オススメ参考書(臨床検査技師国家試験)


1.はじめに

 誰だって何かしら苦手な科目はありますよね?
(僕は、特に臨床化学が苦手でした。。。)

 学校の定期試験は問題なく通過できたとしても、国家試験に向けて改めて勉強していく中で、基礎を理解していないことに気がつく時もあります。

 そんな方のために、今回は僕が使ったことのある参考書や問題集、また、友人から勧められたことのある参考書に関して紹介していきたいと思います。



2.おすすめ参考書

①教科書
・国家試験の問題は教科書(赤or青本)から作られるため、最終的には教科書をやり込むべき

・ただ、いきなり教科書をみて勉強するのは地味にきつい(細かいところまで書かれているためどれが重要か分からない)

・全くの初学者は下記の「ポケットマスター」がおすすめ。

・ある程度実力がついた上で教科書をやると細かいところもすんなりと頭に入ってくるようになる。


②ポケットマスター
・教科書の細かいところを省いた参考書

・章の最後に選択問題が載っている。そのため、インプットしたあとすぐにアウトプットでき、記憶に残りやすい。

・一番苦手であった臨床化学はこれを用いて克服した。

・病理、血液も分かりやすかった。

・ただ、生理学は個人的に合わなかった。

・書店に行き、一度パラパラ見てから購入するべき。


③休み時間の免疫学
・免疫の基礎(B・T細胞、サイトカインが働き始める機序など)が載っている

・免疫が苦手な人は絶対読んだほうが良い。

・個人的に、青本の教科書だと基礎の部分が非常にわかりにくかったため、これを読みながら教科書の読解をした。

④レジデントのためのこれだけ心電図
・心電図の基礎から理解できる

・これを読んだあと、心電図の問題はほとんど間違えなくなった。

・値段は高かったがメルカリで購入し、必要な部分をノートにまとめた後、全く同じ値段でメルカリに出品した。そのため、実際には数百円(販売手数料と送料)で読んだことになる。

⑤病気がみえる
・研究室においてあったため読んでみたが、びっくりするぐらい分かりやすかった。

・イラストが多いため、理解しやすい(特に、血液の凝固・線溶)。

・「血液」、「循環器」だけしか読んだことがないが、「呼吸器」や「膠原病」の分野ももしかしたら良いかもしれない。



3.おすすめ問題集

①臨床検査技師国家試験対策 ファーストトレーニング

・国家試験や模試の過去問から全5100問掲載されている。

・一問一答形式

・ただし、簡単な解説しか載っていないため、ある程度実力がついてからやるべき(僕は、1月に最終確認としてやりました。)


②臨床検査技師国家試験対策 マスタードリル2021

・友人が使用していたため紹介。Twitterを見ている限り使用している方はおおそう?

・過去10年分+α、計5000問の問題が掲載されている。

・虫食い形式となっており、答えとなる部分を赤シートで隠すタイプ。

・※誤植があるらしく、間違った答えを覚えないように注意(Twitter情報)

③模試の過去問
・1冊辺り200問の問題が掲載されている(国家試験同様、午前100問、午後100問)

・日本医歯薬研修協会の模試は、解説が非常にわかりやすいためおすすめ(Complete+MTの様な感じです)。

・分野によっては、黒本の解説以上にわかりやすいものもあります。

・67回の試験にて、逆流速度(生理学)を求める問題が模試と全く同じだった。


4.まとめ

 以上、何個か参考書や問題集を挙げてみました。「病気がみえる」なら見たことある人もいるんじゃないでしょうか。

 また、フォロワーさんの中にはファーストトレーニングやマスタードリル、さらには模試の過去問を既に解き進めている方もいるようです。

 より多くの問題を経験していれば模試の点数はもちろん、国家試験の点数も上がりますからね。ひたすら問題を解くのは間違ってはいません。 

 ですが基礎はおろそかにしてはダメですよ?
 国家試験の問題は教科書から作成されるため、問題を解いてて間違った所は教科書でしっかりと確認するようにしましょう!

 採用試験とは違って、臨床検査技師国家試験はボーダーを超えたら全員合格ですからね。少しでも多くの方が合格できるよう、今回はオススメ参考書、問題集を紹介させていただきました。

 フォロワーさんの中で、まだ他にもオススメ参考書があればぜひ教えて下さい!

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