ブラジリアン柔術練習記5
今日はレスリングの練習
アームドラッグ
相手に首を持たれた際に、持たれた側の己の手で相手の手首を掴む。
持たれた側と反対方向に首を振って、相手の手を外す。
もう片方の己の手で相手の上腕部を掴む。
両手で相手を引っ張りながら、己も一歩前に進み、スタンドバックを取る。
相手の片手を殺している為、バックを取るだけではなく、投げや、タックルにも繋げられる便利な技。
タックルの切り方
相手が片足を取ってきたら、引き落としつつバービーをする。
己の半身(取られている足の側)体重を乗せて(この時、取られている足は膝を付かず爪先立ちで、逆の足の膝を曲げる)、相手にプレッシャーをかける。
相手の背中に乗りすぎないようにする(持ち上げられてしまう為)。
相手の頭は、己の胸の下に入れる(外れるとスイッチされて逆にバックを取られてしまう為)。
取られている足の側の手を、相手の胴に回し、反対の手で相手の頭を抑える。
己の身体を反らし、取られている足を伸ばして掴んでいる相手の手を外す。
取られた足と逆側に回っていき、相手のバックをとる。
【補足】レスリングの実戦について
この“実戦”とは、相手が刃物などの武器を持っていた時、それを制圧することを指す。
レスリングには下半身の攻撃を認めるフリースタイルと上半身のみの攻防のグレコローマンスタイルがある。自由度があるフリースタイルの方が一見、実戦的に見えるが、前に読んだ本によれば、グレコローマンスタイルの方が(上記の様に相手が武器を持っている場合は)実戦的といえるらしい。
理由としては、相手が刃物を持っている状態で下半身にタックルに入ると、ガラ空きの背中を滅多刺しにされてしまう可能性が高いから。
その点、グレコローマンスタイルは、相手の脇を差すなどして、上半身を制御する技術に重点が置かれている為、それが刃物を持った相手の腕を制する技術に繋がるからとのこと。
「なんでもあり」の戦いにおいて、相手が武器を持った場合、相対する者はある程度対処する手段が限られてしまう。つまり、その時点で対処する側は「なんでもあり」では無くなる、ということだろう。
そのことについて詳しく書かれている本がこちら。
武術と格闘技の違い、武術をいかに格闘技に活かすか?なども書かれていて一読の価値あり。
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