アヴァンギャルドのすゝめ.
初めてnoteを書いてみます.
「何で突然note始めたの?」という質問が
聞こえてきそうですね(笑)
きっかけは知り合いがnoteを使って、
思ったこと、考えたことを発信していたからです.
その人はとにかく時代の流れに逆らって生きる、
今まで私が出会ったことの無い類の人です.
このご時世、若者の参政率の低下、離職率の上昇、晩婚化、そして離婚率の上昇が叫ばれています.
私と同じ世代の若者があまりにもコンサバティブ、
つまり保守的であると感じることが多々あります.
そんなでその知人は、
とても「アヴァンギャルド」で「熱い」人間だったのです.
以前、友人に誘われてあまり興味のない
韓国映画を見に行きました.
1980年代、まだたった30年前の
韓国光州事件の話が題材のジャーナリズム映画です.
その中では当時の韓国の軍事政権に対して、
日夜友人らと学生運動に精を出す、
私と同じ大学生の姿がありました.
大学での勉学を後回しにして
連日軍隊へ石を投げバリケードにぶつかって行く姿.
仲間と熱く国の行く末について語る姿...
私はその映画の大学生に強く心を打たれました.
正に「アヴァンギャルド」へ強い憧憬を感じたのです.
「何てかっこよいのだろう」
「何て情熱的なんだろう」
それ以来、60~70年代の日本における
学生運動にも興味をもち調べるようになりました.
規模や意図は全く異なるけれど、
そういった同世代の若者の「熱い」部分を
私は映画の中の大学生と知人に感じたのだと思います.
保守的な選択ばかりをして
ありきたりな
平凡な
無味乾燥な
徒然なるままな人生を送る.
常に安定と平穏を選択して生きる.
私はそんな風に生きている同世代が多い気がします.
もし、
「あなたは○○高校を受けるけれど落ちてしまって、滑り止めの○○高校に行く.そこでは○○部に入部して○人の仲間と出会って青春時代を送るよ.大学受験は成功して○○大学○○学部に入学できる.アルバイトは○○で働いて、サークルでたくさんの友達が出来て、4年間で○人と付き合って、○○人と夜を過ごすことになる.就活も○○社から内定を貰って.....」
という完膚無きまでにカンペキな未来予想を、
思春期真っ只中の中学生の時に聞いたとしたら
自殺志願者はどれ程増えるのだろうと思います.
「決まった未来を敷かれたレールの上で生きる.」
これは最早コンサバティブな人生の
アルティメット状態だとは思いますが......
革新的な、もっと分かり易く言うのであれば
「ちょっと意外な」選択肢を選んで生きることは
視野と交友関係が拡大し経験値が上昇、
他人とは異なるプレシャスでレアな経験が出来るのではないでしょうか.
10年後の自分が過去をふと回想した時に
「ああ、アヴァンギャルドな選択だったな」
「予想困難だったな」
「「敢えて」を狙って良かったな」
と思える人生でありたいと思います.
私の狭小な見解と極少な経験から
助言するのも大変おこがましいですが、
ここに「アヴァンギャルドのすゝめ」を宣言したく
スマホを握り文章を認めました.