見出し画像

この介護サービスつかえますか?

年々悪くはなっているけれど
それでも要介護者のことは、
それなりに面倒を見てくれている
わが国 日本。

だが
これからは、できる限り
在宅介護へと導くにもかかわらず、
介護者やその家族のことは
おざなり。

とくに首をひねってしまうのが
「家族介護慰労金」。

「家族介護慰労金」とは

非課税世帯で、
介護保険サービスをほぼ利用せず
自宅で1年以上にわたり
要介護4~5に認定された要介護者を
介護している家族に対して、
自治体から
年額10万円~12万円が
支給される制度。

※実施していない自治体もある。
 内容も金額も多少異なる。

文字だけを見ると
家族を介護している方に
給付金が支給されるのだな、
っと思うかも。

でもよくよく
内容を読み解いてほしい。

非課税世帯・・・収入が少ない世帯
要介護4.5以上・・ほぼ寝たきりの方
介護サービスを
ほぼ使用していない家族・・家族だけで介護
年額・・・・・・10~12万円支給

つまり
ほぼ働かずに
ほぼ介護サービスを使わずに
ほぼ寝たきりの要介護者を
ほぼ家庭の中だけで看た介護者に
年10万円程度を支給しますよ!
というもの。

もちろん無いよりはましだが、
実際何%の介護者がこの慰労金を
請求しているのだろうか?

まず金額など全然足りない。
そして
介護サービスをほぼ使わずして
要介護4.5の方を、
介護者が心も体も病むことなく、
つきっきりで
看ることができるのであろうか?

何より
介護者はターミネーターではない!


いいなと思ったら応援しよう!