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Cardano360 July 2022 (切り抜き)
Vasilハードフォーク開発アップデート
チームはいつも通りVassal ハードフォークの恩恵をコミュニティに提供するために本当によく働いてくれました。<中略>今週、私たちは新しい 1.35.2 (Cardano Nodeのバージョンのこと)のタグ付けしリリースしました。最終的なテストとベンチマークを行っているところです。テストネット用のリリースになる予定です。<中略>このリリースでは、オペレータ、DApp開発者の内部テストで特定された問題を修正しています。徹底的にテストし、急がず、正しく行うことに集中しています。<中略>すべてのユーザー(オペレータ、取引所、DApp開発者)はハードフォークを進める準備ができている必要があります。
焦って進むのではなく、徹底的に問題を出し切り、安全にハードフォークができることを優先としています。
コストモデル
たくさん質問がくるため、7月中旬の開発アップデートに続き、新しいコストモデルについての説明が改めてされました。以前の記事もご参考いただければ幸いです。
チームは、168種類ものパラメーターの実行コストを非常に慎重に測定するために、かなりの時間とエネルギーを費やしました。今後のバージョン2ではトランザクション手数料が安くなる仕組みとなり、様々なプロジェクトにとって利益となります。
Mithril
カルダノノードのブートストラップ
Mithril署名によって認証されたチェーンの状態のスナップショットをダウンロードし、検証するのにかかる時間(を短縮)
Daedalusウォレットや、現在のステークプールのノードは、ブロックチェーンのデータベースと完全同期し検証する必要があるため、立ち上がりに時間がかかります。これに対して、ある時点のスナップショットを取得、ダウンロードすることで、ブロックチェーンの正当性の検証時間を短縮することができます。Mithrilのメインのユースケースは「カルダノノードの容易なブートストラップ」です。
また、副次的な効果として、(フルノードの)ウォレットをより速く起動することができます。
Aggregatorが シグネチャを集約し、定期的にスナップショットを生成します。
すべてのクライアントがスナップショット状態を必要とするわけではないので、その一部を配信したり、Mithrilネットワークのサイド機能として、たとえば認証済みステーク分配の配信や取得、認証済みutxoセットの署名や取得を開始しようと考えています。
カルダノテストネットで動作するバージョンを近々公開します。<中略>次の大きなステップは、既存のコードをオープンソース化すること、<中略>ドキュメントの有用性を確認することです。
コードがオープンソースになり、ウェブサイトが公開されたら、SPOとクライアントの両方が、Mithril|署名者とクライアントをダウンロードしてインストールし、テストネットで実行できるようになる予定です。
Project Catalyst Fund 9
ファンド9 では、約1,000人の審査員が、約1,200件の提案に対して2万件以上の審査を完了しています。<中略>ご存知のように、今日、誰でも提案に対する評価者になることができ、自分の知識と専門知識、特に時間を交換し、その対価としてADAの報酬を得ることができます。 また、優れた評価を作成することは容易ではないため、質の高いものに関してはスポットライトを当て、その成果に対して報酬を出すことも目的としています。
最終的に投票アプリに読み込まれ、Cardanoコミュニティに投票される前に、ベテランの提案評価者がそのすべてを懸命にレビューしています。
投票が始まる前にユーザが準備しておくべきことは?
8月4日午前11時(日本時間20時)に行われるFund 9の投票権スナップショットまで時間がありますので、まだ投票したことがない方は、まず新しいウォレットを登録してください。スナップショット時点で、ウォレットの中に500ADA以上ある必要があります。過去に登録したことがあり、QRコードやPINコードが残っている場合は、ウォレットの再登録は必要ありません。
どこで登録すればいいかわからない場合は、Yoroi、Daedalus、Eternl、AdaLite、Typhonなどのウォレットにある投票タブを探して見てください。8月中旬、つまり今から約1後に投票が始まり、約2週間公開され、9月初旬に結果が出る予定です。
Project Catalyst Fund 10
Project Catalyst Fund 10で、「委任」と「dReps」を導入します。<中略>
流動的民主主義とは、直接参加と動的代表制の組み合わせにより、有権者(ADA保持者等)が集団的意思決定に関与する委任型民主主義の一形態です。<中略>
現在、ADAホルダーは、Project Catalyst《プロジェクト カタリスト》の中で、好きなだけ多くの提案に直接投票することができます。dRepsは、直接投票する代わりに、自分の投票権をdRepsに、あるいは自分の好みに応じて複数のdRepsに委ねることができる代表投票という仕組みです。これらのdRepsは、あなたの代わりに議案に投票します。議決権行使の委任は常に任意であり、流動的であるため、ADA保有者が希望すればいつでも記録することができ、また、各ファンド後にリセットされることに注意してください。
なぜdRepsなのか、なぜ(投票パワーの)委任なのか、理由はいくつかありますが、重要なのは、バランスの低いウォレットの投票力のアンバランスを解消するためです。 また、より多くの提案や課題に対する投票参加率を高め、ひいては意思決定の成果を向上させることができます。dRepsの最初の構想は、個人のコホート(共同体)が、一緒にコーディネートして方針を決め、データを入手して検討し、専門家と相談しながら、最終的にProject Catalyst
を通じて送られてくる何百もの提案に投票する、というものです。6月初旬に2つのタイムゾーンで開催された最初のワークショップでは、250名の参加者が集まりました。
Bebel fee
Bebel feeは、ユーザーがADA以外のトークンで手数料(fee/フィー)を支払うことができるように設計された仕組みです。
Booktoken
私たちの目的は本をブロックチェーン上に置くことです。電子書籍やオーディオブックなどです。私たちはカルダノのNFTを使ってそれを行っています。本の表紙の画像のNFTだけでなく、実際の本全体そのものです。すべてが分散化され、暗号化されてチェーン上に保存されています。NFTによってユーザーはその本を所有できます。実際の本と同じように、読み終わったら再販したり、友達にあげたりできます。<中略>
私たちは7月20日に最初のNFT電子書籍とDAppを公開しました。ウォレットを接続して、最初の本を購入し、開いて読むことができ、すべての内容を完全に分散して見ることができます。
Voteaireプロジェクト
Voteaireでは、エコシステム内の誰もが投票を作成することができます。すべての結果は重み付けされます。アプリの提案と投票は、オンチェーンに公開保存されます。
(現在あるユースケースとしては)3つのタイプの投票があります。まず、ウォレットの中にADAが入っていれば、全員にオープンでシンプルな投票を作成し、投票することができます。これはADAで重み付けされます。もう一つは、委任者とステーク・プール・オペレーターに向けたものです。ステークプールに委任された特定のグループによって投票を作成し、投票することができ、彼らのコミュニティのステークホルダーガバナンスに役立てることができます。3つ目はポリシーIDに関するもので、これは代替性・非代替トークンを中心としたもので、投票の重みはそのポリシーIDに指定されたトークンの総数に基づいています。
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