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酸っぱいコーヒーが流行っている

マジだよ。街のオシャレなコーヒー屋さんのコーヒーが最近軒並み酸っぺぇ。嫌いじゃないけど、セガフレードくらいカツーーーンとくるコーヒーが飲みたいこともある。あれはカフェインがキックインした瞬間が鮮明にわかる。

「を」を九州の人は「wo」と発音するが、四国以北は「o」と発音するということを私は大学の英語の授業で知った。嘘松と思って周りの関西人に聞いたら「を」も「お」も一緒、接続詞の「は」と「わ」と同じ。と言われてかなり衝撃を受けた。でも接続詞の「は」と「わ」も発音違うと思う。機微な話。


この前友達に『異人たち』を見てファイトクラブを思い出したという話をしたら、ファイトクラブはどの年齢で見たかによって全然感じ方が違うと思う、という話になった。ここから先普通に軽いネタバレを含みますけども、ファイトクラブなんで許してください。

私は大学1回の時にファイトクラブを見て、単純にカックイィ〜と思ってて、「口外しない掟」みたいなのもカックイィ〜し、なんてったってブラピがカックイィ〜し、石鹸欲しィ〜みたいな感じで、ファイトクラブ=カックイィ〜というイメージがある。

その後特に見返してはいないので私のこの映画に対する印象も特に変わっていないんだが、その友達は2、3年前のコロナ期間中に30歳を過ぎてからファイトクラブを見て、これをかなりファニー映画として受け取ったらしい。

「ブラピになりたいっていうあからさまな欲望おもろ笑 と思った」って言っててそう言われると確かにおもろ笑 だし、殴る蹴るの暴力性で男性性を象徴するとか、ビル大爆発とか、めちゃくちゃ世紀末を感じて、あれがあの年代で流行ったのもわかると俯瞰の感想を言ってて、なるほどと膝を打った。
きっと私も今ファイトクラブを初見として見たら「おもろ笑」だし、「絶対にブラピになりたいよね、わかる笑」だと思うんだけど、それを思うとぼちぼち多感な時期にファイトクラブをカックイィ〜と思いながら見れたのは良かったことなんだろうと思う。

それはそれで、最近ダージリン急行を見た、久しぶりだね。多分10年以上ぶりに見た。わたしが初めて見たウェス・アンダーソン作品で、大学生の頃に友達がなぜか何枚か映画のDVDをくれてその中の1本だったんだよな。
ウェス・アンダーソンなんて知らないままに見て普通につまんないなと思って、そっからずっとつまんない映画という印象しかなかったんだけど、その後何本かウェス・アンダーソンの映画を見て、まあウェス・アンダーソンですね〜となる時はあれど、好きな映画もあって、特にフレンチ・ディスパッチは大好きだったからもしかして今ダージリン急行を見たら全然違うのかもねと思って見てみたんだよね。そしたら面白かったんだよ。ウェス・アンダーソンなんだけど、3兄弟が父親の喪失を経て自分たちのルーツとしてどうにか母親と会いたいっていう旅の中で改めて築かれる家族愛の話だった。自分をどうしても知りたいっていうエゴの旅の末にわかることもわかんないこともあるね。これが多分10代の頃には全くわかんなくて、バラバラのピースを無理矢理くっつけた感が果てさてだったんだろうなと思った。歳をとってわかる映画もあれば、若年で見たら楽しい映画もあるよねという話。

まじでランダムすぎるけどこんな日もある。あと3日行ったら仕事を辞められるよ🙂‍↕️

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