ポストコロナ時代を生き残る秘策
「みんながみんな、何者かにならなくちゃいけないんですか」
わたしの指導教授は、そう言った。
わたしが臨床心理士として働きながら、博士課程に入学したばかりの頃、博士論文指導ゼミで論文の構想を話していた。
わたしは、心理士として、赤ちゃんからお父さんお母さん、祖父母まで、幅広い世代の個人や家族をカウンセリングしている。
世代ごとに、悩みは違う。
その人の過ごしている環境ごとに何をその人が問題としているかを一緒に探ってゆく。そして、また、その解決策を練り、一緒に練習してゆく。
まるっと言えば、わたしがわたしであること、自己実現の欲求である。
中学生の女子ならば、部活動でのトラブル、勉強の伸び悩み、保護者なら子どもが学校に行かない。
高校生ならば異性との付き合い、進路について。大学生ならば何に自分はなりたいのか。
社会人ならば、仕事のやり方、まわりとの軋轢。
女性ならば、30歳までに結婚したいが相手がいない。
母親ならば、離乳食の食べさせ方、ママ友との距離。
パートナーと離婚したい。
子どもが結婚できるか。
眠れないから、眠剤を飲んでも眠れないので、農薬を飲んだ。
これら全て、わたしがカウンセリングルームの内外で、実際に聞いてきたこと。
人と関わりたい
人にほめられたい
何者かになりたい
全ては、自分そのもの、そして他者との関わりに集約される。
生存欲求だ。
はっきり言う。
生きている限り、問題なんて、なくならない。1つ解決したら、また1つ来るし、同時に何個も同時多発する。
ほら、1人に告白されたら、入れ食いで、3人くらいに告白されちゃったり、するじゃない?
調子を良くしいると、そのうち、振られて、そういう時こそ、誰でもいいから、来てほしいのに、誰もいないとかね。
そんなもんだ。
だけど、問題を悩まないことはできる。
最近、話題のレジリエンスで説明できるし、もっといえば、問題を問題としない、認知行動とも言える。
つまり、意識するか、しないか。
それだけ。
最後に、もう1つ。
先生、やっぱり、何者かにならないと生き残れない気がします。
自分が自分であることを認めて、どんな自分でも受け止める、セルフコンパッションが高くないと、このポストコロナ時代は生き残れない。
生き残りの秘策は、自分を知ること。
カシ丸カオルの渾身のコンテンツ、「プログレスプロファリング」で喜んで、お手伝いします。
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論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。