見出し画像

不合理な現実は「痛み」から生まれている

メンタルモデルについての講座の最初の6回(JTS Learning Circle)が終わり、うまくまとまらないですが、学びをピン止めしておきたい(のと、今後、必要だと思うところでシェアしていきたい)ので、実験的に自分のエピソードを交えてアウトプットです。
(また超長文。興味ある人お付き合いください)

メンタルモデルを学ぶことにしたきっかけ
最初に「メンタルモデル」という言葉に出会ったのは確か2年ほど前。本を読んで、すごく衝撃を受けて(当時noteも書きました)心に残っていて、でもどこかで「概念の理解はできた&共感。けど、実際どうすればいいのかわからん」という感覚をもってました。

そこから、2年間で、システムコーチングに没頭したり、マネジメントにチャレンジする中で、自分の「あり方」から起こる壁に何度もぶつかったこと、「人の痛みに入っていくような仕事なのに、自分が挑んでないのはあかんやろ」という想いが強くなったことから、育休期間にこの学びを深めてみることにしました。

■6回の講座で特に印象に残ったこと
大きくは3つです。
「克服(解決しようとする、努力する、戦う)」「逃避(隠す、諦める、逃げる)」も痛みの回避行動という点で同じだということ
「痛みを避ける」と聞いた時、私が真っ先に思い浮かべたイメージは「逃避(隠す、諦める、逃げる)」。
しかし、「克服=解決しようとする、努力する、戦う」も痛みの回避のための行動であるという点で同じだ、という構造を知ったとき、あー私、完全にこれだ、と。

隙間がないくらい、仕事に没頭、スキルを上げるためor苦手を克服するためのインプット、人から頼まれたこと(期待)への対応、無価値だと思われないための行動(”意味ある意見”だと思われるためにめっちゃ返信考える、提案に納得のリアクションもらうために色んな妄想繰り広げていつまでも時間使うetc)のために動き続ける/時間を使う、という選択を無意識にしてきたなあ、と。
そして結局頑張っても期待する安心は得られなかったり、疲れはてたり、家族との時間がおろそかになったりする。

もちろん、その努力のおかげで得られたものもあるので全部を否定するものでも全くないけれど、気付くと選択を変えられる、本当にありたい方向に力を使えるようになる、というのは大きいですね。

自分の中に「私は(ありのままだと、他の人にとって)どうでもいい存在だ」という信念があったことに気が付けたこと
メンタルモデルの中で、「信念」とは、痛みから自分を守るために作られたものです。

講座の中で、この「信念」に気が付くにあたり、家と職場での「不合理な現実(起きてほしくない現実)」のエピソードを出し、その「事実」と「解釈」の間をひも解いてもらう場面があったのですが、そこで、表題の「私はどうでもいい存在だ」の言葉がでてきました。

自己肯定感はある方だと思っていたので最初にこの言葉が出た時は少しびっくりでしたが、「ありのままの私」はどうでもいい存在(でもそのままだと生きていけない)なので、どうにかしなきゃ→①の克服行動になっていく…というのがパターンなんだな、と。

その後、私が「ああ、この現実は嫌だ(起きてほしくないことだ)」と感じたときに、ふとこのメモを見るとぴったりこの信念がしっくりきて。以前本を読んだだけでは到達できなかったのは、この「しっくり(自分にとっての体感地になる)」なんだなと思いました。全然違うなあ、と。

自分の痛みに気が付いたことで、他の人を見る目がめちゃくちゃかわる
今まで「いやだな」「こわいな」と思っていた人や態度が、「自分が自分に禁じている事や、自分の中でダメorないことにしていること」の反映であることに気が付いたこと、また、自分の信念や痛みに気づき始めたことで、反応的に見える人の奥にも痛みがあり、そこから行動せざるを得なくて動いていることが理屈ではなく「実感」として分かったことで、人を見る目がまた少し変わりました。

そうか、あの人もこの人も、生きていくために痛みを抱えているのか、だから、克服や回避をとめられないのか、と。
誰かに「育成する」という立場で関わるとき、この「痛み」があることを知っているかどうかで、アプローチが全然変わるな、と感じました。その行動をやめられない、その奥にある痛みはなんだろう?という視点をもつと、全く違った関わり方になると思います。

痛みと願い
痛みと願いは表裏。まだ探求中ではありますが、私の痛みは「ありのままでは安心していられない(安心できる居場所がない→それは私がどうでもいいような存在だからだ)」そして、願いは「だれもがありのままで安心していられる世界」なんだと思います。

これから
うーん、やっぱり文章にすると全然まとまらないですね。ただ、ちょっとでも引っかかるものがある人がいたらそれだけで価値があるなと思って書いてみました。
①自分の中にある「痛み」の感覚と伴う回避行動(克服、逃避)を知っているかいないかで、自分に対する理解が大きく変わること
②①で自分の中の多様性をみとめることで、人の見方がかわり、ひいてはコミュニケーションの取り方も変わること(楽になるし、優しくなるなって思う)

メンタルモデルのことを知っておくと、楽になるところがたくさんあるな、と、私の頭の中でたくさんの大事な人たちとの関係や場が浮かんでます。
特に、影響力のある立ち位置にある人達がこの「痛み」と「痛みからの無意識のパターン」に気づいて変わっていくと、とても影響は大きいだろうなと。

今はまとまりのない文章にしかなっていないけれど、私の大事な、必要だと思うところにもっていけるように、この先の学びもふかめて、もっていきたいな~と思っております。
↓6回の講座はこの本がベースだったので載せときます〜

ザ・メンタルモデル ワークブック: 自分を「観る」から始まる生きやすさへのパラダイムシフト https://amzn.asia/d/dA1ZMtD

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?