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ゲートルーラーのダサいフレーバーテキスト五選

■はじめに

この記事は池っち店長こと池田芳正氏が開発した「ゲートルーラー」なるTCGのダサいフレーバーテキストを五つ厳選して紹介する記事となっています。ゲルにダサくないフレーバーテキストなんかあるのか?といった声が聞こえてきそうですが、あくまでそれらのダサいテキストを「厳選」して紹介する記事であることにご注意下さい。

本題に移る前にゲートルーラーの世界観について雑に触れておきます。既に似たような記事はありますがよく分かっていない方やエアプ勢もいるかもしれませんので(ちなみに私もエアプ勢です)。ちゃんとした解説が読みたい方はこちらのdoseinn氏のブログをご覧下さい。

読むのがめんどくさい方向けの解説

2030年、「東洋」「ウォルナー」「ATLAS」「マジカルユニバース」の四つの勢力が手を組み「侵略次元」と呼ばれる謎の勢力と戦争を始める。この戦いは5年前に発表され世界中で大流行したカードゲーム「ゲートルーラー」と奇しくも酷似していた…

ってな感じですね。ゲル有識者の方からすれば色々ツッコミどころがあるかもしれませんが大元の設定がとっ散らかっているのでサクッと読めるようにするとこれくらい端折らざるを得ませんでした。必要な部分は要所要所で補足していくのでご容赦下さい。あと公式ガイドブックを持ってないので抜け、漏れがあるかもしれません。誰か私にガイドブックをお恵み下さい。

エントリーナンバー1.ヴァンパイアソルジャー レヴァン

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『……見えるぞ。基地の防御を固めたまえ。「終末の獣」がやってくる。具体的には第二弾ブースターでな。』

一番手からきっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ

こういうメタネタってもっとコミカルなデザインのカードでやるもんじゃないんですかね。百歩譲って「シリアスな絵柄でこういうネタをやるのが面白い」のだとしてもそもそもどう考えても無料配布の体験デッキに収録するカードでやる内容ではない。

一応このゲームってTCG特有の(?)オタク臭さを極力排除した、みたいな触れ込みだったと思うんですがこのノリがオタクでなければ一体何なのか…まあ例えばトゥイッターや5chでひ●ゆきを批判する方々が例外なくひろ●きみたいな振る舞いをしてる(あなたの感想ですよね)ことを考えると同族嫌悪から特に何も考えずにこういう発言をしてるだけなんだろうなということは何となく想像できますがね。
ちなみに、実はこのゲームにも面白い(あくまで私の独断と偏見に基づいた評価且つ「ゲートルーラーの中では」という条件付きですが)メタネタはあるんですよね。

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ゲートルーラーでは本来のストーリーと並行して冒険家のマスターフューチャー・エドと悪の組織エブリデイクライムとの戦いが描かれているのですが、この二勢力の争いは勝手に映画化され人気を博している、という設定なんですね。
この設定がそもそもダサいと感じる方もいるかもしれませんが、ともかく「映画化されている」という設定のおかげでおそらくブースターパックを指しているのであろう「第三弾」が劇中劇の三作目であるというダブルミーニング(勿論そんな記述はどこにもないので多分違うと思うが)にもなっており、オタク的な臭いノリとメタネタ特有の「こういうの面白いよねw」みたいな押し付け感がうまい具合に緩和されて読みやすくなってます。あとブタさんかわいい🐷

エントリーナンバー2.邪神襲来

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「いくら似てるからってクトゥルーとは限らんだろ」「鳴き声が『クトゥルー!』って聞こえるんだ」「なら仕方ないな」「怪獣命名ルールだもんな」「南口のは?」「『ハスタァー』って言ってる」「ならハスターだな」「ゴールデン街のブクブクした奴は『ショゴース!』って言ってる」「まて、それは偽物だろ。」

ショゴースの鳴き声は「テケリ・リ」だから違うじゃんニセモノじゃん、というギャグだそーです。
私はクトゥルフ神話には詳しくなく、的外れな解説になるかもしれないのでエントリーさせるのやめようかな、と一瞬思いましたがどう考えてもそれ以前の問題なので無事入りました。
クトゥルフ神話に出てくる生物は人間には発音できない鳴き声を元に名付けられた、という設定なのは調べてすぐ出てきましたがそれにしたって「怪獣命名ルールだもんな」とか自分で言っちゃうのはセンスなさすぎでは…?クトゥルフらを怪獣呼ばわりしてるのもそうですが「お辛い過去」とか「マジいいシーンなんすよ」に通じる必要以上に茶化すノリが見ていてキツい。
こういう「ベタなフォーマットにあえて乗っかってるんすわwww王道展開丸パクリの連中と一緒にしないで欲しいんすわwwwww」みたいなのがゲルには腐るほどあるのでそういうのが好きな方には向いてるんじゃないでしょーか…
「ゴールデン街の〜偽物だろ」だけ残して後は消した方がマシだと思います、ハイ。

エントリーナンバー3.黄金剣

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『剣聖皇は全身が黄金の剣へとモーフィングする。いや、彼は無敵の聖剣そのものなのだ。』

これが封入されたスターターデッキが炎上したので名前だけは知ってる人も多そうですね。
まず目に付くであろう単語「モーフィング」。もう見るからにルー語的なダサさを感じます。モーフィングは画像がうにょーって変形して別モノになるやつですね。よく分からない方はこちらをご覧下さい。

「剣聖王」とは黄金剣の下に貼ってあるドラゴンの事です(こっちはこっちで何やらブシロードに訴訟されそうなワードがあってヤバげですが今回は黄金剣の話なので割愛)が、これが巨大な剣へと上の動画のように変形する…どう考えても違和感が拭えないと思います。「変身」とか「姿を変える」とか違和感なく説明できる表現は幾らでもあると思うんですがね。

もう一つ気になるのは「いや、彼は無敵の聖剣そのものなのだ

いやって何やねん…

モーフィング(変身)したって書いてるんだから剣聖王=黄金剣なのは分かり切ってるじゃん…何を否定してるの……?おそらく「剣聖王こそが伝説の黄金剣だったのだ!」みたいな事を言いたかったんだと思います。じゃあそれでいいのでは…?

ダサいというよりかは日本語がおかしい人みたいになってます。そもそも先述したルー語はギャグとして敢えてダサい表現をしているのであって大真面目にこれが出来上がったらただの不良品です。私は物書きでもライターでもないので「この文法は絶対におかしい!」とまでは言えないのですが。仮に文法として正しいにせよ明らかに変なテキストだと思います…

エントリーナンバー4.アヌビスに似た人

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『いいや。私は地球の神とは何の関係も無いよ。いや、サインとかしないから!』

多分記事のタイトルが目に入った時点で真っ先に思い浮かぶヤツ。問題としては概ねエントリーナンバー1や2と共通していますが、如何せんイラスト流用で話題になってた時にコレが出たのがね…

アヌビスに似た人がいる世界「ウォルナー」は所謂パラレルワールドなので地球の神に類する存在がいても設定上おかしくはないのですが…そもそもウォルナーは中世をモチーフにしているファンタジー世界(だからドラゴンや魔女がキーパーソンとして出てくる)のでそこに古代エジプトの神っぽいナニカがいる時点で違和感がありまくりなんですね。「異世界だからなんでもアリ!」みたいな事を言われそうですがそれはマジカルユニバースでやってくれない?(前述したエドとエブリデイクライムが戦っている世界。基本本筋に絡まず、なんでもアリな世界であえて統一感のないデザインにされている)

そもそもドラゴンがどの勢力にもいたりファンタジー色の強いユニットが他の勢力に平気でいるせいで統一感が感じられません。最早何を言っても「架空の世界だからなんでもアリなんだよ」とか言われそう…

本筋から逸れますが池っち店長って「大人」「子供」でやたらと区別したがりますよね。理由は今までの素行を見れば丸分かりですが統一感のないゴチャゴチャしたデザインと言い不必要に複雑でエラッタやルール改定が頻発するゲームシステムといい、このゲームに触れるだけでも何となく分かってしまうんですよね。
要するに簡単で分かりやすいものを”有り難がる“のが子供、複雑で難しいものを”嗜む“のが大人、という厨二病丸出しの思考…この辺を深掘りし出すとブログ数本は書けそうですし本題と関係ないのでここまでにしておきます。

ここまで書いてて思いましたがアヌビスに似た人の"テキスト"に一切触れてないですね。謝罪。先述した通り問題点が他と被ってるので仕方ないですが(言い訳)。

いよいよ次が最後ですね。私はここで紹介する最後のカードがゲートルーラーの中で最高にダサいFTだと考えています。というか真面目にTCG史上最高のダサさだと思います。














エントリーナンバー5.××××
































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『このルーラーのプレイルール/デッキ構築ルールはQRコードからご参照下さい。』

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