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【株式投資攻略】株式ポートフォリオの作り方

複数の株式銘柄を保有する「ポートフォリオ」を作る場合、銘柄それぞれの株数を調整する必要があります。

たとえば以下のような銘柄でポートフォリオを作る場合を考えてみます。

7201:日産自動車
2023.1.4〜12.8 利益率 47.7%
8001:伊藤忠商事
2023.1.4〜12.13 利益率 33.09%
9107:川崎汽船
2023.1.4〜12.12 利益率 55.2%
9501:東京電力HD
2023.1.4〜12.8 利益率 39.3%
9983:ファーストリテイリング
2023.1.4〜12.7 利益率 33.7%

利益率はそれぞれ1月に最初の買い建玉を保有した際の買値に対する12月までの利益の割合です。これらは朝に市場が開く前に逆指値で注文を出すだけのシンプルな売買による利益率となっています。

それぞれの12月14日の終値は以下のとおりです。

7201:日産自動車 534.8円
8001:伊藤忠商事 5,685円
9107:川崎汽船 4,805円
9501:東京電力HD 777.6円
9983:ファーストリテイリング 35,460円

たとえば東京電力HDとファーストリテイリングでは株価が45.6倍もの差があります。たとえば東京電力HDで10%の利益となりファーストリテイリングで5%の損失となった場合、それぞれ100株ずつ売買したら損益は次のようになります。

777.6×100×0.1-35,460×100×0.05=-169,524(円)

利益率でみると平均では5%のプラスとなりますが、実際の損益では169,524円のマイナスになります。

もし東京電力HDで高いパフォーマンスを得られたとしても、実際にはファーストリテイリングのパフォーマンスにポートフォリオの損益は大きく左右されることになります。

そこで売買金額がほぼ同じになるように調整する必要があります。たとえばファーストリテイリングをポートフォリオに含める場合、上記の5つの銘柄の株数はだいたい次のようになります。カッコ内はその株数での買値です。

7201:日産自動車 6,600株(3,529,680円)
8001:伊藤忠商事 600株(3,411,000円)
9107:川崎汽船 700株(3,363,500円)
9501:東京電力HD 4,500株(3,499,200円)
9983:ファーストリテイリング 100株(3,546,000円)

これでトータルの損益率がほぼそのまま実際の損益金額に反映されますが、総額で1,700万円以上もの資金が必要になる計算です。

そこでファーストリテイリングのみを外すと次のようになります。

7201:日産自動車 1,000株(534,800円)
8001:伊藤忠商事 100株(568,500円
9107:川崎汽船 100株(480,500円)
9501:東京電力HD 700株(544,320円)

総額で210万円ほどあればポートフォリオを保有できることになります。

銘柄それぞれ異なる価格変動を見せるので、損益が緩やかに増加するように複数の銘柄でポートフォリオを組みたいものです。そこで株価が近いものを選んで資金を抑え、株式それぞれの損益率の合計がほぼそのままポートフォリオの損益率に連動するようにしたいものです。

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