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雪で思い出したよ

今日都心は10cmの積雪を観測。
4年ぶりだそうだ。
雪が降るかもよ、と天気予報で確認した昨夜から、6日は一日中家から出ないと決めていた。
天気予報が伝えた通り、外は静かに雪を重ねて、私は娘ちゃんとぬくぬく家の中。部屋着を着たまま過ごした。

『こんな雪の日は、誰かの書いた素敵な日本語が読みたいな』

娘ちゃんが生まれてからおよそ9ヶ月。日常は飛ぶように過ぎていく。落ち着いて文章を読む機会は何かと失われ、多少時間ができたとしても、寝かしつけ本や保育園入園申込書などを読む時間に充てられた。
うまく表現できないけれど、この日常をこなしながら、『あぁゆっくりと本を、しかも本屋でジャケ買いしたような本を読むことは、もうしばらくできないのだな』と悟っていた。

自由時間と呼べそうなものは、かなり細かく分断されている。10分が10回、みたいな。
その10分も突然やってくるもんだから、スマホぽちぽち見てるとあっという間に終わってしまう。やりかけのことばかり増えていく感覚だ。マルチタスクは苦手なのに。
何か行動を起こすのに、かなり気合いをいれないと動けなくなってしまった。好きだったゲームも、電源を入れることが既にハードルだったりして、なかなかやる気になれない。

娘ちゃんが寝た今、久しぶりにnoteを開き、サクッと読める素敵な日本語をいくつか読んだ。
そして、すごく久しぶりに、『今のこの感じ、残しとこ』と思えたので、こうやって記す。
こういう感覚、あったなぁ。久しぶりに思い出したよ。

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