無課金の呼吸・参ノ型
※筆者は課金者です。
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
oyuです。
まえがき
毎日猛暑が続きますが、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じません。納涼だ何だと言っても、暑いものは暑いですよね。不自然な火照りや動悸、目眩を感じたら速やかに体を冷やして水分を補給して下さいね。
…挨拶はとりあえずこれくらいにして、今回は無課金でラスピリを遊ぶための話です(多分ラスピリ以外にも通用します)。
まあラスピリに限った話ではないのですが、無課金で遊んでいると石とかダイヤとか、そういうアイテムが本当に少なく感じますよね。私も無課金で遊んでいるゲームがいくつかありますが、持ち合わせがなくてキャラの入手を諦めるようなことは往々にしてあります。
とはいえ、それがある意味健全だとも思います。無課金でトップランカーが当たり前になればそもそもビジネスモデルとして成立しないので、どんなゲームでも他所を追い抜きたい(他所という概念が薄いソロゲーでも、エンドコンテンツを最速クリアしたいなど)という意思に働きかけて、課金に誘導するシステムが組み込まれています。
しかしやはりお金は落としたくないし、でも強くなりたい(重要)と思ったそこのあなた。
間違ってません。ただし、お金の代わりに頭を使う必要はあります。課金者に追いつき追い越せとまではいかなくとも、無課金の帝王になるくらいならできるかもしれませんよ。
やってはいけないこと3選
あれをやれ、これをやれと言ってしまうと作業感が強くなると思うので、プレイヤーごとの自由度(イケメン中心でデッキを組むとかそういうやつ)はある程度確保した上で「これだけはやめとけ」というものを紹介します。
1.イベントやミッションをサボる
当たり前ですが、タダで使える収入源はフル活用するべきです。とはいえモチベーションが上がらない時期は誰しも絶対にあるので、その時はAPが漏れても、最悪貴重なゲーム内アイテム(ラストレガリアなど)を取りこぼしてもいいです。しかしルナストーンの回収だけは徹底しましょう。
ルナストーンの回収を怠ると、ルナストーンの収入が少なくなります。
2.ステップアップコールのつまみ食い
恐らく3選の中で一番やってはいけないことです。傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、暴食、色欲と肩を並べる大罪です。
ここで問題になるステップは1〜2のことで、本来250個消費するところをそれぞれ150個と200個で10連回すことができるため一見お得感のあるコールとなっていますが、これが地雷となっています。確率論に基づくエビデンスを挙げて紹介しようと思います。
例
短い周期でステップ1〜3を往復する佐藤さん
長い周期でステップ1〜6を往復する松田さん
がいます。
ステップ1は150個
ステップ2は200個
ステップ3〜6は250個
のルナストーンを消費するので、1回のローテーションで佐藤さんは600個、松田さんは1350個のルナストーンを消費します。
ここでは2人が同じコストを支払った場合の取れ高を比較したいのでお互いに同数の、5400個のルナストーンを消費してもらうことにします。なので
佐藤さんは5400 ÷ 600 = 9回
松田さんは5400 ÷ 1350 = 4回
それぞれローテーションすることになります。つまり
佐藤さんはステップ3まで10連ずつ、合計30連を9回
松田さんはステップ6まで10連ずつ、合計60連を4回
引く権利を持っています。
また、ステップ3は星5が1体以上確定、ステップ6はピックアップ星5が1体以上確定なので、
佐藤さんは9体の星5
松田さんは4体の星5と4体のピックアップ星5
が確定しています。
残りのコールについてはゲーム内で設定された確率(ピックアップは30%とします)に従い、
佐藤さんは30 × 9 - 9 = 261回
松田さんは40 × 6 - 4 - 4 = 232回
の抽選が行われます。まとめると、
を手に入れることになります。このとき、どちらがより得をするのでしょうか?
答えは「圧倒的に松田さん」です。
何故なら、獲得できるピックアップ星5の期待値(ユニットの数)で大きく勝っているからです。限定ユニットは遊び続けていれば自然と集まる恒常ユニットと違い、狙って引かなければまず手に入りません。その時々でピックアップされたユニットを的確にスナイプしていくことが最重要です。
詳しい計算は省略(二項分布やポアソン分布が分かる人なら大丈夫だと思います)しますが、例に示した条件でコールしたとき、ピックアップ星5を何体獲得できるかの期待値を計算すると
佐藤さんは5.05体
松田さんは7.29体(内4体は確定)
となります。
石5400個というのはおおよそ無課金の半年分の収入(記念日やレイド報酬などの臨時収入を除く)に相当するため、1年間松田さん方式で遊んできたユーザーのデッキは、佐藤さん方式のそれと比べて限定ユニット4〜5体分のアドバンテージを抱えています。大きいと思いませんか?
なお、星5なら何でもよいという場合は
佐藤さんが16.83体
松田さんが14.96体
となり、佐藤さんが2体分ほどリードします。
しかしながらここで言う星5は常設されている恒常ユニットのことであり、これらのユニットはピックアップコールのすり抜けや無料アイテムのコールチケットで比較的容易に手に入ります。長くプレイしていれば自然と蓄積するものを短期的に稼いだところで大したアドバンテージにならないことは覚えておいてください。頭数が揃わない最序盤なら、と思う方もいるかもしれませんが、私がアドバイスする立場なら佐藤さん方式の引き方はいついかなるときでもお勧めしません。
…ちなみにここまで言っておいてアレですが、つまみ食いが許されるケースもあります。それは最終ステップまでの軍資金を用意した上でコールに臨み、運良く浅いステップで欲しいユニットを回収できた場合です。その時は喜びを噛み締めて撤退しましょう。もっとも、足りない軍資金で淡い望みに期待して引こうとするのは、ルナストーンをドブに捨てる行為です。
3.コスパの悪い補強
コスパと言われてもピンとこないと思うので、これも例を挙げて説明します。
例えば実装当時はトップクラスだった火属性のアタッカーを愛用していて、この度のコール更新で新たに火属性のアタッカーが追加されたとします。見たところ新ユニットの方が強力で、乗り換えればダメージが伸びそうです。ここでコールを回すべきか?
答えは…まあ程度によりますが、目安としては「そのユニットを手に入れて世界が変わるレベルでないなら追うな」です。具体的には
・それまで攻略できなかったクエストが攻略できるようになる
・レイドのスコアがめっちゃ伸びる(最高倍率において3割増くらい)
くらいが目安で、多少ダメージが伸びる程度なら勇気の撤退です。ここでズルズル行ってしまうと、何ヶ月か経った時にまた同じ選択を迫られるのがオチです。
ちなみにキャラデザを重視するよ、という方は性能とどちらを取るかというだけの話だと思われるので、それはそれで全く問題ありません。
まとめ
こんなビジネスライクなやり方で遊ぶゲームが楽しいのかという疑問は置いておくとしても、強くなるならこれが一番の近道だと思います(個人的には黄◯伝説の某企画をバーチャルな世界でやるようなものだと思うので、見ていて好きだった人は楽しめると思います)。
適当に遊んでいる無課金勢とは確実に差を付けられるので、よければ参考にしてみてください。
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