男性が避妊具つけない問題と、男女のパートナーシップで大切なコミュニケーションの前提

先日、Twitterでこんな投稿を目にしました。




この意見そのものに反論する気はありませんし、
本当にこれはその通りだよなぁと思います。




ただ、僕は、エレメンツコードなるものを作って、
人の本質を捉えようとしている人間として、
もう少しだけ踏み込んで考えてみますと・・・・





「リスクを考える」ということ自体が、
苦手な人は多くいるのだと思います。
 
エレコで言うところの「風」人間なんかは、まさに。
「風×水」だったりすると余計に、かな。
(風×火でも、自分の考えの範疇外のことについては無頓着)

「今目の前の歓びをいかに享受するか」ということに、
フォーカスがいく傾向が強い性質だからです。



その性質はプラスに働くこともいっぱいあって、
そういう「恐れ知らず」みたいな人が、
道を切り拓いていくものです、どんな時も。

誰もが「前例が無いから」で諦めていく中で、
新しいスタンダードを生み出し、状況を改善していくのは、
得てして「リスクを考えない」傾向の人たちです。

リスクを考えてなお恐れないというよりは、
あんまりリスクそのものについて掘り下げない感じですかね。
リスクについて考えている暇があったらどんどん行動しよう、
きっとなんとかなるさ!みたいな。

そういう、太陽みたいな輝かしい性質が、
文字通り大勢の人の未来を照らすことだって、沢山あるんです。




ただ・・・・ね。

こういう性質を持っている男性が、
こういうところでもそれを発揮してしまうとね・・・・

女性側としては、そうですよね、
たまったもんじゃないこともありますよね。


それでも、客観的事実として勘違いしてほしくないのは、
「避妊具をつけない」行為と、
「道を切り拓いていく」勇姿とは、
イコールではないものの、性質的に似通っているもので、
密接な関係があるということです。

「今を本気で楽しむ」ということに長けた人が、
目の前の問題を解決して道を切り拓いていくこともするし、
一方で、避妊具をつけない気持ちよさを求めることもするのです。

それは、根っこを辿れば、同じ性質から出ている行動です。

なので、
「普段はリスクを恐れない勇猛果敢なパイオニアでいてほしいが、
行為の時だけはちゃんとリスクを考えてほしい」
っていうのは、なかなか切り替えが難しいところ、なんですよね。


いや、できた方がいいに決まっているんですが。
でも、とても難しい。

パチンコ屋みたいなガヤガヤしたところでずっと喋ってた人が、
外に出ても大声で会話しちゃうようなもの。
ほんと、難しい。





ですから・・・・

「風」持ちの男性側にはもちろん、
「リスクをもう少し考える(地の要素を取り入れる)」
ということも励んでいただくとして、

ただ、それを男性側だけの責任として押し付けるではなく、
「しっかりリスクヘッジをすること」
に適した才能を持つ「地」エネルギーを、
女性側が代わりに発揮してあげる方向も、
同時に検討してもらえたらいいなぁと思うのです。

起業家が、細かい雑事を秘書などを雇ってお願いするのと同じ。
自分にできないことは、それが得意な仲間にやってもらう。
その判断は悪いものじゃありません。

良いパートナーシップを築くために、
男性側が発揮できないエネルギーを、
それでも無理やり男性に押し付けるのではなく、
女性側が発揮するということ。

それも、同じくらい検討してほしいのです。




要するに、この話題で具体的に言えば・・・・

避妊具を男性側がつけようとしないことをただ責めるのではなく、
男性側にばかりリスクヘッジを押し付けるのではなく、

例えば、女性側が避妊具を用意するようにしたり、
つけたがらない男性に対して、
いかに乗せてつけたくなるようにさせるかだったり、
というようなことも、同時平行でやっていこうよ、という話です。


パートナーシップ、人間関係は、それがどんなものであっても、
どちらか一方側だけに原因を押し付けているうちは、
本当の解決には辿り着けないものです。
「一緒に」「協力して」やっていくことが、必要不可欠ですから。









こういう話において、男性側が圧倒的にばかなのは、もはや自明の理。
間違いない。ばかですよ、あほですよ。
ほんと、もっと考えなきゃですよ。それはその通り。


・・・・その通り、ではあるんですけど。


だからといって、じゃあ、
ばかにばかって言ったところでばかは治るのかというと、
そういうわけでもありませんので・・・・

「男性が避妊具をつけようとしない問題」について、
本気で解決したいと思うなら、
ばかって言うだけで終わりにしちゃ、いけません。

男性側を絶対的な悪者にしているうちは、解決には至らないもの。

「じゃあお互いにどうしたらいいだろう」ということに、
男女一緒に、しっかり向き合っていくことが、解決・改善の第一歩。







ただ、まぁ。

よく、「女性の悩みは解決しなくていい」とも言われます。
問題解決の話じゃなく、感情の話だからと。

そういう意味では、こうして女性側が、
男性側に対してばかって声をあげるのは、大賛成。

言ってやれ、言ってやれ、ばかにばかって。



そして、言うだけ言って気が済んだなら、
その後で、じゃあどう解決していくかを考えましょ。

それに、別に、解決しなくてもいいですよ。
そんなばかに愛想が尽きたなら、捨ててしまいましょ。
もっとちゃんと、あなたの望むように、
リスクをしっかり考えてくれる相手を、探し直せばいい。

そんなばかな男性を、選んでしまわない自分になればいい。






・・・・ただ、まぁ、できれば・・・・

「自分はリスクを抱える女性として、
どうやって男性側にもこのリスクに対する認識を改めさせ、
安全に、かつ楽しく関係性を育んでいけるか」

という発想を持つことを、オススメします。


なぜならば、避妊具に関することなんて、
きっと「多くある問題のひとつ」に過ぎないから。

完璧な相手なんて、そうそういませんもの。
人と付き合うということは、必ずどこかで、
「その人自身と真剣に向き合わなければいけない時が来る」ものです。

そんな時、いつもいつまでも逃げていたら、
誰とも深い関係性を築けません。



ですから・・・・

今もしも、避妊具の件で問題が表面化してきているなら、
それを良いチャンスだと捉えて、
お互いの仲を深めるキッカケにするといいのです。

「どうしたら彼氏がちゃんと避妊してくれるようになるか」
をがっつり真剣に考え、試行錯誤して、
それを成功させることができたら・・・・

今後もし別のことで何か問題が起きても、
きっと本質は同じことで解決できます。

この問題ひとつの成功体験が、
パートナーシップにおけるすべての問題解決に繋がるんです。


「なんて言い方をしたら理解してもらえるだろう」
「どうやったら彼の気持ちを乗せられるだろう」

こういうことについて、ちゃんと答えが掴めてたら、
その人の恋愛、マジ無敵です!笑










まぁ・・・・

自分もあまり、偉そうなことを言える立場じゃありませんが(^_^;)

でも、
「あなたが」「あなたが」
「お前が」「お前が」
って言い合ってても、悲しいだけです。

いつだって、「一緒に」っていう気持ちが、
本当の意味での、2人の幸せを連れてきてくれるのです。



という話でした。
 
 


いつも言うことですが・・・・

「良い人」や「悪い人」なんていません。
「良い関係性」や「悪い関係性」があるだけです。

そして、関係性っていうのは、どちらか片方ではなく、
双方向のやりとりによって作られるものです。

自分だけの問題でも相手だけの問題でもありません。

いつだって、何だって、お互い様、なんです。

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