2024.6.14

あの日から2年が経った。
長いようで短い日々だった。

未だ私は面影に翻弄されている。

それほどまでに青春の象徴でした。

君はずっと先に進んで、
その羽根には
故郷の花畑の天鵞絨を纏っている。

遠い場所で今日を紡ぐ君の中に
もう私はいない。

私が君の物語に出ないことは
たぶん喜ぶべきことなのかもね。
私は人を不幸にするから。

人の愛情なんて一過性のものだ。
永遠なんてないって知ってた。
それでも永遠を信じたかった。

あの日と比べればこの街は淀んで見える。
全部灰色に見えるってほんとにあるんだなって。

すべてがつまらなくて
すべてがめんどうで

人と話すことすら億劫になって
動くことすら面倒になって

けど誰も分かってはくれないから。
私のことを分かってくれる人はいないから。

今まで死にたいって言えてた人にも
笑顔を貼り付けるようになった。
言っても無駄だと気づいたから。

どうせ私は死なないってみんな思ってるから。

それどころか、私のことなんて誰も覚えてない。

手を差し伸べてくれる人はいない。

最初からそうだ。
自分で解決しなきゃなにも変わらない。
現実逃避をしていただけだ。

けど解決したいと思えるほど
私は私の人生に希望を持っていないんだ。

あの日々があまりに美しいから
現実がとても醜く見える。

分かってる。
あの日々が美しいだけの日々だったわけじゃないこと。

死にたい夜もあった。
一歩も動けない帰り道もあった。

けどそれでも
この思い出は美しく見えてしまう。

「一人で抱えて限界を超えれば
知らないうちに死ねるんじゃない?」

高校で一番仲良かった友達に昔言われた。

メンヘラだから人に頼るって思ってた私も
いつの間にか一人で抱えるようになってたよ。

この文章だけは病んでもいいかなって笑
ツイートしなければ誰も見ないだろうし。

君を思い出して病むのももう終わりにしよう。
もう全部過去なんだから。

君に二度と会うことはないけど
君が幸せであることを願っています。

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