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設計士の自邸計画①





住宅設計を仕事としている私が、自分の家をもつことになった。
私は、一級建築士の資格はあるが、「建築家」と名乗るには、躊躇ってしまう。私が手掛けさせて頂いた建物にそこまで私の作品性はないし、どちらかというと、常日頃、お客様の夢を上手にくみとって、丁寧に形づくっているので、私は、華やかな建築家というよりも、黒子の建築家、なんだと思う。
そんな黒子になって数十年。。
やっと日の当たる「施主」になった。
そんなわけで、自邸の方が先日無事に上棟し、着々と現場が進んでいる状況に感動しながら、明日はお休みの火曜の夜、noteを書くこととした。
隣の部屋では、子供たちが寝ている。
少し時間が空いたので、家づくりにおいて、今感じている自分にとっての大切なことを率直に綴っておきたいと思う。

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