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【超CS群馬】獅子王の紋章サバイバー2024完全解説【0-3】

今回の記事は超CS2024群馬に出場した【獅子王の紋章サバイバー】の解説記事となります。
いわゆる流行のデッキではないため、駄文でしかもめちゃくちゃ事細かに解説しています。カロリーオーバーに注意。頭の悪い構築理論を余すことなくご堪能あれ。

デッキリスト、対面想定

味が濃すぎる。胸焼けする。

今回、全体的にはCOMPLEX系とマジックを重く見た構築になっています。だからと言ってCOMPLEX系とマジックに有利だとは言いません。
逆に【フィオナアカシック3】、魔道具系に対しては厳しいと言わざるを得ません。スキを突くような細い勝ち筋がないわけではありませんが。
ただし、アポロに対しては五分程度になっています。旧構築では紋章を引き入れないとどうしようもなかったのがジョーキング採用によってだいぶマシになっています。青赤アポロはブロックできないのでどうしようもありません。あくまで赤緑アポロの話。

採用理由、役割

《奇石 アゾールα》

3コストで白ブロッカー付与って破格ですよね

今回ブロッカー付与はオマケ、白をサバイバー化するために用意しています。基本的にはチャンプブロックによる延命と、後続のサバイバー化によって呪文をサーチするために存在します。こいつのお陰でサバイバーの採用数をギリギリまで絞ることが出来ています

《白騎士の精霊 HEAVEN・キッド》

G・ストライク、シールド化、3500と山盛り


メタ剥がし要員兼、G・ストライク受けと、ジョーキングの踏み倒し先。ブロックできない相手の攻撃時に紋章でめくれた時は自分の他の3コスト以下を指定することで盾追加を行うことが出来ます。盤面にキッドがいる時にキッドがめくれると美味しい思いができるので余裕があれば除去ついでに置いておくと命が伸びることがあります。

《MMM-ジョーキング》

このデッキのために生まれたのでは?(言い過ぎ)

これを起点とした打撃力が2023年最大の強化ポイント。本デッキにおいてはアタックトリガーの踏み倒し効果はオマケであり、3-5からの攻撃時の革命チェンジとドローによる紋章引き込み、カウンター踏み倒しに期待して採用しています。紋章の解決途中にカウンター踏み倒しを処理できるので、フォボスアゾールを揃えた時は間に呪文サーチを挟むことができるようになります。

《聖域の守護者 フォボス・エレインγ》

公式のカード検索画像が何故か荒い

無限紋章の立役者。こいつが場にいる時にサバイバーがめくれれば紋章を即サーチしてほぼ無限に紋章を供給します。今回のサーチ先はもちろん《獅子王の紋章》と、フィニッシュ用の《キングダム・オウ・禍武斗/轟破天九十九語》、《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》の3種類。
大まかには
まだ相手の攻撃が予想され、待機している紋章を解決し終わっても殴られそうなら《獅子王の精霊》
次のターンジョーキングがアタックできそうなら《「未来から来る、だからミラクル」》
紋章のマナ送り込みで10マナ到達できる時で、《轟破天九十九語》を唱えれば相手が詰みそうなら《轟破天九十九語》
をサーチしていくことがほとんどです。
あとは紋章の解決が残っている時に《「大親分、ここにあり!」》をサーチして紋章の当たり密度を高める程度になります。

《八頭竜 Ace-Yamata/神秘の宝剣》

顔がいい

初動兼紋章の当たり枠。《神秘の宝剣》はあれば確実に打って盾の中身をしっかり把握して進めていく
ドンジャングルと違って出た時にサバイバーを踏み倒せないので紋章の間に紋章サーチを挟むことは出来ない…がこいつめくれた時点でだいぶ強いので気にならないことがほとんど。破壊された時マナ送りの付与もあるので上手く使ってチャンプブロックマナブーストから轟破天に繋ぎたい。

《「根性」の頂き メチャデ塊ゾウ/「大親分、ここにあり!」》

なんだそのG・ストライクは…偉すぎか?

初動であり、《獅子王の紋章》を見せずにサーチできるカード。デッキトップブーストでありながらトップ2枚から選べるため獅子王の紋章を相手にみせにくく、さらに残った1枚をトップかボトムに置けるという、ダブルの気遣いが非常に染みます。まさに福利厚生といった1枚。
トップ確認も紋章と相性が良く、さらにはG・ストライクまで持っている。コイツのおかげでCOMPLEX系とマジックを想定対面に入れて組めるようになっているほどの逸材。
上面は踏み倒し先が自身のみ、しかも10マナ必要と現実的では無いが紋章からの殴り返しが強いので及第点。
下面が強すぎる故に自然のクリーチャーであるだけでなんの問題もありません。

《闘争類喧嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》

黒豆/白米も候補に上がっていた枠です

山札回復と墓地メタ、初動ブースト枠。
ただしブーストで紋章が見えるとお通夜ムード。死を覚悟するレベルです。ぶっちゃけ《「大親分、ここにあり!」》4投でも問題ないと思います。

《ドンジャングルS7》

虎柄なので実質シータトゥレイトです

紋章サバイバーとの相性バツグン、素出ししてよしめくってよし殴ってよし殴られてよし、全てを備えたサバイバーのお友達。今回は《天光の精霊ミハイル》という新しい相方を手に入れた。破壊置換でとどまる効果を付与してくれるので紋章からめくれてミハイルを踏み倒した場合だいたいそのターンは止まります。
必要に合わせて踏み倒し先をサバイバーにするのか、ミハイルにするのか、ラフルルラブなのか、ジョーキングなのか、自分と相手の山への理解度が問われます。

《天光の精霊ミハイル》

とこからどこまでがミハイルなのかいまだにあやふや

「どこから探してきてんそのカード…」
「いや…記憶の中にあったから…」
闘魂編第4弾からやってきた常在効果で「お互いの他の」クリーチャーを破壊置換でとどまらせるという、一見すると「大丈夫か?」と思いたくなるカードです。本デッキにおける更なる変態要素でもあります。
基本的な使い方はドンジャングルからの踏み倒しによって、破壊されないドンジャングルを作ること…というかそれ以外では滅多に出すことは無いです。
COMPLEX系統にも割と重くブッ刺さり、2枚並んだ場合は破壊による除去をパワーダウンを含め全てシャットアウトします。パワー4000なので《アーテル・ゴルギーニ》採用対面では2体並べて陳腐化させてしまいたいところ。
《轟破天九十九語》を唱えるデッキは大体の場合メタクリーチャーによって相手側の踏み倒しを阻害して自分だけマナからの踏み倒しを行うものがほとんどですが、このデッキではミハイル+ドンジャングルのコンボによって破壊以外でドンジャングルを突破されない限り何がどれだけ並んでいても負けない。つまり相手にも踏み倒しをさせて処理に使えるマナをごっそり削り取る方が強い!という判断でメタ不採用となっています。

《キングダム・オウ・禍武斗/轟破天九十九語》

このバージョンがいっちゃんええ

ミハイルドンジャングルの盤面を作るフィニッシャーであり、紋章からめくって相手の盾がいきなり消し飛ぶ当たり枠としての役割もあります。
唱えた後はラフルルラブへの革命チェンジもできれば磐石。殴り先もミハイルで戦闘破壊を置換すれば関係ありません。マッハファイターのドンジャングルをしっかりタップしておきましょう。
サーチ元が豊富なため1投。

《獅子王の紋章》

本当はブラックボックス版が使いたいけどソリがやべぇんよ


獅子王の紋章。現状ガチャカードしての需要がほとんどですが、そんなガチャカードを当たるまであるいは相手が止まるまで唱え続けようぜというある意味狂ったコンセプトになっています。

《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ/未来から来る、だからミラクル》

明らかにヤバそうな連中に囲まれるアイドル枠

相手の呪文を止めながら殴るフィニッシャー…と言うよりはクロック打点に近い存在です。3-5ジョーキング革命チェンジラフルルラブを出したら、次ターンに6マナあるので《G・E・レオパルド》か《フォボスエレインγ》で2枚目のラフルルラブをサーチすることで簡単にラブラブできます。
《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》には注意。採用ある山が来たらマナに逃がさないと紋章を止められてしまいます。デッキがデッキなのでマーダンロウ割り切って採用するくらいでも問題ないと思いますが…お前本当にマジックを重く見てるのかと疑いたくなるような枚数になっています。つまり3-4推奨です
マジックとフィオナアカシック相手の勝ち筋は主にコイツになります。ひたすらラブラブしてサクサク盾を減らしましょう。

《G・A・ペガサス》

めちゃくちゃかっこいいヤバい

一時は構築から追い出されていたのも今は昔、《ラフルル・ラブ》の採用により見事復権を果たしました。
自然の呪文サーチにより《獅子王の紋章》をサーチできる上、ラフルルラブへの革命チェンジが可能な光のドラゴンです。

《G・E・レオパルド》

G・リンクのテキストがめちゃくちゃ長い

ペガサスよりもありえない採用でしたが、サーチ先になる《MMM-ジョーキング》《ラフルル・ラブ》採用によりこちらも立場を回復、一気に採用圏内に上り詰めました。

《ペガサスレオパルド》(G・リンク後)
令和のこの世にメカでもないOMGでもないG・リンクです正気で言ってんのか!?
G・リンクすると選ばれない実質スピードアタッカーになりますが、リンクゴッドのルール上、革命チェンジの権利を失います。大人しく革命チェンジはジョーキングに譲りましょう。ちなみにミハイルが場にいる時はマジで鉄壁で、《B.F.F.モーメント》ですらコスト5+6=11のコイツを戻すことは難しく、かなり頼れるフィニッシャーに変貌します。ただし2点でパワーは7000です。

対面とその勝ち筋について

全対面において言えることですが最大の敵は時間です。このデッキを握るということは相手にわからん殺しを仕掛けるということ、つまり相手の思考時間が伸びがちです。相手の山に対する理解を深め、先を読んで相手の思考中にこっちも考えを止めないように、サーチ先や踏み倒し先などは常に頭に置きながらスムーズなプレイを心がけましょう。

対【青赤マジック】
理想は3キル失敗からの3-5ジョーキング革命チェンジラブになります。
ブ厚い受けをフルに活かして4ターン目を掴み取り、呪文を唱えられない相手を横目にラブラブしながらターンを返しましょう。
先3ブン回りに関しては《単騎連射 マグナム》《本日のラッキナンバー!》がなければ受けの期待値は高いです。《本日のラッキナンバー!》ですがジョーキングのカウンター踏み倒しは召喚扱いではないため貫通します。【フィオナアカシック3】と初動ブースト枠が一致ですが《神秘の宝剣》のマナブーストが《完全水中要塞 アカシック3》じゃない時点で怪しさ満点でしかもマナに見える色が白なので天門やらスパークやらブレスラ(なんで???)やらとりあえず生レベルでとりあえず宣言6が飛んできます。またドラサイネバーの都合で次点の宣言5でも次ターンにジョーキングが出せなくなるため、カウンター踏み倒しで出せなかった場合革命チェンジラブが確実に遅れることになって普通にキツイです。
そもそも宣言5宣言6がわりかし安牌だって所にも腹立ちますよね?
宣言に関しては5-6帯に強力なトリガーが多いためミスリードが難しくどう足掻いても無理なことが多いです。なんとか上手いことやってだまくらかしに行ってみて、手札的にも無理そうなら無理でいいです。。
故に紋章周りの読み合いよりもG・ストライク、ジョーキングを軸に受けて組み立てる方が安定します。山を見てジョーキング受けとG・ストライク2枚あるのであれば紋章を見せて宣言6を誘ってしまった方が安定するかもしれません。マグナムとラッキーナンバーを探しに行ってくれればターンも帰ってくる可能性が俄然高まります
問題は《単騎連射 マグナム》が出てしまった場合ですがG・ストライクで受けて返しのターンに《HEAVENキッド》でマグナムをシールド化するか、ジョーキングチェンジラブするか出来ればギッリギリですがワンチャンが残ります。(これも薄い)

対【CRYMAXジャオウガ】
気合いでハンデスを避けろ!以上!
クラジャが出る前にしろ後にしろ、盾が1枚以上減っているのはWブレイカーを主戦力にする本デッキにとっては楽な要素です。《ボン・キゴマイム》が見えたらジョーキングを温存してカウンター踏み倒しで出すことで打点計上することが出来ます。(ハンデスにさらされますが致し方無し)
また、白緑でジャイアントも薄いという都合上ボンキゴマイムはそもそも出ないことも多いです。【青赤マジック】の影響もあって《とこしえの超人》の需要も落ち気味のためそもそも紋章を咎める手段が入っていないことすらザラです。ただし対応するメタがある場合は大惨事になりかねないので採用メタを見極めつつ、秘匿するかどうかの判断には細心の注意を払ってください。
マナにクラジャが見えたら星域ピンチ。速やかにジョーキングラブを入れて咎めに行きたいところです。
手札があるうちにハンデスを飛ばして欲しいのでガンガン盾に突っ込んでOKです。リーサルの圧で相手の攻勢を誘いましょう。

対【黒アビス】
《ブルーム=プルーフ》は相手ターン制限付き!《マーダン=ロウ》もクリーチャー限定ハンデスで結局紋章を咎められねぇ!気にせず紋章サーチ見せてガンガン受けようぜ!

何やってんだお前ェっ!!!!

《漆黒の深淵 ジャシン帝》から《単騎連射 マグナム》が出ることを忘れるな!
そしてこの対面は《ラフルル・ラブ》が使えないことも忘れるな!《マーダン=ロウ》で抜かれた挙句自分の墓地のラフルルラブで紋章を止められるハメになる!わかったらさっさとラブをマナに逃がせ!
それさえ忘れなければ紋章を咎める手段が少ない山なので恐れる必要は比較的少ないです。マナ埋めマグナムが見えちゃった場合は堂々とサーチしても問題ありません。テンプレ構築で最も紋章を咎めるのが難しい山でもあります。
ただし【黒緑アビス】との見極めには細心の注意を払ってください。早期に勘違いして《テレスコ=テレス》に崩壊させられることのないように。
ぶっちゃけマグナムの方がよっぽど「何やってんだお前ェっ!!!!」な気はするが。

【黒緑アビス】
バチクソ厳しい対面です

《テレスコ=テレス》《ノラディ:ド:スルーザ》がすごく厳しい。ジョーキングがハンデスを避けてくれれば殴りつけるチャンスが生まれるが、そこから処理できるかどうかは恐ろしく微妙。
上手な人ほどハンドを枯らして確実に…となることがほとんどのデッキで、番面処理能力も劣る、ハンデスがありなおかつ全体的なスペックで負けているのでめちゃくちゃ厳しい対面と言わざるを得ません。呪文頼りでもないのでジョーキングラブも通用しません。手打ち紋章からYamataドンジャングルミハイルするか、気合いでマナを伸ばしまくって上から有効札を引きましょう。
逆に破壊以外の除去手段が《ア:エヌ:マクア》がほとんどで、ドンジャングルミハイルミハイルが詰み盤面です。ここにワンチャンを夢見てプレイすることで拾える勝ちもありそうです。
何があっても諦めるな!俺は泣きそうになった。
大体、《シス=魔=シャル》に諦めるまでボコされ続けることになります。

【フィオナアカシック3】
ネバーされる前にラブラブして殺せ!

まいごのまいごのジョーキング

厳しさに関して言えば【黒緑アビス】なんか可愛いレベルで目がない!
ジョーキングラブしたいがマッハファイターの当て先がねぇ!
つまり「ループされずに4ターン目を迎え、《G・E・ペガサス》or《MMM-ジョーキング》を召喚し、ループされずに5ターン目、プレイヤーを攻撃する時に革命チェンジラフルルラブするしか勝つ手段がない!
しかし走り始めた時のリーサル強度は抜群に高い!なんせ呪文がなけりゃ勝てないんだから!一度ラブを始めたらあらゆる手段で投げ続けろ!掴んだ細い糸を絶対に離すな!

【青黒COMPLEX】
重く見たからと言って有利にはなりません
。受けデッキミラー故ゆっくりした動きになりがちです。相手がCOMPLEXを起動した時の《奇天烈 シャッフ》の宣言が1番のポイント。やっぱり宣言を撹乱するのは難しいので流れで進めつつG・ストライクでCOMPLEXを受け、小粒をジョーキングで受けるプランがベター。オニカマスが紋章を咎めないことと、ジョーキングのブロックは《奇天烈 シャッフ》を貫通することから紋章は完全秘匿し、ジョーキングをガンガン見せる方がいいでしょう。紋章ドンジャングルミハイルでそのターンはほぼ生存確定です。
《異端流し オニカマス》が紋章天門ドラサイネバーを咎めない一方で、白に対するシャッフの宣言はオニカマスで咎められないその5-6が最大手のようです。
ハンデスはほぼないのでマナを伸ばしつつ、隙を見て《轟破天九十九語》でランデスとドンジャングルミハイルを立てれば一気に勝ちが近づくはずです。

最後に 

こんだけ言っても結局0-3なんやで
質問やら、感想やらあればhttps://x.com/Carl_survivor?t=_wh8OLc2agM1cMz-mI2V3w&s=09
までどんどこどうぞ
こんな駄文を読んで下さって本当にありがとうございました。1人でも多くのサバイバー使いの心に火が灯りましたら幸いです。

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