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petit撮影会1周年写真展に出展して

最初に

元々は地元で風景や花火大会などのイベントを中心に撮影をしていまして、某ショッピングモールで展示を年に1-2回していました。結構広いスペースで200平方メートルくらいあり、20人前後で出展していて、一から設営、搬入、搬出をしていました。ただ、東京のクオリティの高い写真展とは違い、ボードにそのままA4の写真を貼ることもありましたし、額装も適当な感じでした。
昨年、私的写真集選手権で出展しましたが、あれは玄光社さんの方で印刷から搬入搬出在廊まで全てやってくれるので(お手伝いもできますが)本格的な出展は今回が初となります。

細かいことまでこちらのnoteに記載していますが、主に自分用まとめとなります。忘れちゃいそうなのでw 次回の出展の際にも参考にしようかなと。

petit撮影会1周年写真展

petit撮影会が1周年写真展をするという話を聞いて、最初に頭に浮かんだのはこの写真でした。昨年の8月下旬、柴又の江戸川河川敷で撮影したコレでした。

鎌倉で撮影した以下の写真もお気に入りなのですが、やはりコレを超える写真がまだ撮れていないなぁと思い

↑ これは #petit撮影会2020ベストフォト でNatsu賞をもらったので、思い出深い写真ですが、これらの写真を超えていかないと出展作品としてはダメだなぁとキャン・ナカムラとしては思いました。

また、モデルさんとしても腕を上げてきているので、より新しい写真の方がいいと思い、4月に写真展への参加を決めてから、締め切り目前の私的写真集選手権の制作をしつつ、出展の構想を練り始めました。

モデルさんの選定に関しては、この時点でpetitのモデルさん5人と撮影させていただいており非常に悩みまして、、、運営さんとも相談しつつ、神楽夏希さんに決定しました。

出展するなら、アクリルフォトでやりたい!というのは前からありました。アクリルフォトは、圧倒的な存在感がありますし。最近だと、たしかJuicyFruits展のしゅりさんが、山中夏歩さんをモデルにしたアクリルフォトが凄かったです。アクリルフォトの前で感動して立ち尽くしました。A1横だったかなぁ。

そして、アクリルフォトだと明るい写真の方が作品が際立つイメージなので、夏っぽい海の写真が撮りたいな〜と思い、5月2日の由比ヶ浜の撮影会を選択。光の入り方としては、太陽の高さは20-30度くらいの斜光で、かたすぎず柔らかい光を使うために、どの部で撮影するか決めました。
太陽の高度は、いつも以下のサイトを使って計算しています。遠征時のスケジュールも、日の出、日の入り、太陽の高度を考えて調整しています。

作品のサイズに関しては、ルデコの出展スペースが横70センチなので、横だとA3までしかできず、タテならA1まで可能なのでタテにしようと決めていました。そうなると、バストアップ一択かなぁと思っていました。

また、写真展の閉会後に家庭の事情()で印刷した作品を持ち帰りすることができず、モデルとしてお願いした神楽夏希さんに作品をお持ち帰りしていただくよう調整しまして、A1は大きすぎてさすがに厳しいということで、A2で制作することに決定しました。

撮影当日について

撮影は14時から3時間くらいだったのですが、11時過ぎには鎌倉駅に到着して、由比ヶ浜まで徒歩で移動。意外に近いのですよね。
前半は古民家、後半が外に出て外で撮ったり海で撮ったり、の予定だったので、恒例のロケハンでした。ついついロケハンをやり過ぎてしまい、いつも撮影前に汗だくになってて申し訳ないなと思っています、、、ちなみにこの日は20,000歩でした。

お店が混む前にご飯食べておこう、ということで寄ったカレー屋さん。美味しかったなぁ、由比ヶ浜の駅前ですね。鎌倉 勝沼亭さん。

朝昼飯を食べた後に、海岸に行ったのですが

いつもだったら「風が痛すぎて砂が強い」とボケたいところですが、もうそれどころでないくらいに風が強かったですね。私も海の近くに住んでいまして、海の撮影もよくしているので、よぉくわかってはいるのですが、いやまぁこの大事な日に人がいないくらい風が強かったのですよ!
海岸に降りた瞬間から、露出している肌に当たる砂が痛い!もう「いーててててててっ!」ってくらい痛いわけです、そりゃ誰も海岸に降りないw
経験者からすると、こういうのって波打ち際は砂が濡れているので、あまり砂が飛んでこないのです。波打ち際までの我慢、、、でも結構遠い!痛い!いたたたた痛い!!

という感じで撮れた写真でした。
神楽夏希さんも、頑張ってくれました。撮影した写真をカメラの液晶モニターで何度も確認して、ポージング、髪型、帽子、強風の中で微妙に調整しながら撮影を繰り返しました。この海岸のシーンだけで200枚撮影しています。

レタッチでは、よく見たら砂が顔にいっぱい付いているのを見つけて、キレイに消しています。私も耳の中まで砂だらけになりましたし、、、そんな中での1枚となりました。アクリルフォトにした写真はこちら。

画像1

キャプションについて

タイトル、サブタイトルはたくさん候補を出しまして、最終的には神楽夏希さんとご相談しながら決定しています。どの写真でいくかを決めてから「ナツい」という表現を思い付きました。一般的には「懐かしい」という意味合いが強いですが「夏い = 暑い」的な意味もあります。
このカタカナのフレーズを締めるために「神楽夏希の休日」と漢字が多めで重い感じの表現をタイトルに持ってきて、キャプションのバランスを取りました。

キャプションの制作に関しては、アクリルフォトに似合うクオリティのものを制作しました。印刷はコイデカメラでマット紙を使いまして、イメージ通りに制作できました。

キャプション

それより搬入時の設置でミスりまして(苦笑
予備がなかったので、暫定対応でごまかしたのですが、さらに運営の方が修正してくれたようです。ありがとうございました!
7/9(金)に再製作したものと差し替えています。

アクリルフォトの制作(発注)について

アクリルフォトを制作するということで、どこに発注していいのかわからず。何社か比較検討して、問い合わせして、一番良さそうだった山ノ手写真さんに依頼しました。
http://www.yamanotephoto.jp/

色校正をして、イメージ通りの色を出してもらいました。アクリルフォトの仕上がりを確認したのは搬入当日だったんですが、すっばらしかったです!

アクリルフォトの裏側に木枠を付けてもらったので、それを釘に引っ掛けるだけなのですが、そこそこの重量があるので落下しないか心配でした。ルデコではスクリューの釘が使えないので、少し太めの釘で設置しました。

在廊について

私、写真展でじっくり見たい派でして、話しかけられるのがあまり好きではないので、作品を見ている方にはこちらからは積極的に話しかけないようにしていました。
そんな中でもお声掛けいただいた皆様、ありがとうございました。本当はいっぱい話したいことがあったのですw

今回の在廊のために、名札を制作しました。キャプションを印刷したマット紙の余白に、データを入れ込んで印刷しました。ただ、着用していると表裏がひっくり返ってしまうので、名札の両面にこの紙を入れておかないとダメだなぁと思いました。次回までに改善しないと。

最後に

自分で渾身の1枚を制作してみて、思い入れや情熱、緻密な構想、撮影計画、モデルさんとのコミュニケーション、イメージ通りの印刷、キャプション作成、会場設営、搬入、搬出。多くの労力がかかっていることが、自分でやってみてよくわかりました。
他の写真展でも、そういった裏側までちゃんと見たいな、出展者さんと会話したいな、と改めて思いました。

こういった機会を用意していただいたpetit撮影会運営の皆さん、ありがとうございました。来年も機会があれば出展しようと思いますし、次の写真展にも活かしていきたいと思います。

そして最後に、モデルを務めていただいた神楽夏希さん。撮影前から色々相談させていただき、良いコミュニケーションが取れて、ナツさんのこの1年間の努力が最大限発揮できて、撮影当日も二人で頑張り、良い作品作りにつながったと思います。ナツさんなしには、この作品を制作できませんでした。本当にありがとうございました。
ナツさん、今後ともよろしくお願いいたします。

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