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サッカールーツを辿る旅のススメ【福島・前編】

彼らの第一印象「生意気そうな高校生たちだなぁ」

でも「みんな、とってもいい瞳(め)をしている」

なぜ今回、福島なのか。今から5年前にさかのぼる。当時のわたしはフットサルを始めてちょうど1年が過ぎた頃。「昔に比べて高校サッカーのレベルがすごく上がっているから面白いよ」とフットサルコートの常連さんが教えてくれた。そうなんだ、ためしに選手権大会を観てみようかな

青森山田、石川星陵など優勝候補が注目される中、不思議な存在感のある高校を見つけた

それが今回旅した『尚志高校』(福島県)だった

正直、青森山田のような選りすぐりの精鋭部隊でも、前橋育英のような熟練の伝統校でもない。だけど直感的に「何かやってくれそうだな」と期待させるチームなのだ。5年前はベスト16で敗退したが、鮮やかな当時の尚志サッカーの記憶が今でもかすかに残っている

言わゆる優勝候補の常連校ばかりが順当に勝ち進む大会はおもしろくない。尚志のような常連校をおびやかす存在に期待が膨らんだ。高校サッカーの勢力図が少しずつ変化していることを実感した。ここから選手権大会を毎年楽しみに観るようになった

そして今回の福島旅の決め手となった偶然の再会、それが大学サッカー部員との出会いだった

昨年冬、スポーツキャリアのイベントで知り合ったサッカー部員から、これからドイツでプレーする友人の部員がいると聞いた。ドイツで学生兼トレーナーをしている日本人の知り合いがいたためSNSで彼に紹介することにした。その部員を通じて紹介したため、初めは誰に紹介したのかは全く知らなかった。のちに5年前の選手権大会に出場していた尚志高校の選手だと分かってその偶然に驚いた。5年前と今がつながった瞬間だった

ドイツとのつながりはまた別の機会に書くが、本来なら今年ドイツを訪れて尚志高校出身の彼にも会っているはずだった。それが今回のコロナウイルスの影響で今年中に直接会うことはできなくなった

だけど不思議な再会をした(まだ実際には会っていないのだが)彼のルーツを少しでも辿ることはできないか。考えた結果、母校がある福島を旅することにした

新幹線や列車で福島を目指すと東京を経由することに加え、飛行機に比べて時間が3倍以上かかる。そこで飛行機を選択、いざ出発!と思いきや出発ターミナルに着いたとたんグランドスタッフから

「福島行きは90分遅れの出発となります」

序盤でまさかの足止めに合う。遅延のお詫びに航空会社から用意された1000円分の食事券を受け取り、お昼過ぎまで空港で過ごすことになった。結局、福島空港に着いたのは14時前。浜通りにある水族館の開館時間は17時30分まで

うん、間に合ったとしてもすぐ閉館時間になるよね(笑)

どうしようかな~初日から予定を大きく変更しなければいけなくなった。それもまた旅の醍醐味だ、残り時間でできることを考えよう!

そしてわたしが福島旅初日に向かった先は、、、【福島・後編】をお楽しみに!!

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