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P店店長になるために必要なこと【ホール社員向け】

4月からフリーで仕事を初めた。今は上司部下を持たず組織も持たないので、そういえばアウトプットする機会が減ったなぁと感じた。アウトプットの重要性は書くまでもないが、自分の成長のためにもnoteを始めようと思う。せっかく書くなら誰かの為に少しでもなるような有益な記事にしていきたい。

早速、本題に入る。

私が店長になってすぐのある日。今から10年前ぐらいの話になる。部下から「店長になる為に必要なことは何ですか?」と聞かれたことがあった。その時、どのように返答したかどうか記憶は鮮明ではないが、きっとその部下の開発レベルに合わせて「ホールをマネジメントできないとダメだよ」みたいなことを言ったと思う。その後、約10年の店長キャリアを積んで今どう思うか。P店店長になるために必要なことを社員向けに話すとしたら。

会社の理念の理解?原価計算?予算組成?粗利シュミレーション?PL管理?ゲージメンテナンス?人材育成?風適法理解?マーケティング?能力で言えば課題形成、解決、統合する能力?リーダーシップ?項目を挙げればキリがないし、その重要度はどれも高いので序列を作るのに意味は感じない。一言でまとめれば、P店店長になる為に必要なことはこれらを集約して【店舗管理能力】となるのだろう。それから、Pホール業はやはり特殊な業種であり、下積みも重要になる。他業種で豊かな経験を積んでP業界に転職したとしても、すぐに店長職をこなせる人はほとんどいないであろう。ホールスタッフへ下積みの重要性が伝わるとよい。

この遊技人口が減少している現代において、P店店長を目指すホールスタッフへP店店長になる為に必要なこと。1つ、伝えたいことがある。たまにホットな話題になったり、上司からもアドバイスがあるかと思うのだが。

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店長を目指すのであれば「もっと打て!」ということだ。

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今、大卒入社で遊技経験がない人は結構多い。パート・アルバイトの現場の採用面接でも「パチンコで遊んだことないんですけど大丈夫でしょうか?」なんてことは日常だ。エンターテイメント、接客業という括りで魅力があったり高待遇な会社も多いため選ばれる。もちろん、大丈夫ですよ、安心してくださいと採用していく。いつの日からか、パチンコスロットが大好きだった仲間ばかりが集まる職場が、パチンコスロットをあまり知らない仲間が集まる職場に変わっていった。この事実はほとんどの幹部はわかっており、遊技を推進したり一緒に打ちに行ったりしている。だが、就業外活動であるし、けして、安く遊べる世界ではないため限界はある。

社員に「もっと打たなきゃダメだぞ」と軽い口調で言った際には、「店長、遊技補償はしてくれるんですか?」とか「お小遣い制なんで無理っすー」なんて、おバカちゃんが出てくるし、強く言った際には「店長が打て打て強制してくるんですが、MGR、相談がありますー」みたいな事になる。

「店長、遊技補償はしてくれるんですか?」(な訳ないだろ)

「お小遣い制なんで無理っすー」(多分、君はこの先きつい。できない理由ばっかり並べていく人生、じんおわ)

※()はキャプテン心の声。

「もっと打て」と簡単には書いたが、ただ打てばいいという話ではない。打つだけなら閉店後に遊技台を触らして貰えば良い。スペックなどは理解できるはずだ。重要なのは顧客と同様に身銭で遊ぶことだ。何が嬉しくて何が悔しいのか分からなければ、それを管理する立場にはやはりなれない。ジャグラーというシンプルスペックな機種で毎日悔しがっているリスナーがいる。どうやらRBしか引けないらしい。打たない人にはなんのことかさっぱり分からないであろう。RB揃ったときに、あ、大当たり対応は重要だ、「おめでとうございますw」なんて軽々しく行くんじゃないぞ。きっとリスナーは発狂する。

おっと、顧客の立場に立つという意味で重要なことは身銭遊技だけではない。もし、管理職の方がここにいらっしゃったら、社員にコンパス(WEB抽選アプリ)をインストールしている人?と聞いてみて欲しい。インストールしているのはひょっとしたら3割切るのではないだろうか。ユーザーがコンパスを使い、どういう理由どんな気持ちで2店舗選び、事前予約から認証までするのか、きっと分からない社員は多いであろう。店頭抽選でも同じだ。どんな気持ちで開店前に期待を膨らまし、店舗の些細なオペレーションミスでガッカリするのか。自ら朝一から行かなきゃ分からない。「朝から打たないんでコンパス、自分携帯に入れないっすー。」・・・どうもお疲れ様ですとだけ。

私の知り合い店長のほとんどの方はやはり打つ。もちろん好きなのもあると思うがその重要性を分かっているからだ。ショールームで打つのと市場導入後、身銭で遊ぶのでは全然違う。

初回のnoteで、なんでこのようなテーマにしたかというときっかけがあった。つい先日、キャプテン質問箱にこんな質問が届いた。

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この就活生へは私なりにDMで返答した。会話は数往復した。今からP業界へ進もうとする若者。きっと大都が大好きなんだと思う。Twitterのアイコンはクレアだった。打ち込んでいるのだろう。ヒーローを生業とする私にとって、キャプテンに相談して良かったです、一次面接通過しました、内定でましたという報告があれば、こんな嬉しいことはない。願っています。未来は明るい、そして若い人たちが創っていく。

さて、結び。20代.30代のホール社員へ。

店長を目指すのであれば、このnoteを読んで、打ちに行けと。もちろん勝てと。打ちにいく理由は書いた通りだ。

またnoteは書いていきたい。これで2350字くらい。意外と余裕だった。最後まで読んでいただきありがとうございます。

おわり。


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