見出し画像

ヤオコー川越美術館で三栖右嗣作品を鑑賞 【埼玉県川越市】

2019年2月17日(日)

今日は川越にあるヤオコー川越美術館へ行ってきました。

場所はR254から少し中に入ったところにあり、道が狭く分かり辛いです。

ヤオコー川越美術館

駐車場は建物前に5台分有ります。(内1台は障がい者マーク付)ホームページを見ると駐車場15台となっているので、他の場所にあと10台分あると思われます。

駐車場

建物は建築家 伊東豊雄氏の設計によるもので、施工はスーパーゼネコンの大成建設が手掛けています。

美術館外観

シンプルな外観です。入口以外、開口部がなく、唯一入口に向かって左側に背の低いFIX窓が存在しています。

美術館外観

建物の外壁はコンクリート打ち放しとなっており、そこに直接、美術館名とロゴが張られています。ちなみにこのロゴは展示室の屋根形状を表しています。

入口を入ったエントランスには桜が飾られていました。造花かと思いきや、本物の桜です。

この美術館は壁式RC構造の平屋建てとなっており、RCの壁で田の字型に間仕切られ4つの部屋を構成しています。

美術館平面図

上記画像の平面図上、展示室は上の2つになり、右下が入口エントランス、左下がカフェと休憩を兼ねたラウンジとなっています。いずれも約100平米の部屋で建物はほぼ正方形です。

ラウンジ

ちょうど入館時間が昼時だったこともあり、まずはラウンジで小腹を満たすことにしました。と言っても食事はなく、ケーキやおはぎ程度のデザートと飲み物となります。

ラウンジ

このラウンジにある腰下窓が入口の左側に見えていた唯一の窓です。

ラウンジ

腰下のためイスに座って休憩していても、周りの家や車などの雑多な景色は見えず、建物を取り囲む水場だけを眺めることが出来ます。ここに建築家の拘りを感じることが出来ますね。

おはぎセット

おはぎセットを頼みました。飲み物はブレンドコーヒーです。妻は抹茶を頼んでいました。

おはぎを眺めながらふと天井を見上げると、照明は付いてなく、天井からの自然光による柔らかな明かりに包まれていました。

ラウンジ天井

そして天井面にキラキラ映る水面の光。腰下窓から入り込む水面の光が天井に反射しています。

ラウンジで一服を終えた後、入口エントランスに戻り、まずはトイレで用を足すことにしました。

トイレに飾られる三栖右嗣氏のスケッチ写真

ううむ、ここに飾るか…

エントランス

エントランスには館長であり、ヤオコーの会長でもある川野幸夫氏のメッセージが赤い壁に白文字で書かれています。

ごあいさつ

株式会社ヤオコーの実質上の創業者である故川野トモ名誉会長が30年近く前に、三栖右嗣氏の個展で20号のコスモスの絵を買い求めたのが、川野一族と三栖右嗣氏の付き合いの始まりのようです。

川野館長のあいさつの横には、三栖右嗣氏の生涯も紹介されています。

三栖右嗣の生涯

三栖右嗣氏は、埼玉県ときがわ町にアトリエを構え制作活動をおこなった現代リアリズムの巨匠で2010年4月に亡くなっています。享年82歳。

三栖右嗣氏はそれほど有名な画家ではない気がしますが、実に素晴らしい作品を世に残しています。作品はいずれも力強いタッチで描かれており、油彩画ながら精緻な描写は見る者を圧倒します。

展示室1&2

展示室は1と2の二つに分かれており、ラウンジにも数作品展示され、総点数は38点となっています。ヤオコーが保有する三栖右嗣作品は150点ほどあるようで、定期的に作品の入れ替えを行なっているようです。

展示室1は天井の真ん中が床に向かって下がっていて柱のようになっています。

展示室1

また、三栖右嗣氏を紹介する動画を見ることもできます。

「オホーツク」

横倒しの船と海鳥、暗い印象の絵ですが、不思議と引き込まれます。

展示室2
展示室2天井

そして展示室2は逆に天井の真ん中が盛り上がっており、トップライトから自然採光を得ています。

この1と2の屋根形状が美術館のロゴマークとなっています。小ぢんまりとした美術館ですが、随所に拘りポイントが見てとれます。

建物周り

展示を見終えた後、建物の周りをグルッと散策。

外部
外部

隣地は普通の住宅です。

外部

建物を囲う水は澄んでおり風に揺られています。

外部

敷地の周りは塀ではなく、植栽とすることで周りとの調和が図られています。

外部

展示室2の盛り上がった屋根が見えます。

建物周りの水が張られているところは砂利敷きとなっていますが、接着されているため道の方に砂利が転がり出てくることはなさそうです。

外部
外部

以上、建築家 伊東豊雄氏による美術館と、三栖右嗣氏による絵画展、どちらも素晴らしい作品でした。

ヤオコー川越美術館DATA

  • 所在地:埼玉県川越市氷川町109-1

  • 開館時間:午前10時~午後5時(最終入館 午後4時30分)

  • 休館日:月曜日(当日が祝日の場合は開館)、年末年始


帰りに昭和シェルららぽーと富士見前SSのKeePer PROSHOPでジュリエッタを洗車して貰いました。

泡シャンプー洗車で3,090円也。運転席と助手席も清掃してもらいスッキリしました。

洋食屋エリーゼえいすけ

晩御飯は富士見市にある洋食屋エリーゼえいすけ。食べログの評価は3.7。

駐車場は無いので、道向かいのBig-Aに止めました。開店前だったので、しばし待ちです。開店前から並んでいる人がいるので期待が持てます。

店舗外観

開店し店内へ。

メニュー
メニュー

色々ありますね。悩みます。

結局、私は好物のホタテフライ定食を注文することにしました。妻はビーフシチュー定食を注文。

ホタテフライ
ビーフシチュー

待ち時間はかなり長かったもののホタテフライもビーフシチューもどちらも美味しかったです。初めて来ましたがなかなか当たりの洋食屋でした。

洋食屋エリーゼえいすけDATA

  • 所在地:埼玉県富士見市東みずほ台2丁目6-7 1F

  • 電話番号:049-265-5152(予約不可)

  • 営業時間:月~日 11:30~14:30、18:15~21:30

  • 定休日:火曜日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?