人にも良い影響は与えません。

テレビを付けっ放しにしておく
インターネットで見る
などは、状況が確認できたら、
スイッチオフ。

これらは、PTSD的な状態を引き起こします。

親が不安定になると、子どもも不安定になります。

通常の普通通りの生活にはすぐにならないかもしれませんが、なるべく、日常を子どもの前でキープするようにお願いいたします。

翻って我が家、台風で一日中家にいて、エネルギーがあまり、暴れまくってます。

暴力的なまでの破壊により、彼らなりのストレス発散です。

子どもも傷ついています。そして、その傷つきを消化し再生しようとしています。

この破壊そして再生の遊びを繰り返して傷を癒して行く遊びは、症例として数多く検証されています。

違う遊び、違うことへ誘ってあげて、そのエネルギーを出し切るようにお話を聞いてあげてください。

そして、ご自身のケアもなさってください。
怖いものは怖いと、口に出してください。

無理に意識を逸らす必要はないけれど、ずっとそこに意識を向けないでください。

緊張しっぱなしでは、疲労します。

甘いものをとって、リラックスしてください。

オレンジの香りのアロマオイルも怖さを緩和し、PTSDを軽減するそうです。

いろんなものの助けを借りてください。

そして、何より、書いているわたしがこの文章を必要としてました。

セルフケア、ご自愛ください。

子どもと家族のケアをしている臨床心理士として、書きました。

論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。