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ワーママ狂想曲 午後3時

「あーちゃんのお母さんですか?あーちゃん、お熱があります」

それは、午後3時の保育園からの電話で始まった。

乳幼児を育てながら保育園に預けて働く母親(ワーキングマザー=ワーママ)にとって、この午後の電話が恐怖だ。

3歳までの低年齢児(3歳未満児なので、未満児と呼ばれ、保育要員は3人に1人の保育者と室内面積もあり、保育料も高い)体温計測が入室、お昼寝明け、退室の最低3回はある。

もっと低年齢の乳児の時は、2時間起きの計測だった気もする。

体調少し悪そうだなぁ、と思っても、37.5度までの熱ならばあずけられる。

子どもの体調は突然になるというより、ぐずぐず言い出してなんか調子悪そうだなぁと思いながら、なんとか朝の検温をクリアして、後ろ髪を引かれながら、あずけることもある。

大抵の場合は、お迎えまでにはケロっと元気になって、遊んでいるのだけど、冒頭の午後3時のお昼寝明けおやつ前の恐怖の電話になることも多々ある。

3歳を超えると体も強くなって、抵抗力もついてくるので、恐怖の電話率は格段に低くなる。

0歳児の頃は、体調もよく崩していたから自宅保育が1ヶ月の内に何度もあったし、小児科を何度も往復した。

やっと3歳!でも、やっぱり、子どもは子どもなので、体調を崩す。

とくに、季節の変わり目の6月からの梅雨、年が明けて水が温む2月から3月は、感染症シーズンと重なって、ほぼ無傷ではいられない。

感染することによって抵抗力を高められるので、かかった方がよいのだけど、家庭保育を
1週間担当するのは大抵は母親。

我が家も御多分に漏れず、母親であるわたしがケアラーとなり、保育をする。

それでも、わたしたち夫婦の親たちは遠方でケアをお願いできないので、父親も無理やり巻き込み、受診のために早退してもらう。

それでも足りない時は、新幹線で2時間半のわたしの実母を呼んだ。

一昨年の夏は、2ヶ月おきに、水ぼうそう、おたふく風邪を3人が1週間ずれて罹患した。

それまで、小さな保育園で育ったので、いきなり120倍規模の小学校に通い出した長子が小学校で感染したのだ。

ということで、今回は手足口病だった。

とりあえず、今回はここまでにして、ワーママ狂想曲シリーズにしたい。



論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。