ペンシルバニア州をめぐる旅③ ~落水荘へのゲートシティ、ユニオンタウン
今回ご紹介するのは、ペンシルバニア州ランカスターを出た後の話。旅の最大のハイライト、フランクロイドライトの落水荘に向かってひたすら西に進む。落水荘は翌朝見学、この日は近くの街に前泊する、という格好だ。といっても、落水荘は喧騒から離れた山中にあるため、宿とレストランのある「近くの街」は、落水荘から車で35分ほど離れたユニオンタウンという街だ。ランカスターから車で3.5-4時間。高速道路という無機質な道だったこともあり、果てしなく長い時間のように感じられた。(整備された高速道路だったので、50マイルごとにサービスエリアがあった。マック、サブウェイ、Auntie Anne's といったファストフードにはアクセス可能。)
↑ 移動中にで何度も見かけたサイロ。ペンシルバニアといえばピッツバーグ、ピッツバーグといえば鉄鋼、だが、州内は農地と緑が多かった。
↑ 厚い雲で分断された夕焼け空。ちょっと不気味だったけど、雲の下の空は透明感がありきれいだった。
ユニオンタウンに着いたのは20時、真っ暗になっていた。(なお、チェーンホテル群は街の外れの幹線道路に連なっていた。日本の国道16号線、みたいなイメージだ。レストランもホテル群の周辺に多くあったので、そのうちの1つ、Comfort Suites Uniontownに泊まった。)地方で注意しなくてはならないのが、レストランの営業時間。ホテルの目の前のファミレスは20時閉店。事前リサーチの時点では、近くのヒルトンガーデンイン内のレストランは夜遅くまでやってるはずだったが、念のため電話してみると21時にクローズとのこと。アメリカあるある、お客さんがいないから早めに終了、という可能性もある。(お酒を飲みたいので車は使わず)10分ほど歩いたものの、結局閉まってたので戻って別の所を当たる、というようなことをしていたら他の店も閉店準備に入ってしまうかも、と思い、断念。残る選択肢は「Texas Roadhouse(ステーキ)」、「Chili’s(メキシカンアメリカン)」、「Fiesta Azteca(メキシカン)」。…すでにダイナーやイタリアン、アーミッシュの里で肉・フライ系の食事を重ね、食傷気味のところ、追い打ちをかけるような選択肢しかなかったが、行ったことのない「Fiesta Azteca」に望みをかけることにした。
結果、救われた。Fiesta Azteca には、まさかのシーフードメニューがあったのだ!エビとお米。チーズが乗っかっていたが、お米はお米だ。ソテーであっても、エビは肉よりずっと胃にやさしい。サラダとスープもオーダーし、心身ともにかなりラクになった↓
宿泊したComfort Suites は安宿の部類に入るホテルたが、ソファーコーナー付きの広い部屋だった。朝食もシリアルや、袋に入ったマフィンなど、長期保存できる系のものばかりではあったが、提供していた。(モーテルでは全く提供されないことも多い。)コーヒーとヨーグルトを持って部屋に上がり、昨晩のレストランで持って帰ってきたサラダを食べた。(アメリカの場合、オーダーして余った分の持ち帰りが可能なので、多めに頼んで朝食分を確保する、というのも作戦の1つになる。前日にスーパーで調達できない場合などに有効だ。)
朝食を食べて、チェックアウトして、いざ落水荘へ!
感動のレポートは長くなると思うので、今回はこの辺で。
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