見出し画像

【webライター攻略思考】フリーランスは報酬の引き上げを要求すべきか、あるいはすべきではないかを考える

フリーランサーがクライアントに対して報酬単価の引き上げを要求するという話はよくあることです。報酬の引き上げを要求する理由は、自分の仕事内容が受け取っている報酬に見合っていないと判断したからだと思います。

しかしその報酬の引き上げ要求が妥当なものかどうかを一度精査する必要もあると考えます。


そもそも高い品質の仕事をしているか

報酬が少ない理由が仕事の品質が低いことにあるとすれば、その報酬の引き上げ要求は妥当ではないと判断できます。仕事の品質が低くクライアントの収益確保につながっていなければ、そもそもクライアントは高い報酬を支払うための原資を確保できません。

よってこの場合はまず、自分の仕事の品質を高める努力をすべきでしょう。

クライアント側に問題はないか(その1)


次に高い品質の仕事をしており収益確保に貢献しているにも関わらず、クライアント側が高い報酬を支払いたくないと考えているとします。この場合は要求すれば応じてもらえるかもしれません。

しかしこの場合にはひとつ、問題があります。

そもそもクライアント側からすれば、収益確保につながる仕事をするフリーランサーは手放したくないと考えるはずです。自分がフリーランサーに対してその品質に見合う報酬を支払っていないとの自覚があれば、そのフリーランサーはほかの高い報酬を支払うクライアントへ乗り換える可能性があることを理解しているはずです。

つまり仕事の品質に見合う報酬を支払っていないことを自覚しているクライアントは、もしそのフリーランサーが仕事をやめると言えばほかのフリーランサーに頼めばよいと考えている可能性があるということです。

よって報酬引き上げの要求には応じない可能性があります。

クライアント側に問題はないか(その2)


次にフリーランサーの仕事の品質に対してどの程度の報酬を支払えばよいのかがわからないクライアントであるケースを考えてみます。この場合は、報酬の引き上げを要求すればすんなりと通る可能性があります。

しかしこのクライアントにも問題があります。それは競争の原理に対する理解が不十分であるということです。

フリーランサーとクライアントは報酬面において、ほどよいバランスが保たれていれば良好な関係が長く続きます。そのバランスがわからない、つまりどの程度の報酬を支払えばよいのかを把握できていないクライアントは、優秀なフリーランサーをほかのクライアントに奪われる可能性が高いと考えられます。

優秀なフリーランサーを確保できなければ、売上の確保が難しくなります。つまり経営がうまくいかなくなる可能性が高いということです。そのようなクライアントにこだわり報酬を引き上げてもらっても、やがて仕事がなくなる可能性があります。

つまりフリーランサーもクライアントを見る目を養う必要があるということです。

クライアントとともに成長するという考え


場合によっては、まだサイト運営を始めたばかりのクライアントとともに成長するという考え方もあるかもしれません。報酬体系が整っておらず、とりあえずフリーランサーに仕事を頼んでみたというクライアントもいることでしょう。

そのようなクライアントとともに成長し、それに伴って報酬を引き上げてもらうというのも1つの方法としてはありかもしれません。

ただしこの場合は新興企業へ投資するようなものなので、リスク対策はきちんと行っておきましょう。すでに安定収入を得ているクライアントがあるのならよいのですが、そうでなければともに沈み込むリスクがあるからです。

またそのような余裕のある人はそもそも報酬の引き上げなどは要求しないと考えられるので、このようなケースはレアだと言えるでしょう。

報酬引き上げよりも新規クライアントの開拓を


もし現在仕事を請け負っているクライアントに対して報酬が少ないと考えているのであれば、報酬の引き上げを要求するよりもほかのクライアントに営業をかけるのが最適だと判断できます。競争の原理をきちんと理解し、仕事の品質に対して適した報酬を支払えるクライアントを探すことが大事だということです。

そのようなクライアントであれば、こちらから報酬の引き上げを打診せずともそれなりの品質の仕事をしていればそれに見合う報酬を支払ってくれます。そうしなければ優秀なフリーランサーを確保できないと理解しているからです。

よって報酬の引き上げを検討するのであれば、自分の仕事の品質に見合う報酬を支払ってくれるクライアントを探すのが賢明であると判断できます。

ただし以上はあくまでも個人的な考えなので、絶対的に正しい意見であると断言するものではありません。


ギャンブル依存対策活動の資金として活用させていただきます。