「念能力」の修業をリアルにやったらすごく良いんじゃないかって話
漫画「ハンター×ハンター」に出てくる、
「念能力」の基礎修業である「四大行」って、
あれリアルな生活にもすごく落とし込めますよね。
「纏・絶・練・発」
ってやつ。
「纏」
文字通り、エネルギーを纏う。
自分の言動に、しっかり自分の意識を通すということ。
纏もできない生身の身体じゃ、
「極寒の中に裸で立っていてなぜ寒いか理解できないようなもの」
って作中でも言われてましたけど、そういうこと。
自分の意識を自分の言動に通してないから、
成功も掴めず幸せも感じられないのに、
本人はそれがなぜか分からない、っていう。
だから、纏ができるだけで割と安定することって、多いのです。
「絶」
自分に必要のない、余計なエネルギーを「使わない」ということ。
エレコ的に言うと、
自分の不得意なエネルギーを「発揮しない」ようにするということ。
作中でも、不必要な部分のオーラを閉じると、
出している部分のオーラが増大する、
っていうのがあったわけです。
あれと同じこと。
「地水」のくせに「火」や「風」を発揮しようとしているうちは、
なかなか「地水」もうまく発揮できません。
1回、そういう苦手な属性のエネルギーを、
ちゃんと「諦める」ってことができたら、
本来の属性のエネルギーは増すよね、という話です。
「練」
沢山のエネルギーを出すこと。
別に、エネルギーの規模の大きい・小さいは、
それもそれでその人の「個性」なので、
良い・悪いでは語れないものです。
とはいえ、ビジネスだったり何かの活動だったり、
目的を持って何かを成そうとする時っていうのは、
「エネルギーは大きい方が有利」なのは間違いないことです。
全体的なエネルギー規模がでかければでかいほど、
自分の得意な属性の発現をキープしたまま、
苦手なものにもエネルギーを回せるわけです。
そして、エネルギーを増大した上で、
苦手な属性の行動をストップすると、
得意な属性がめちゃくちゃ強くなるのです。
作中で「凝」や「硬」って言われる技術が、
まさにそういう現象でしょ。
これができるとできないとで、強さに雲泥の差が出るわけですから。
それと同じように、リアルな世界でも、
「実力がある人」っていうのは、
エネルギーを爆発的に放出する技術や、
逆に「出さない」技術がうまい人なのです。
「発」
ここまできて、ようやく必殺技です。
念能力の修業でも、これは「最後」なのですよ。
ここまでの基礎をしっかりやってないと、
ここには(たまに例外もあるけど)基本的に辿り着けません。
でも逆に、例えば強化系について言えば、
「必殺技」を意識しすぎなくても、
基礎的な修業をしっかり突き詰めていけば、
それが「必殺技と呼べるほど強力なものになる」とすら、
作中では言われているわけですよ。
そして、「必殺技」が作れたら終わりじゃなくて、
その後も基礎修業はちゃんと続けていかないとダメ。
必殺技の精度やパワーにも関係してくるわけですから。
それと同じように、「特化した才能」があるだけでは、
ビジネスでも何でもあんまり意味が無くて、
大切なことは、その才能や能力を、
基礎的なエネルギーコントロールでどれだけ高めているか、
ということなのですよね。
こうして考えていくと、「ハンター×ハンター」すごいなぁ。
この「念能力」を、「空想の世界のもの」と捉えているうちは、
ただのエンタメにしかならないかもしれません。
けれども、
「これって現実にも当てはまるんじゃない?」
っていう視点を入れた途端、
本当にすごく密接にリンクしてくることが分かります。
そして、元が漫画だから、すごく分かりやすくて、
現実に落とし込みやすいとも思います。
みんな、「ハンター×ハンター」を読んで、念能力の修業をするんだ!!
冗談じゃないよ、マジだよ。
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