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やっぱり、リンパ節に転移していた

今更ですが、

新年あけましておめでとうございます。

昨年4月に「食道がんステージⅢ」を宣告されて、術前抗がん剤治療、二度の手術などを行っていたら、あれよあれよという間に年が明けて2021年になりました。これまでの経緯の細かい事は過去記事を見て頂くとして、ざっと振り返ると。

4月:食道がん見つかる
5月:術前「抗がん剤治療」1クール目
6月:術前「抗がん剤治療」2クール目
7月:胸腔鏡下「食道がん手術」
10月:3カ月後検査でリンパ節への転移の疑い
11月:PET検査で転移確認
12月:リンパ節郭清手術
1月:病理検査で転移確定。術後「抗がん剤治療」予定 ← 今ココ

こんな感じです。

一般的に、食道がん手術の時にリンパ節郭清は行います。僕も3領域の郭清を行っています。

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リンパ節って番号が付いています。食道がんの場合、図の106番への転移が多くて、手術の際に郭清するのが一般的だそうです。その他の部分も、術前の検査で疑わしい所は取ります。

今回の転移は、102midRの所です。首の右側で血管が二股に分かれている辺りです。

術前のCT検査では、見つけられませんでした。正確に言うと、極小さい薄ぼんやりした影はあったようですが、それを「がん」だと判断することは難しかったようです。

ここの場所は食道がんの場合、余り転移しないところのようです。また、リンパ節への転移は、1cmくらいの大きさの場合を言うようで、薄ぼんやりした影程度では、転移とは考えないようです。

それが、3カ月後のCTでは少し大きくなっていたようで、エコー検査の結果で更に疑わしいと判断され、PET検査を行ったら、見事に蛍光グリーンに光っていました。大きさは7mmくらいとのことでした。

それで、再手術で郭清することになりました。

僕ら素人は、上図のような絵をみると、「リンパ節」という器官が番号の付いた所にあるように思います。実際は、この図は便宜的なもので番号の付いた場所の辺りに幾つか存在しているようですが、肉眼では見えないようです。

大体、この辺りにあるという見当で郭清してきて、取ってきた組織を病理検査して、はじめて「がん転移」は確定するらしいです。102番は、二股に分かれた血管の間という「分かりやすい」場所にあるため、取って来る見当も付けやすいのは、不幸中の幸いでした。

僕の場合、12月の手術で取って来た組織には6個のリンパ節があり、その内の5個に転移が認められたそうです。PET検査では、他の部位への転移の疑いはありませんでしたが、間違いなく102番への転移が認められたので、他の場所への転移も可能性として想像されます。

それで、術後の「抗がん剤治療」を2クール行うことになりました。年明け早々ですが、来週から入院して前回同様3剤併用で行います。

手術と違って痛くないのは良いですが、ボトムの3日間は辛いです。でも、看護師さん達は優しいし、基本的に寝ているだけなので申し訳ないような気分にもなります。

抗がん剤が効いてくれることを祈っています。退院したら、また病中記を書きたいと思います。

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