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『亜種と霊』を今更ながら視聴して

はじめに

正直言って作品のネガキャンみたいになってます。が、あくまで作品批判のみに留めているつもりです。当作品に関わった方々を侮辱する為の文章ではない事だけはご理解頂きたいです。尚僕はボイスドラマを一本ちゃんと視聴したのは初めてです。自慢げに批判してる内容もボイドラだったら割と普通の演出かもしれません。ご了承下さい。というかコメントなどで指摘して下さると嬉しいです。あと画像は特に関係ないです。

ほんへ

この作品は、ニコ生主として活動する「てぃもしー」という女性が「エルドラド」と名乗るリスナーの中年男性に襲われそうになり、身を守る為に反撃したら死なせちゃった…ドウシヨ…というお話です。

まず一言で言うと
「30分使う必要あった?」

…冗談じゃないですよ。半分の15分でもダレるくらいです。前述したあらすじの内容が終わる時点で3分の1が終わっていて、「この話時間内にまとまるの?」とは思ってました。まあオチは一応つくのですが、全体的にグダグダで何だかなぁ…って感じです。それから場面が切り替わる時に数秒ほどBGMを流しているのですが、これもテンポの悪さに拍車を掛けてます。演出担当が舞台も手掛けており、おそらくそこから着想を得たんじゃないかなと思いますが、完全に裏目に出てます。
媒体上仕方ないとはいえ、声だけというのもキツい。この内容をやるならネタをもっと詰め込んで5分くらいのショートアニメとして出した方が良かったんじゃないかなぁと。

声優さんの演技は自然で良かったです。強いて言うなら後半に出て来る中年刑事の滑舌が悪いかな、とは思いましたが。

後は要所に入るネタが寒い。というかリアルでのやり取りが主なのに(当たり前か)ノリが完全にインターネットのソレなんですよね。違和感しかない。ネタも面白いかどうか以前に趣味に走っているだけで、劣化版ヘボットみたいになってます…ボイドラという形を取ったからというのもあると思いますがね。
1番キツかったのが、てぃもしーが「他人の功績を認められない奴が不祥事に便乗して面白おかしくネタにして誹謗中傷するんだよ」みたいな事を言うシーンがあるんですが、ぱにょの名前を出してるお前がそれ言うかと。脚本家の意見なのかもしれませんが、 もしそうであるならそれを笑う立場の人間に(ましてやぱにょと同じようなフィールドにいるキャラクターに)言わせるというのもどうなのかなと感じます。

総評

残念ながらオブラートに包んでもよく出来た作品ではないし、このサークルを今後も応援していきたいとも思えない、というのが正直なところです。

おわりに

散々disってきましたが、2014年の作品でありながらネット空間を特別視せずに(マイナーであるという表現こそあったものの)自然なものとして表現した事は評価出来ます。まあそこに関しても色々とツッコミ所はありますが省略。
またこの感想はネットに関しては比較的新参でライト層の僕が聴いた視点なので、ネット黎明期から続けてきた人、僕なんかよりもずっとネットにどっぷりとハマってきた人が聴けばまた違った感想になるのかな、とも思います。

視聴先のリンク
http://goldfishshopkinema.web.fc2.com/main/ashtray/

追記(10/29)

内容に関して不明瞭な所がある、との指摘を他所で頂いたので一部修正しました。

追記(7/23)

文章に一部おかしい箇所があったので修正しました。

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