ハチのムサシは死んだのさ
ってなんだっけ?
調べてみたら1972年リリースの平田隆夫とセルスターズによる楽曲でした。
歌詞の元になっているのは、俳優で詩人でもある内田良平(1924-1984)の詩集『おれは石川五右衛門が好きなんだ』所収の「ハチのムサシ」というタイトルの詩です。
ネットからの拾い物ですが ↓
内田良平の詩は、虫や動物、自然をモチーフに力強く生と死を描いたものが多いようです。
こちらもネットの拾い物で ↓
なぜこんな事を急に書いているのかというと、今朝、道路の真ん中で一匹のハチが死んでいたのです。わりと大きめの、クマンバチでしょうか?
よく道路に落ちていたり潰れている何かを、生き物かどうかはっきりするまで凝視してしまうのは何故なのでしょう。確認して、しっかり見てしまった事を後悔するかもしれないのに。
生き物ではなかった、枯葉やゴミだったときは、ほっとすると同時に少し「なーんだ」という気持ちになります。
ほっとするのはいいとして、なーんだとはなんだ?
その塊が生き物であったか生き物でなかったかが、どうしてそんなに気になるのでしょう。
いつか死ぬことは生きている証で、生きるために死を集めていて、「なーんだ」の正体は「死」のコレクションに加えられなかったということかもしれません。
大切な死のコレクションは確かに私の一部なのです。