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AIにアグネスタキオン怪文書作らせてみた

※これは、AIのべりすと(https://ai-novel.com/index.php)によって書かれたSSです。
※麻雀(『真・雀鬼』)要素を含みます。
※途中支離滅裂な内容や文章のつじつまの合わない箇所(特に麻雀シーン)を含むためご注意ください。
※実在する人物とは一切関係ありません。

**************

トレーナー君ー、風呂に入れておくれよー。
それとも何だい?この私、アグネスタキオンの言う事が聞けないってのかい?
ふぅン、そうかい。
いくら君が私のトレーナーだと言っても、担当ウマ娘である私を風呂に入れる義理はないって事かい。それなら私にも考えがあるぞ。
ほら、どうしたねトレーナー君。
そんなところで突っ立っていてもしょうがないじゃないか。
さっさと私をお姫様抱っこして浴室に連れていくといい! えぇい!何をためらう必要があるんだい!?
いいから早くしろと言っているんだよ!! まったく、君という奴は本当に面倒くさい男だねぇ……。
私がトレーナー君の世話をお願いしたのは、今日に始まった話じゃないだろう?
それをわかっていてやってるんだろう? ほぉら、やっぱりそうだ。
私がこう言えば君は必ず折れてくれると思っていたよ。
私は天才だからね、トレーナー君の思考など手に取るようにわかるんだよ。

さぁて、それじゃあまずはその邪魔臭い服を脱いでくれたまえ。
え?どうして私が風呂に入るのに、君が服を脱ぐのかって?
いい指摘じゃないか?それはね、君が風呂に入ると濡れてしまうからだ。
別に汚すつもりはないが、それでも多少なりと湯に浸かるわけだし、まぁそういうことだ。
あとはまぁ、私が裸になっても恥ずかしくないというのもあるかな。
別に君に見られることくらいなんてことはないし、そもそも今更恥ずかしがるような間柄でもないだろう?

それにしても驚いたねぇ。まさか君の方から進んで私の面倒を見ようとしてくれるとは思わなかったよ。
まぁ、でもこれはこれで悪くない気分だね。
ほら、早くしてくれないか。
このままでは風邪を引いてしまうかもしれないだろう? まったく、これだから君は面倒くさくて困るんだよね。
ほら、わかったらとっととお姫様抱っこしてくれたまえ。
まったく、こんな事でいちいち手間取ってたら世話ないよ。
それじゃ、よろしく頼むよ。トレーナー君。
ほぉら、ちゃんと前を見て歩いてくれないか。
君はウマ娘のことをよく知らないようだが、少なくとも私達は人間の女の子より足腰が強いことは知っておいてくれたまえ。
ウマ娘にとって走るということは、他の人間と比べてもとても大切なものなんだ。
そりゃあ勿論、レースに出なくてもトレーニングで走り込みをしたりすることはあるけどね。
だけどレースで勝つためには、それだけじゃ足りない。
本番で全力を出すためにも、普段の生活で鍛えておく必要があるんだ。
例えば……そうだな、階段を上るとしよう。
ウマ娘というのは、普通の人間よりも遥かに脚力が高い。
まあいいや、とにかく、私を風呂場まで運んでくれたまえ。さて、脱衣所に着いた訳だが……おや?どうしたんだいトレーナー君。
なぜそこで立ち止まっているんだ? 早く風呂に入れてくれよ。 まったく、仕方のない人だなぁ。ほら、手をどけたまえ。

全く……しょうがないな。
ほら、トレーナー君のアサヒスーパードライだ。君はこれを飲まないと手がプルプルしてしょうがないんだろう?まったく、本当に君は酒が好きなんだな。まあ私には関係のない事だけれどね。
しかし……そうだな、君は私のためにここまで尽くしているんだ。
たまにはご褒美をあげようじゃないか。
ほら、口を開けるんだ。
何って……決まっているだろう? 私が乾杯して飲ませてあげると言っているんだよ。
ああもう、うるさいねぇ。はやく口を開けろと言ったんだ。君だって嫌じゃないだろ? ほら、早くするんだ。
どうだい?美味しいかい? ふぅン、そうかいそうかい。
風呂場で飲むビールは最高だろう?
何だい?私に酌をされて飲むのがそんなに不満かい? ふふふ、そうかいそうかい。それならもっと飲ませるとするかね。
ふふ、どうしたんだいトレーナー君。そんな顔を赤く染めて。
もしかして酔ってしまったのかい? ふむ、そうかいそうかい。
どうりでいつもより顔が赤いようだが、もう酔っちゃったのかい?

まぁいいや、それじゃあ続きをやろう。
君が親だ。点差は24000点。満貫ならばまだまだ逆転のチャンスはある。頑張りたまえよ。
「ポン」
おっと、早速ドラの發を鳴いたね。
君は私のことを研究しつくしたようだねぇ。
まぁ、当然といえば当然か。
私達の勝負は常に駆け引きの連続だからね。
そしてその駆け引きを制するものが勝者となる。
さて、私はメンタンピンが狙える好配牌だ。
ここでリーチをかければ、一発ツモで一気にトップに躍り出ることができるだろう。
それでは……行くぞ!
「カン」
「チー」
……………………えっ?
「ロン」
「はい、8000」
振り込んだのは誰だい?……私か。
「……くそったれめ」
どうしたんだいトレーナー君? まさか麻雀のルールを知らないなんて言わないだろうね? 君はウマ娘のことをよく知らないようだが、ウマ娘のトレーナーになるなら最低限の知識くらい身につけておいてくれよ。
ウマ娘というのは、麻雀を通じて強くなるんだよ。

次の局に移ろう。私の配牌は悪くないから、すぐにでもテンパイできるだろう。
「ポン」
早速白をポンしたよ。手持ちには發2に中1つ。このままだと小三元、あわよくば大三元を狙えそうだ。
「ポン」
さらにもう一つ發ポン。これで二副露。
更に私の手元には中がもう一枚やってきた。大三元の可能性が益々高まってきたよ。
そこへ、トレーナー君が中を切った。
トレーナー君、包(パオ)って知ってるかい?
「包だって?」
「責任払いって事だよ」
私は大三元をツモする。トレーナー君の32000点払いだ。
「ぐぬぬ……」
「トレーナー君、何か言いたいことがあるならはっきり言ったらどうだい?それとも、負け惜しみかな?」
「………………」
「ふぅン、だんまりかい。それとも言葉にならないほど悔しかったのかい?まあいい。次だ」
私達は再びゲームを続ける。
「次は私の親だ。さあ、手早く終わらせたまえよ」
「……いくぞ」
トレーナー君は山の中から牌を取る。
私はその一瞬の隙をつき、燕返しで手持ちの牌と目の前の山の牌をすり替えた。
これ位、ウマ娘の身体能力と反射神経があれば、造作もない事だ。
(我ながら大人げないことをしたが……まぁいい)
私の手元は国士無双13面待ち。トレーナー君が何を打ってもゲームオーバーだ。
「トレーナー君、何をしているんだい?早く捨てたまえよ」
「……」
すると、トレーナー君はおもむろに自分の牌をパタンと倒した。
九種九牌って、知ってるよな、タキオン?
「もちろん知っているよ」
「流局だな」
「……上等だよ」
私は悔しさのあまり牌をガシャンと押し崩す。
「ははははは。こいつは堪えられんばい」
対面に座る、博多から来た井之頭五郎(演:松重豊)が笑う。
「ふぅン。そういう事か。でもね、私たちは勝たなきゃいけないんだよ」
「それは分かっとーとよ。ただ、今のはお前さんの実力が足りんけん」
そう言って、井之頭が牌を崩し出す。
「確かに……そうだねぇ。ちょっと熱くなりすぎたかもしれないねぇ。ところで、なんでそんなに強そうなんだい?まるで本当のプロみたいじゃないか」
「まあ、ワシは博多の人間やけんね。ここに来た時はびっくりしたとけど、今はすっかり慣れたと」
「なるほど。……さて、じゃあここで一つ提案があるんだけど、どうかな?」
「提案?」
「ああ。君もウマ娘についてもっと詳しくなりたくはないかい?私は今、ウマ娘の可能性を追求するための研究をしているんだ。井之頭君、もしよかったら、私とトレーナー君と共に、ウマ娘の可能性について研究しないか?きっと、お互いにとって有益な経験ができると思うんだが。デュエル!」
「…………」
「……ど、どうしたんだい、井之頭君」
「……ぷっ、あっはっはっは!面白い冗談たい!でも、面白かったけん、今回は特別にタダで教えちゃる。ウマ娘と麻雀は切っても切れん関係やけんね。……というわけで、早速始めようか」
こうして私は井之頭五郎君と共に、麻雀を通じたウマ娘の未知なる可能性を追求する事になった。
ん?トレーナー君はどうしたって?
それはね、私が麻雀の話をしたら、急にトイレに行きたくなったと言って出て行ったよ。
まったく、トレーナー君はしょうがないなぁ。
それにしても、ウマ娘が人間を凌駕する身体能力を持っているとはいえ、井之頭君がこうもあっさり私の提案に乗ってくるとは。彼もウマ娘に興味があったようだ。
「お待たせ。アイスティーしか無かったけどいいかな?」
トレーナー君が帰ってきた。
「おかえり。随分長かったねぇ」
「いや、ごめん。アイスティーを用意してたからね」
「ふぅン。まあ、なんでも構わないさ」
トレーナー君は私に紅茶の入ったカップを渡してくる。
「ありがとう。それでは、これからの事だけど……」
「待ってくれ。まだあるんだ」
「何がだい?」
「タキオン、君に会わせたい人がいるんだ」
「ほう……どんな人だい?」
「新宿最強の麻雀打ちと言われている、桜井章一さんだよ。『雀鬼』と言った方が通りがいいかな?」
「雀鬼……。雀鬼と言えば、あの有名な20年無敗の人かい?よく捕まえられたものだねぇ」
「ああ。実は、少し前に知り合いになってね。連絡先を交換していたんだよ」
「へぇ……その人が私に会いたいと?」
「うん。彼はウマ娘の研究もしていてね。タキオンの事を話したら興味を持ってくれたらしいんだ」
「ふぅん。それで、一体どういう風の吹き回しなんだろうねぇ」
「それは本人に聞いてみないと分からないけど、とりあえず、俺は彼に連絡を取ってみるよ」
こうして、私たちの元に桜井章一(演:清水健太郎)がやってきた。

かくして、私アグネスタキオンとトレーナー君、井之頭五郎、桜井章一による東西麻雀決戦の火蓋が切って落とされた。勝者は、この深く闇に埋もれた利権を手にすることができるのである。

東一局
親:井之頭五郎
ドラ:南

「ロン。リーチ一発タンヤオ三色。12000」
「はい」
井之頭の打ったチートイツに対して、アグネスタキオンは上家の桜井の河を見て、迷わずポンをした。そして、桜井の捨て牌である索子の中から、桜井が切り出した2筒を鳴き、そこから手役を完成させた。
「桜井君、君の番だよ」
「はい」
アグネスタキオンの親流れ。
井之頭がアグネスタキオンの対面にいる桜井に話しかける。
「桜井さん、あんたがウマ娘について研究してるとは知らんかったばい」
「いえ、別に隠していたわけではないのだが……」
「しかし、わざわざ彼に連絡してきたっちゅーことは、何かウマ娘の事で聞きたいことでもあるとですか?」
「ああ、そうだ。ここでリーチを打てる奴こそが、日本ダービーも、天皇賞も、有馬記念も勝てる」
「ダービー?まさか、ダービーに出る気やなかですよね」
「もちろんだ。俺はただ、ウマ娘の可能性を追求しているだけだ。レースには出ない」
「そうですか」
「井之頭君こそ、ウマ娘について調べてるのは、自分の担当のためかい?」
「ああ、そげんこつです。ひょんな事から、あのウマ娘……アグネスタキオンのサポートば頼まれたもんですけんね」
「ほう……じゃあ、私も一つ質問があるんだが、いいかな?」
「ええ、構わんばってん」
「君はどうしてウマ娘に協力する気になったんだ?」
「まぁ、色々あるったい。それより今は、この5筒さえ通せば!」
「ロン。ダブリーピンフイーペーコー裏3。倍満だ」
「ほぉ……流石たい」
「ふむ、中々面白い展開だねぇ」
彼らとの対局を通じて、私はウマ娘としても、麻雀打ちとしても、さらなる高みへ登れそうな予感がしていた。

東二局
親:アグネスタキオン
ドラ:8萬

「リーチ」
アグネスタキオンは桜井のリーチに対して、ノータイムで現物を切り出す。
「ポンじゃあ!」
アグネスタキオンが切った東を、トレーナー君が鳴く。
「そんなんじゃあ、関西のブー麻雀じゃ勝たれへんで。タキオンはん」
「なに……!?」
先ほどまで標準語だったはずのトレーナー君(演:東国原英夫)が、突然関西弁になる。やはり麻雀は人の本性をむき出しにする作用があるようだ。
「ほら、リーチしたモン勝ちやろ」
「ふんっ、甘いな」
「なんやて?」
「トレーナー君、ここはあえてのスルーだ」
ブー麻雀では、あくまでも満貫以上のツモ上がりを目指す。たとえフリテンになってでも。それが、この場におけるアグネスタキオンの選択だった。
「ツモ!リーチ一発平和三色裏3、8000オール」
「ぐぬぅ……またかいな……」
「君はこういうやり方でブー麻雀を勝ってきたのだろう?それに倣ったまでさ。やはり親倍ツモは心地いいものだねぇ」
「オモロいでぇ。ほんま、オモロいわぁ。まだまだ東二や。ここから捲ってみせるでぇ」
「……まだやるのか」
「当たり前や。ここで諦めたら男やないやろ」
「やれやれ、これだから元宮崎県知事は」
「な、なんやとぉ……!」

どうしてトレーナー君(東国原英夫)が関西弁なのかって?
おやおや、君たちは『真・雀鬼3 東西麻雀決戦』を知らないのかい?

東三局
親:桜井章一
ドラ:2筒

桜井のリーチに対して、トレーナー君が切り出した2筒をポンする。
「チー」
トレーナー君が切った6索を井之頭が鳴き、手役を確定させる。
それに対し、アグネスタキオンは迷いなく無筋の索子を切る。
(おかしい……流れはこっちに来ているはずなのに)
桜井の額に冷や汗が走る。アグネスタキオンは、ウマ娘としてだけでなく、雀士としての実力も目を見張るものがある。
「……さすがやな、タキオンはん」
東国原英夫が感嘆の声を上げる。
「井之頭君、君のツモ番だよ」
「うーん、どがんするか……」
井之頭は悩む素振りを見せるが、
「3筒カン!」
井之頭が捲った新ドラはまたしても2筒。
「これでワシは、ドラ8ばい」
「ふぅン、随分都合のいい王牌だねぇ」
アグネスタキオンは、その様子を興味深そうに見つめていた。
「中々に興味深いことをしてくれるじゃないか、井之頭君」
「なに、ちょっとした小細工たい」
「じゃあ、私も少しだけ本気を出すとするよ」
アグネスタキオンが、井之頭に仕掛けたトリックを見破る。
「リーチ」
アグネスタキオンは井之頭の河から7筒を切ってリーチをかける。
「リーチかいな」
井之頭は、アグネスタキオンのリーチに対して、迷わず現物を切った。
「……ふむ」
井之頭はアグネスタキオンの切った2萬を見て、ニヤリと笑う。
そして自身の牌を捲ると、
「ツモ」
宣言して、手牌を倒す。
「倍満ばい」
「ほ、ホンマかいな!?」
「ああ、もちろんだとも」
「なぁなぁ、タキオンはん!今のってどうやったんや。ここで終わらすわけにはいかんのや。なぁ桜井はん、そして井之頭はん。こんなええ舞台で、勝負師の血ぃ、騒ぎまへんか!?
「……まだ勝負は、終わっちゃいない」
「お騒がせしてすんまへん。続けて貰えますか」
「続けよう」

こうして達人同士の裏技合戦は、場を拮抗させ、動かなくさせた。
かくしてオーラスの南四局が始まった。
「……」
牌を伏せての洗牌は、裏技無しの勝負を意味する。
もはや得点に大差は無い。この局を上がった者が勝負を制する。
「さぁ、痺れる麻雀ば打ちましょうばい」
最初に動いたのは桜井だった。場に居る三人が同時に気づく。
(ふぅン。桜井君が)
(テンパったばい)
(来よるでぇ……!)
「リーチ!」
桜井が切る發を東国原英夫が鳴く。
「ポンじゃあ!」
井之頭が切った西を、アグネスタキオンがポンする。
「……」
桜井は無表情のままツモを切り続ける。
アグネスタキオンは手牌から索子を切る。井之頭は安牌の5萬を切り、アグネスタキオンの河にある3萬をチーする。
残るは、2筒ただ一枚となった。全員が2筒待ちでテンパイしていたのだ。
(流局は無い……!)
(勝負はつく……!)
(勝つんは、ワシや……!)
桜井が牌をツモる。その所作は他の三人にとって、まるでスローモーションのように見えた。

ああ、あれだ。あの牌だ。
何故か三人にはその予感があった。

そして、桜井が牌を盤面に叩きつける音が響き渡る。
「ツモ!6000、12000……!」
開かれた桜井の手牌は、純チャンイーペーコーであった。
「ほぉ、これは驚いたねぇ」
「こりゃあすごかね」
「最後の牌、そこに隠れとったんか……!」
三者の反応が、ほぼ同時だった。
「……まさか、本当に、ここまでとはね」
私は、驚きを隠すことができなかった。これほどの高揚感、GIでも中々味わえない。
「痺れたばい。痺れる麻雀ば見せてもらいましたばい」
井之頭が震える。
桜井章一は表情を変えず、無言で雀卓に牌を倒した。
「いやぁ、完敗だ。しかし、いい勝負ができたよ。ありがとう、桜井君。でも次は、負けないからねぇ」
「勝っても負けても関係ない。えろう楽しかったですわ」
「トレーナー君、君と桜井君、そして井之頭君のおかげで、私はウマ娘の限界の先を知ることができた」
「そう言ってもらえると、嬉しいもんやな」
「井之頭君にも感謝している。この勝負を通して、私の肉体改造計画に新たな展望が見えてきた。これからもよろしく頼むよ」
「次は、美味い飯でも食いたかもんばい」
「では、またまた会おう」
「気をつけて帰りたまえ」
そうして、井之頭五郎と桜井は、その場を去った。

「…………ウマ娘は麻雀で足が速くなる。ふぅン……興味深いデータが取れたな」
「あの二人、何者なんや?」
「おそらく、私の研究に必要な人材だろう。導いてくれたのは、ウマ娘の神様か、それとも麻雀の神様か……」
「そんなら、また連れてきてもええんとちゃうか?井之頭はん、あいつらに惚れたみたいやったし」
「そうだな。いずれ機会があれば、声をかけてみることにする」
「そしたら、ウマ娘はもっと速く走れるようになるかもしれへんなぁ……楽しみやわ」
「そうだねぇ。ウマ娘は麻雀を通じてどこまで速くなれるか……。可能性を追求してみたくなるというものだよ」
「ははっ!ウマ娘の研究か。俺がウマ娘になったらどうなるんかな」
「トレーナー君はモルモットだから、きっと私好みの身体になると思うんだよね」
「ま、ワシはタキオンのトレーナーやからな」
「トレーナー君には、私の研究のために一生モルモットとして働いてもらうつもりだよ」
「せめて、人間としての尊厳くらいは残しておいてくれ」
「それにしても私にとっては、ウマ娘と俳優の両立はどうしても大変なんだよねぇ。何しろ僕ぁね、GIに出ながら大河ドラマにも出演しなきゃなんないんだよぉ。この大泉洋の多忙さ、分かるかい君ぃ?」
「よう分かるわ。ワシも宮崎県知事を辞めた後、テレビのコメンテーター業が忙しいんじゃ」
「まったく、仕方のないトレーナー君だな。私がまた水曜どうでしょうに出演するという手もあるけど……」
「お前は絶対にやらん方がええ。マジで。北海道のローカルタレント時代ならいざ知らず、今は日本を代表する名優なんやから」
「じゃあ、私の代わりにはかた号に乗っておくれよー」
こうして、私アグネスタキオンこと大泉洋と、トレーナー君こと東国原英夫の二人三脚の日々は続くのであった。

それを遠巻きに眺めていた桜井章一はこうつぶやく。
「やれやれ、忙しい日々が続くな」
そして、桜井章一は煙草を取り出して火をつける。
「だが、あれはたとえ指が15本折れようが……リーチだ!

BGM:アメジスト(唄:清水健太郎)

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