『GirlsPlanet999』-コネクトミッションの感想-

期間限定グループを解散後好きになってしまい、それに懲りたために早々に視聴を始めたМnetのサバイバルオーディション番組『GirlsPlanet999』。
投票操作の発覚により終了した人気シリーズ『PRODUCE○○』の名実ともに後継となる番組であり(ただ、私はもともとプエクのあと新しいフォーマットを作るつもりだったのではないかと勝手に予想しています)、CELLとTOP9システム、宇宙要素以外はほぼ『PRODUCE』シリーズと変わりないかと。

最初のミッションであるコネクトミッションを見て、気になったステージをまとめてみました。
なお、ダンスや歌にどうこう言えるほど詳しくないのでパフォーマンスへの言及ほぼゼロです。

①IZ*ONE『FIESTA』

~1班~

ファンシンチャオのフィーチャーターン。というより、坂本舞白、カンイェソ、ファンシンチャオのCELLにしか光が当たっていないような……。実力者と育ち良さげな美人という共通項でくくれるCELLだと思っていたんですが、まさしくそんな感じ。懸命に努力を重ねるファンシンチャオと、それをサポートしつつ見守る2人。本番では大成功してマスター陣にも褒められ、最後に舞白の穏やかなリーダー像まで映し出されて、きれいに終わりました。

~2班~

プデュ48で伝説になり、ガルプラでもしっかりネタにされたブンバヤ2班みたいになるのではないかと考えたのですが、特にそうしたジャイアントキリングやフィーチャーはなし。しいて言えば懸命にメインボーカルをつとめた伊藤美優の知名度が上がったくらい。本当にあなたはよく頑張ったよ……。経緯からすれば当然ですが、見ていて一番肝が冷えた。ブンバヤ2班の勝利は会場評価あってこそで、マスター評価が全てのガルプラでは妥当な勝敗だろうという印象でした。

②EBS(『EXO-The Eve』VS『BTS-MIC Drop』VS『SEVENTEEN-Pretty U』)

~The Eve班~

9人中3人がTOP9、4人がTOP9候補というアベンジャーズチーム。
間違いなく実力はトップクラスで予想では最も勝利に近いところにいた班。感想としては本家より『ボーイズグループ』をやっているのでは、という印象。腹の底から出る歌声の力強さ、威圧感たっぷりの表情管理(美人の冷めた顔ってとてもこわい)には、たぶん多くの人がふわっと思い浮かべる『ボーイズグループ』らしさがあふれていました。私は大好き。

~MIC Drop班~

成長度合いを明確に示した班。
イチオシは真ん中に立ったとき完全に「場をものにした」感があったワンヤーラ。あの瞬間の「私を見ろ!」とでも言いたげな自信ある笑みとか、ちょっとイキった雰囲気の原曲に似合ってた。それにしても原曲のカロリーの高さ、あれはどうやったら表現できるものなんでしょうね。

~Pretty U班~

おおむね穏やかに編集されていた班。
マスター陣にセンター変更を提案されるシリアスなシーンはさらっと流され常に焦点はグインマヤを中心とした「可愛さ」に置かれていました。実際ステージはとても可愛かった。原曲のポップキュートな雰囲気にピッタリはまっていたと思います。しっかり実力を示すことにも成功していました。特に嘉味元琴音のラップは素晴らしかった。なぜTOP9候補にすら入らなかったんだ……?

勝敗とコンセプトとМ COUNTDOWN

Pretty U班の勝利については、Мnetの方針もあるのかなーと考えています。パフォーマンスについてはThe Eve班のほうが優れていたと私は思いますが、実力主義とはいえ、それだけで判断されるわけではないのはプデュ48時点で明らかですし。あと、コンセプトの消化率ではPretty U班が勝っているなと感じました。
これはガールズグループのオーディションですから、主軸をガールズグループならではの可愛さに置くことを成功したPretty U班が勝つのは納得できます。人選と選曲の勝利。

EBSにはそれぞれ、『アベンジャーズチームの挫折』『驚異的な成長』『キュートな末っ子の逆転劇』という特定の役目が割り当てられていた。そして彼女たちはそれをきっちりと全うした(させられた)と思います。
タイトルとマスターの反応からして、明らかにPretty U班が勝つなこれって感じでしたし。

これに加えてYes or Yes1班をМ COUNTDOWNに出演させるあたり、Мnetの考えているグループのコンセプトはガールクラッシュオンリーではないのだろうな、と。

今はまだ人気のある練習生が可愛い/カッコいいのどちらかに偏っている気がするので、この先のミッションでさまざまな可能性に挑戦させていく……んだろうな。

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