【アナ雪2】この森で生まれた者もいるという話

ノーサルドラの青年 ライダーがさらっと言った、この森で生まれた者もいるという話。
初見時は、外の世界を知らずに育った、生まれたときから閉じ込められてるっていうそのまんまの意味だけで受け止めてました。2回目で、戦争を知らない世代(姉妹含めて)のことか!って気付きました。アナ雪2は"姉妹の成長の物語""愛の物語"であると同時に、俯瞰で見れば"2世代前の間違いを、戦争を知らない子ども達が歴史を学んで正していく話"なんです。

そう考えると、現在のアレンデールが制裁を受けなかった事への批判には賛同しかねます。戦争を知らない子ども達が戦犯の代わりに罪を被る世界、怖くないですか……私は嫌だよ、そんな世界。

子ども達に望むのは、先達の行為が過ちだと知った上で、同じ間違いを繰り返さない事。そして大人としては、子ども達に大人の過ちのツケを託さない様にしたいなと。

子ども達についてそう思うからこそ、戦争の当事者世代であるマティアス中尉とノーサルドラの現リーダー イエレナが腕を組むシーンには、ちょっと引っ掛かりました。え?そんなに自然に腕組んじゃうの?ノーサルドラ的にはそれでいいの?って。あれが和解と歩み寄りの象徴だってのは分かるんですけど、これで分かるでしょ?っていうのは苦手なんですよ。ごめんなさいとありがとうはハッキリ言え!派なのでw
あれってイエレナの方から手を伸ばしたんだっけ……それならその"手を差し出す"行為が、赦しの言葉の代わりなのかなぁ。うーむ、もう一回観なくては。

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